いよいよ最終回ですね
勘助の進言した「啄木鳥の戦法」が実行に
移されました。
「啄木鳥の戦法」は表面的には失敗だった
のかも知れませんが、膠着状態の両軍を動
かしたと言う意味では、満更失敗とは言え
ないのです。
何せ、人数の上では武田軍が有利なのは間
違いないのですから
上杉軍にはすっかり見破られていましたが、
見破った上杉軍も背後に控える武田軍の別
働隊が到着するまでの間に勝敗を決しなけ
ればならかったのです。
両軍共、時間と戦っていた訳ですね
その時間との戦いを上杉軍の中でただ一人
重く受け止めていたのが宇佐美でした。
両軍にとってこれ以上の殺し合いは無意味
だったのです。
勘助に撤退を進言した宇佐美でしたが、勘
助には聞き入れる余裕が無くなっていましたね
それどころか、宇佐美に切り込んで行くとは…
『一国を滅ぼしてまで何故戦うのか?』と宇佐美。
『生きる為、我が思うお人の為』と勘助。
勘助の我が思う人とは誰なのでしょうか??
僕にはどうも信玄だとは思えないのです??
自分のたてた策の失敗を一心に背負い、
一命を掛けて償おうとしたのでしょうか??
もう軍師・山本勘助ではなく、一兵卒に
戻った感があります。
常に冷静さを求められる軍師には向いて
いなかったのかも知れませんね
今回の大河ドラマの勘助は、ミツといい
由布姫といい、どうも女性に対する愛情
が強過ぎる様な気がします。
宇佐美と比べると大局観がありません。
恋愛小説・風林火山と云ったところでし
ょうか(云い過ぎかも?)
『鞭声粛々夜河を過る暁に見る千兵の大牙を擁
するを遺恨十年一剣を磨き流星光底長蛇を逸す』
頼山陽作の『川中島』の一説です。
あまりにも有名ですよね
信玄・謙信の一騎打ちの絵に、江戸時代後期の
儒学者であり詩人でもある頼山陽が詩を付けた
と言われているのです
この詩の意味は大体こう云う感じです。
上杉軍は夜陰に紛れ、馬に当てる鞭の音もさせ
ず川を渡ります。
武田軍では、霧が晴れ夜明けをむかえると、大
将旗を擁した上杉の大軍が迫っているのを発見
します。
驚きと共に、不意を衝かれ大混乱に陥る武田軍。
十年間の恨みを晴らす為、剣を研ぎ磨いてきた
謙信は、信玄に切りつけたのです。
信玄は刀を抜く間もなく、軍配で防ぎます。
信玄は間一髪で危機を脱します。
謙信は又しても、宿敵信玄を撃ち漏らしてしま
いました。
と、大体この様な感じでしょうか??
この漢詩のサブタイトルは『不識庵機山を撃つ
の図に題す』と言うのですが、不識庵は謙信で
機山は信玄の法名なのです。
この短い漢詩の中に、妻女山から下った上杉軍
が武田軍と戦い、信玄と謙信の一騎打ちの様迄
見事に表現していると思いませんか??
川中島の戦いから200年位経っているのに、リア
ルタイムで見ている様な詩が書けるのですから、
頼山陽はやっぱり天才なのです
個人的には、信玄・謙信の一騎打ちは考えられ
ないと思っていますが、もし似た様な事があった
とすれば、何ともロマンをかきたてられてしまいます
歴史好きの性でしょうかね
歴史に「もしも」は無いと云いますが、「もしも」
を想像するのが歴史の面白さだと思っている僕なのです
勘助の進言した「啄木鳥の戦法」が実行に
移されました。
「啄木鳥の戦法」は表面的には失敗だった
のかも知れませんが、膠着状態の両軍を動
かしたと言う意味では、満更失敗とは言え
ないのです。
何せ、人数の上では武田軍が有利なのは間
違いないのですから
上杉軍にはすっかり見破られていましたが、
見破った上杉軍も背後に控える武田軍の別
働隊が到着するまでの間に勝敗を決しなけ
ればならかったのです。
両軍共、時間と戦っていた訳ですね
その時間との戦いを上杉軍の中でただ一人
重く受け止めていたのが宇佐美でした。
両軍にとってこれ以上の殺し合いは無意味
だったのです。
勘助に撤退を進言した宇佐美でしたが、勘
助には聞き入れる余裕が無くなっていましたね
それどころか、宇佐美に切り込んで行くとは…
『一国を滅ぼしてまで何故戦うのか?』と宇佐美。
『生きる為、我が思うお人の為』と勘助。
勘助の我が思う人とは誰なのでしょうか??
僕にはどうも信玄だとは思えないのです??
自分のたてた策の失敗を一心に背負い、
一命を掛けて償おうとしたのでしょうか??
