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函館 Glass Life

函館市田家町で眼鏡店「サポートGlass」を営む店主の趣味と感じたことの
日記です。

窮乏していた武田軍!!

2009-03-30 | 歴史
兵糧の確保は出来たものの相変わらず膠着状態が続いて
いますね
北条と武田の同盟により武田軍が迫って来ているのです。
もとより景虎の実家・北条も動き出すのですから景勝軍
は四面楚歌状態ですね
追い詰められた兼続、秘策はあるのでしょうか

兼続の考えた秘策、それは敵である武田軍の調略だった
のです
何気なく言った与七の一言がヒントに…

それも自ら武田軍の陣に潜入すると云うのですから無謀
この上ありません
長年敵対してきた武田との和睦に殆どが反対するなか、
景勝を説得にかかります。
渋々承知した景勝と重臣達、苦渋の選択でしたね

土地と金、馬に人参をぶら下げられた武田ですが、上手
く食いついてくるのでしょうか??

武田は長篠の戦での敗戦以来、戦続きのため台所は火の車
喉から手が出るほどお金が欲しかったのです
武田にすれば渡りに船だった訳ですね。

上杉の金を押さえた景勝軍、戦続きで窮乏している武田軍。
後は同盟国・北条に対する体裁さえ整えればよかった訳で
す。

『敵を知り己を知れば百戦危うからず』、孫子の兵法を実
戦したのは兼続の方だったのです。
さぞかし信玄は草葉の陰で嘆いている事でしょうね

3万の武田軍に潜入した兼続、運良く武田の重臣・高坂弾正
に面会する事が出来ました
川中島の戦いから20数年、流石の高坂も年老いた感じです
最後のご奉公としてこの同盟を纏めると兼続に確約するの
です
今回のドラマで一番のハイライトシーンでしたね。
高坂の迫真の演技に脱帽です!!

ところで
上杉家では謙信の頃から鉱山開発をしていたのですが、景勝
の代になると更に多くの鉱山開発を推し進めるのです。
兼続が藩財政も握っていたのですから、鉱山開発の責任者は
おそらく兼続だったのでしょうね

豊臣秀吉が天下をとってから全国の金山・銀山を直轄地とし
たのですが、上杉領内だけは別だった様です
秀吉自ら代官を置かず兼続に惣代官を任せたと云うのです
何故でしょうか??
全国から集められた金のうち半数以上が上杉産だった事もあ
ったらしいのです
兼続に対する信頼度もあったのでしょうが、これだけの金を
献上してくれるのですから態々代官を置く必要がなかったの
でしょうね
しかし
流石の秀吉も指を銜えて見ているだけではなかったのです。
多数の鉱山を抱える上杉を会津へ転封してしまうのです
転んでもただでは起きない秀吉らしいですね

何れにしてもこの大量の金・銀が上杉の経済を担っていた事
は間違いありません
この金があったからこそ武田との同盟も成就したと云えるの
かも知れませんね



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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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こんにちはです (ikasama4)
2009-03-30 12:43:01
この作品の高坂の口から
「摩利支天」が聞けるとは思いませんでした(笑)

そういえば武田は
勝頼の頃から金山からの金の収入が減ってきたとも言われています。

そう考えると資源頼みの武田としては
かなり台所は逼迫していたんでしょう。
返信する
ikasama4さん (iseッチ)
2009-03-30 13:06:58
こんにちは!!
僕も『摩利支天に誓って』と云った
高坂の言葉を聞いてびっくり!!
脚本家も風林火山を見ていたのでしょうか??

つまるところ、お金がないと戦は出来ない
と云う事でしょうね。


返信する
Unknown (Aki_1031)
2009-04-01 13:31:50
うーん…今回を見る限り、
景勝公は自身では何も策を考えない、
単なる兼続のイエスマンに成り下がっているようにしか思えません。
その兼続の策も与七の寝言から…って、
どんだけ戦略を持っていないんだ!という(苦笑)。
高坂弾正の存在感だけが唯一の救いでした。
返信する
Akiさんこんにちは!! (iseッチ)
2009-04-01 13:45:53
洞窟でうろたえてる景勝を見ると
情けないものを感じますね。
もし兼続が死んだら本当に後追い
自殺しかねませんね(笑)
吉江と高坂の演技だけが光ってい
た様に思うのですが…

話は飛びますが、広田弘毅の英文
中々過激でしたね。
実は、僕も同感です。
日本語では中々書けませんよね。
これからも辛口のコメント期待し
ています。


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