尤 ユウ・とが・とがめる・もっとも 尢部おうにょう


[出典]李学勤主编;赵平安副主编·字源[M]:天津古籍出版社;辽宁人民出版社,2013.07
解字 甲骨文・金文は、又(て)の一端に、一線を引いて指が切れて傷を負うこと。とが・災いの意。篆文から形が変わり、現代字は犬に似た形の尤ユウになったが、犬との関連はない。また、優ユウ(すぐれる)に通じ、すぐれる意となる。
意味 (1)とが(尤)。あやまち。災い。失敗。「尤悔ユウカイ」(あやまちと後悔)「尤隙ユウゲキ」(あやまちで生じた隙間。仲たがい) (2)とがめる(尤める)。失敗を責める。「尤人ユウジン」(人をとがめる) (3)めだってすぐれる。「尤物ユウブツ」(すぐれたもの)「尤最ユウサイ」(もっともすぐれる) (4)もっとも(尤)。①道理にかなう。②そうではあるが。
イメージ 「わざわい」(尤・肬・疣)
音の変化 ユウ:尤・肬・疣
わざわい
肬 ユウ・いぼ 月部にく
解字 「月(からだ)+尤(わざわい)」の会意形声。身体の表面に生じた災いの意で、皮膚にできるイボをいう。
意味 いぼ(肬)。(=疣)。皮膚にできる固い小さな突起物。物の表面の突起。「肬贅ユウゼイ」(いぼとこぶ)「肬蛙いぼがえる」(身体の表面に肬のような突起が多数ある蛙)
疣 ユウ・いぼ 疒部
解字 「疒(症状)+尤(わざわい)」の会意形声。身体の表面に生じる、ちょっとした災いの症状。
意味 いぼ(疣)。(=肬)。皮膚にできる固い小さな突起物。「疣贅ユウゼイ」(いぼとこぶ)
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。


[出典]李学勤主编;赵平安副主编·字源[M]:天津古籍出版社;辽宁人民出版社,2013.07
解字 甲骨文・金文は、又(て)の一端に、一線を引いて指が切れて傷を負うこと。とが・災いの意。篆文から形が変わり、現代字は犬に似た形の尤ユウになったが、犬との関連はない。また、優ユウ(すぐれる)に通じ、すぐれる意となる。
意味 (1)とが(尤)。あやまち。災い。失敗。「尤悔ユウカイ」(あやまちと後悔)「尤隙ユウゲキ」(あやまちで生じた隙間。仲たがい) (2)とがめる(尤める)。失敗を責める。「尤人ユウジン」(人をとがめる) (3)めだってすぐれる。「尤物ユウブツ」(すぐれたもの)「尤最ユウサイ」(もっともすぐれる) (4)もっとも(尤)。①道理にかなう。②そうではあるが。
イメージ 「わざわい」(尤・肬・疣)
音の変化 ユウ:尤・肬・疣
わざわい
肬 ユウ・いぼ 月部にく
解字 「月(からだ)+尤(わざわい)」の会意形声。身体の表面に生じた災いの意で、皮膚にできるイボをいう。
意味 いぼ(肬)。(=疣)。皮膚にできる固い小さな突起物。物の表面の突起。「肬贅ユウゼイ」(いぼとこぶ)「肬蛙いぼがえる」(身体の表面に肬のような突起が多数ある蛙)
疣 ユウ・いぼ 疒部
解字 「疒(症状)+尤(わざわい)」の会意形声。身体の表面に生じる、ちょっとした災いの症状。
意味 いぼ(疣)。(=肬)。皮膚にできる固い小さな突起物。「疣贅ユウゼイ」(いぼとこぶ)
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。