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安倍政権は、あまりにも「暗い政権」であり、かつ「偽装政権」であり、国民の期待を裏切っている

2006年11月17日 15時22分23秒 | 政治
安倍政権が誕生して1か月と22日が経過した。だが、世の中の雰囲気は、重苦しい。その理由を考えてみると、「安倍政権の暗さ」が相当影響しているように感じられてならない。意外だったのは、安倍首相自身の暗さである。北朝鮮問題、とくに拉致されている日本人被害者の救出に一番熱心なのは、高く評価もし、期待もしているのだが、時代を逆行させるような政治姿勢が、暗さの元凶となっている。祖父・岸信介元首相、大叔父の佐藤栄作元首相の暗さをそっくりそのまま引き継いでいることが、次第に判明してきている。
 ①とりわけ「本音」を隠して「偽装」しているかに見える政治的態度もいただけない。「君子は豹変する」ものだとはいうものの、「靖国神社参拝問題」を曖昧にし、教育基本法改正案に「愛国心」と明記すべきところを「国を愛する態度」と書き、「愛国度」と奇妙な言葉を生み出そうとしている。
②9月29日の所信表明演説では、すでに日本では、復活不可能と思われている「日本型の社会保障制度」の構築を公約している。2世代、3世代が同居して寝たきりの高齢者の介護ができるような社会ではないのは、国民の多くが実感している。こんな絵空事のような政策を掲げること自体、国家最高指導者としての資質が疑われる。経済政策面でも、「新成長論」を示しているようで、その実、具体的な中味は、ゼロと言っても過言ではない。
③「耐震偽装事件」ですっかり「偽装」という言葉が、国民の間に定着したけれど、「安倍政権」は、「偽装政権」と断じてもよい。
安倍首相自身が、「愛国度」で「愛国心」を偽装したのでは、子どもたちが、「仮面」をかぶり、「良い子」「ぶりっ子」を偽装したとしても、だれも咎められないだろう。こんなことを続けていては、安倍政権の国民の支持率は、下がる一方だろうし、来年7月の参議院議員選挙に自民党が勝てるはずもないだろう。
 ④ちなみに、安倍政権の暗さを深めているのは、塩崎官房長官であり、下村官房副長官であり、核武装論で国民から顰蹙を買っている麻生太郎外相であり、最悪なのは、「ブラック・イメージ」の中川秀直幹事長である。これでは、上向き傾向にある日本経済は、失速することは間違いない。
コメント (1)
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