舛添要一の背後に小沢一郎と中曽根康弘の影、小沢一郎の「前原誠司切り」が始まった

2010年04月23日 19時00分36秒 | 政治
◆舛添要一元厚労相が、「せこい」とか「卑しい」とか批判の的にされている。政党助成金目当てに改革クラブに入りしたと見られているからである。後で党名を「新党改革」に変更するというテクニックを使ったので、そう思われている。舛添代表は、国民人気とは裏腹に、自民党内での支持基盤は、極めて脆弱だった。それは、参院議員に引き上げたのが、小泉純一郎元首相だったからで、親分を失ったはぐれ烏も同然であった。若手議員が舛添代表を慕い、各派閥から40人規模の議員を寄せ集めて勉強会を開催していたものの、資金力が弱く、派閥の領袖にはなり得なかった。結局、改革クラブの政党助成金に吸い寄せられる形で、自民党脱藩に追い込まれたとも言える。
◆しかし、もう一つ、舛添代表の新党づくりの背後には、民主党の小沢一郎幹事長と中曽根康弘元首相の影がチラついている。忘れてはならない。最高顧問に就任した渡辺秀央参院議員は、中曽根元首相が総長を務めた拓殖大学の学生以来、中曽根元首相の秘書を務めて、政界入りした。親分は、いまでも中曽根元首相である。ということは、渡辺最高顧問と手を結び、ノーバッチながら大勲位の中曽根元首相の下で草鞋を脱いだことになっている。しかも、小沢幹事長と中曽根元首相は、「大連立構想」の推進者であり、一説には、「小沢幹事長は、舛添を将来の首相に担ぎ上げることで話しをつけている」とも言われている。
その一方で、小沢幹事長は、参院選後、「前原・枝野派、野田派を切る」と取り沙汰されており、小沢幹事長は、「高速道路料金」をめぐり前原誠司国土交通相にいちゃもんをつけたのは、その前哨戦という見方もある。小沢幹事長の「前原切り」は、すでに始まっているのである。
◆メディアも、国民も同様に、「政治とカネ」をバカの一つ覚えのように問題視し続けている一方で、いざ舛添代表が、新党づくりに乗り出そうとしても、カンパして助けようともしない。それでいて、「舛添さんには、カネない」と小バカにする。新党づくりには、少なくとも10億円が必要であるというのが相場と見られているので、鳩山由紀夫首相が新党さきがけや民主党結党時に母親から資金提供を受けていたのではないかと、薄々感じていなが、勝場啓二元秘書が架空名義を政治資金収支報告書に記載していたことがバレるまでは、だれも新党さきがけや民主党結党時の資金元について、問題視したことはなかった。
政治には、軍資金が必要なのである。しかし、あればあるで嫉妬に塗れた目で追及し、なければないで小バカにする。メディアも、国民も、本当にどうしようもない。こうなると、政治資金調達を自由して、企業献金であれ団体献金であれ、どんどん集められるようにした方がよい。
◆ただ、新党改革は、わずか6人の毛じらみのような新党である。舛添代表を除き、最高顧問に就任した渡辺秀央参院議員ら5人は、次期参院選の改選組である。だが、非改選組の舛添代表が比例区の名簿に登載されないので、当選者を1人出せるかどうかは疑問であり、選挙結果によっては、舛添代表1人ということになりかねない。それでも、舛添代表を失った自民党の打撃は、計り知れない。

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ラジオ出演のお知らせ  (bayfm78.0 4月26日AM7:25頃)

2010年04月23日 17時44分34秒 | お知らせ
来週4月月26日月曜日、千葉FMラジオ局ベイエフエムの朝の番組「POWER BAY MORNING」(5:00~8:51)に出演いたします。
お時間は、AM7:25頃から。

乱立する新党について、それぞれズバリ解説させていただきます。
そして「今日の注目記事」もお話しいたします。

板垣英憲マスコミ事務所

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