一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

3034  道をしへ仙厳園の観音岩  周 翠風

2024年01月28日 | 多留男会合同句集「天岩戸」

(みちおしえ せんがんえんの かんのんいわ) 

この句は、2013年10月に初めて九州を旅した時の句です。

 太宰府天満宮で俳句と短歌と出逢いました。私に小さな詩の芽が出てきました。熊本城地震後復興のために「雲に乗って」の写真を応募して入選したので、写真展を見にいきました。

 阿蘇草千里が浜から阿蘇山の火口まで歩いて、帰りはヘリコプターに乗り、空から火口を俯瞰して、心臓がドキドキしました。

 手形で黒川温泉へ入り放題でした。町の黒い雰囲気に魅力されました。高千穂峡はまるで緑の宝石箱でした。指宿、砂温泉に入って、撮った写真は何年後に入選しました。

 そして最後は、鹿児島藩島津別邸の仙厳園でした。とても綺麗な虫が、石階段で私の前に導いてくれて、曲がって待ってくれました。私が写真を撮っていると、滝の前で止まってくれました。突然虫がいなくなりました。観音岩がありました。二十分間も私に付き合ってくました。

 後で調べて見るとそれは、ハンミョウ(斑猫)という虫でした。別名「道おしえ」と呼ばれていることが分かりました。

(合同句集「天岩戸」より 周翠風記)


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