もう軍師・山本勘助ではなく、一兵卒に
戻った感があります。
常に冷静さを求められる軍師には向いて
いなかったのかも知れませんね
今回の大河ドラマの勘助は、ミツといい
由布姫といい、どうも女性に対する愛情
が強過ぎる様な気がします。
宇佐美と比べると大局観がありません。
恋愛小説・風林火山と云ったところでし
ょうか(云い過ぎかも?)
『鞭声粛々夜河を過る暁に見る千兵の大牙を擁
するを遺恨十年一剣を磨き流星光底長蛇を逸す』
頼山陽作の『川中島』の一説です。
あまりにも有名ですよね
信玄・謙信の一騎打ちの絵に、江戸時代後期の
儒学者であり詩人でもある頼山陽が詩を付けた
と言われているのです
この詩の意味は大体こう云う感じです。
上杉軍は夜陰に紛れ、馬に当てる鞭の音もさせ
ず川を渡ります。
武田軍では、霧が晴れ夜明けをむかえると、大
将旗を擁した上杉の大軍が迫っているのを発見
します。
驚きと共に、不意を衝かれ大混乱に陥る武田軍。
十年間の恨みを晴らす為、剣を研ぎ磨いてきた
謙信は、信玄に切りつけたのです。
信玄は刀を抜く間もなく、軍配で防ぎます。
信玄は間一髪で危機を脱します。
謙信は又しても、宿敵信玄を撃ち漏らしてしま
いました。
と、大体この様な感じでしょうか??
この漢詩のサブタイトルは『不識庵機山を撃つ
の図に題す』と言うのですが、不識庵は謙信で
機山は信玄の法名なのです。
この短い漢詩の中に、妻女山から下った上杉軍
が武田軍と戦い、信玄と謙信の一騎打ちの様迄
見事に表現していると思いませんか??
川中島の戦いから200年位経っているのに、リア
ルタイムで見ている様な詩が書けるのですから、
頼山陽はやっぱり天才なのです
個人的には、信玄・謙信の一騎打ちは考えられ
ないと思っていますが、もし似た様な事があった
とすれば、何ともロマンをかきたてられてしまいます
歴史好きの性でしょうかね
歴史に「もしも」は無いと云いますが、「もしも」
を想像するのが歴史の面白さだと思っている僕なのです
こちらこそありがとうございました。
自分自身、初めての大河ブログでしたが
何とか一年続ける事が出来ました。
良い経験だったと思っています。
来年の篤姫は幕末の話なので、少し
躊躇しています。
一応、書くつもりでいますが…
とうとう終わってしまいましたね~。
信玄と政虎の一騎打ちが見られて良かったです。
振り下ろした剣を軍配で受けるとは、信玄もなかなかやりますよね!
大河の感想を書き始めて3年になりますが、来年もやろうかな~と思っています。
機会がありましたらまたよろしくお願いいたします。
ございます。
何気なく始めたブログが一年続くとは…
自分が一番驚いています!!
arazaranさんは何年続けていらっしゃる
のでしょうか??
ありません。
どうしようか考えているところです。
最終回の風林火山で一番印象に
残ったのは僕も村上義清でした(笑)
場違いな感じですよね。
個人的には一年続くとは思いません
でしたが、良い経験だったと思っています。
百倍楽しい大河ドラマでした。
とうとう最終回を迎えてしまいましたね。いつもこちらでは時代背景の詳しいことが書いてあるので勉強になりました。
私も歴史のもしもは大好きです☆
次は篤姫ですね。幕末はあまり…なので第一回を見てどうするか決めようと思っています。あ、もちろんこちらのサイトにはおじゃましたいと思います。がんばってください☆
それでは
PS.眼鏡職人さんなんですね。眼鏡好きな私にとっては有り難い職業です(笑)
書いている様ですが、どうも怪しいのです。
個人的には有り得ない話だと思っています。
これだけの大きな戦で、大将が一騎打ち
なんて有り得ません。
話としては面白いと思いますが。
私は不勉強で川中島の戦いの内容もよく知らなかったのでお恥ずかしいのですが、信玄と謙信の一騎打ちってあったのですねー。
しかも単身武田の本陣まで攻め入るなんでまるで神がかりに思えますが。。
勘助に関しては、すべて分かったうえでのお屋形さま命で、あえて自らの命を投げ打ったように思えるのですが。。
色々考えていくと興味はつきないですねー。
一所懸命とも言ったみたいです。
自分の領地を命懸けで守ると言う
事らしいのですが…
生きるだけでも大変な時代だったので
しょうね??
一体、その当時は、どんな感じだったのかって思いますよね
命を懸けての戦いが多いので、今の世の中とはかなり違いますけど、
生きていくのは大変だったんでしょうね