函館 Glass Life

函館市田家町で眼鏡店「サポートGlass」を営む店主の趣味と感じたことの
日記です。

大獄の始まり!!

2008-07-28 | 歴史
天璋院となった篤姫
亡き家定の意思を継いで家茂の後見となる事に生きがいを
見出そうとするのです。
しかし、大老の井伊直弼がそれを見過ごす筈がありません
それどころか、一橋派を次々と弾圧し始めるのです。
世に言う「安政の大獄」の始まりですね
幕府の頭越しに朝廷から水戸藩へ攘夷の勅譲が出るとは、
直弼が激怒するのも当たり前なのです
異人嫌いの孝明天皇の指図なのか??武士どおしを争わせ
漁夫の利を得ようとする公家たちの陰謀なのか??
火に油を注ぐとはこの事ですね。
直弼の怒りも頂点に達するのです
何れにしても、自分たちに火の粉が降りかかるともとも知
らず何とあさはかな事をしてしまったのでしょうか
西郷もこの大獄の餌食となってしまいましたね。
薩摩に逃れた西郷と月照、既に藩の実権を掌握していた斉
興に捕らえられてしまうのです
藩主だった頃の斉興とはもはや別人になってしまったので
す。
反斉彬に凝り固まった感がありますね。
奄美大島に遠島になった西郷ですが、結果的に良い休養に
なったのかも知れません。
もし遠島にならなければ大獄の犠牲になったかも知れませ

いや、間違いなく犠牲になった筈です。
そう云う意味では斉興に感謝ですね

余談ですが僧月照の弟もお坊さんなのですが名前が意味深
なのです。
「信海」と云うのです
月照の最後を暗示している様な名前だと思いませんか??
自分が信ずるところを枉げず海に沈んでいった月照。
何とも云い得て妙な感じがするのです。
少しこじ付けが過ぎますかね

それにしても斉彬は何と酷な遺言をしたのでしょうか??
久光に次期藩主を譲っていたのなら、もう少し違っていた
かも知れません。
斉興の専横もあそこまで酷くはなかったのではないかと思
うのですが…

遂に幾島が篤姫に辞表を出しましたね。
目的を失った幾島にとって生きる意味がなくなったのでし
ょうか??
家茂と云う家族が出来た天璋院と違い、生き甲斐を見つけ
出す事が出来なかったのでしょうね
史実的には病気の為に引退した様ですが…




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 函館記念(GⅢ)!! | トップ | コハダの握り!! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

歴史」カテゴリの最新記事