土木のしごと - (有)礒部組現場情報

地域のためにはたらき、ふつうの暮らしを支える人たち。(有)礒部組とその仲間たちのたのしくゆかいな面々。日々是土木。

バール(のようなもの)

2023年03月01日 | 奈半利川河川災害復旧工事

 

天端コンクリート施工中の奈半利川河川災害復旧工事。

現場をおとずれたわたしの目の前を

なにやら訳ありげに通りすぎていく人がいます。

 

 

 

 

 

あきらかにコッチを意識してるな

と思ってじっと見てみると

 

 

 

 

 

 

 

あ、気がついた?

とわざとらしい表情をしてコチラを見ます。

その腰にあるのは・・・

 

 

 

 

 

 

バールのようなもの。

 

そこで思い出したのが立川志の輔の名作落語。

その名も「バールのようなもの」です。

 

******

【あらすじ】

(『gassanのブログ』より)

 

気になった事を御隠居によく質問するはっつぁん。

今日も御隠居にいろいろ聞き、あれはこうそれはそうだと話していました。

 

「なるほどねぇ。さすが物知りだなぁ。

あとこの前ニュースでね…

○△区の宝石店に泥棒が侵入し、バールのようなもので店のシャッターをこじ開け、犯人は車で逃走しました

…って。あれわかりませんよねぇ」

 

「いや、そりゃ犯人まではわからないぞ」

 

「それわかるなら警察行ってください…。

違いますよ!『バールのようなもの』ってのがわからないの!」

 

「バールぐらいオマエも大工なんだから知ってるだろうよ」

 

「いや、それはバールでしょ?バールのようなものってのがわからないんですよ。」

 

「あ、なるほど。そりゃ誰も見てないわけだから、ようなものが付いてるんだ。

泥棒には違いないし、車で逃走したのも間違いないけど、バールかどうかはわからないからな」

 

「なるほどねぇ。

いや〜自分の道具箱の中にバールがあるから検問とかで警察に疑われそうで心配してたんです」

 

「なんだ。そんなこと心配してたのか?

オマエは疑われないよ。バールなんだから」

 

「えぇ…?いや、バールだから疑われるんでしょ」

 

「なんで?バールのようなものって言ってんだからバールじゃないじゃん」

 

バールのようなって言ったらバールでしょ!?」

 

「いやいや、バールじゃないからバールのようなものって言ってるんじゃないか!」

 

「いやいや、バールのようなものはバールでしょ⁉️」

 

「オマエ『これ肉のような味がしますね!』って言ったら肉かい⁉️」

 

「肉のような…肉…とは言いません…けど、バールのようなものはバールでしょ‼️」

 

「しつこいねぇ…。

じゃ『女のような』と言っても女じゃないだろ?

『ハワイのような』と言ってもハワイじゃないし『夢のような』言ったら夢じゃないだろ?」

 

「…あれ、ホントだ…。確かにそうですね。

じゃあ大丈夫なんだ!よかった〜」

 

(続きは志の輔の落語本編をどうぞ)

******

 

あらためて腰のモノを見てみると

 

 

 

 

 

「バールのようなもの」

ではなく

明らかに

バール。

 

ってオマエ

そんなもん引きずってちゃぁ仕事になんないでしょ!

 

以上

バールのようなもの

じゃなく

バールを引きずるおじさん。

 

 

 

 

おあとがよろしいようで\(^o^)/

 

(みやうち)

 

 

 

 

 

 

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