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80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

103系モハユニットの製作(4)

2016-12-11 16:06:33 | 中央東線周辺
こんにちは。モハ103用電動車ユニットの床高さの調整と、TNカプラーの折り付けを行いました。


車体のアングル取り付け位置を確定するにあたり、念のため天賞堂製のクハ103の床下寸法(レール面から車体裾まで)を測ってみたところ、腰高の103系として13mmは欲しいところ12.5mmしかありませんでした。これとお揃いにするためにはスケールより低く作る必要があります。




一方、エンドウの電動車ユニットの「床上面高さ」を測ると14.5mmくらいだったので、ここから3mm下がった位置が車体裾になると考えると11.5mmにしかなりません。φ11.5mm車輪付で腰高かと思われたのは目の錯覚で、こちらは天賞堂製よりもさらに低いことがわかりました。モハ102を作るときにボルスターをわざわざ低いものに代えて車高を落としましたが、元のままでよかったことになります。

車高を調整するだけならアングルの取り付け高さを変えるだけでOKですが、床下機器がアングル高さ3mmを前提に嵩上げされているため、できれば車高そのものを上げて調整する方がベターです。ジャンクボックスを漁ってみるとt0.8~1.0mmくらいの絶縁ワッシャが2枚出てきたので、これをMPボルスター用の芯皿と床板の間に挿入しました。モハ102の方はまだ作業していませんが、ワッシャを入れるのではなく、元の腰高のボルスターに戻すようにしたいと思います。




次にクハと連結する側にTNカプラーを取り付けます。ご存じのとおりTNカプラーはその躯体の大きさゆえMPギヤとの相性は良くなく、よほどオーバーハングが長い車両でなければ取り付けることができません。今回も一応あてがってみましたが同じでした(あたりまえ)。。ちなみにカプラーは左右の取り付け部の高さを半分くらいにカットしています。




MPギヤボックスの方はさすがに削れないので(多少ナメたとしても1mm未満でしょう)、カプラーのお尻をばっさりとカットしました。このままでは復元バネが機能しなくなるので、ご覧のようにφ0.5洋白線で富士山型のフックを作り引っ張ることにしました。




床板への取り付けは2ヶ所ある穴を使い、内側に段付ワッシャ2枚を重ねてスぺーサーとしたうえでM2ネジで固定しました。一見、MPギヤとの干渉は回避できたかのように見えますが・・・




復元バネとギヤボックスがちょうど接触する位置にきており、台車の左右動には影響ありませんが、上下動には対応できない状態です。また、床板は塗装されているので現状では問題ありませんが、時間とともに塗装が剥がれてくればショートの可能性もあります。




ここからは脳内シミュレーションですが、この四角い穴と丸い穴の間をカットして復元バネを斜めに引き上げ、写真のように線材でフックを作って固定してやれば干渉問題は解決するのではないかと思います。モハ102ではそのような方法を試してみたいと思います。




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103系モハユニットの製作(3)

2016-12-10 23:06:44 | 中央東線周辺
こんばんは。引き続き103系を作っています。

車体関係は窓抜きがすべて終わり、サフを吹いて軽く研磨しました。




今回は天賞堂製品に合わせて室内も作ることにしたため、いつもとは少し違う構造になっています。すなわち、椅子(ロングシート)を取り付ける必要から3×3mmヒノキの補強材は使わず、真鍮アングルで補強することにしました。ドアはエコーの真鍮製パーツを裏返しにして使います。この写真はまだ位置決めのシミュレーション段階ですが、強度確保のため、ドアとアングルは半田付けしてしまうのもアリかなと思っています。




モハ102の床板はt1.0mm真鍮板としました。カツミの床下機器が金属床板を前提としたユニット式になっているためです。モーター車に対応のため、ディティールがレリーフ状で彫りが浅いのがちょっと残念なところ。台車は手持ちの日光のDT33です。カプラーは、ユニット間はエンドウのドローバーとしてすでに取り付け済み、クハ側は天賞堂製品に合わせてTNカプラーとしますが、取り付け方法を検討中なのでまだ取り付けていません。




センターピンは日光の金属床用を使いましたが、そのまま取り付けたところ1mmほど腰高になってしまったので、ボルスターを高さの低いものに交換したところピタリと合いました。ただし日光純正のものがなかったので、たまたまストックがあった背丈の低いMPボルスターを転用し、センターピン穴をφ2.8mmドリルで拡大して交換しました。最近のボルスターは、寸法的に日光製品とエンドウ/カツミ製品の互換性があるので助かります。




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103系モハユニットの製作(2)

2016-12-08 01:26:10 | 中央東線周辺
こんばんは。12月も1週間が過ぎ、まちなかはクリスマス一色になってきました。

こちらは東京・表参道。恒例のイルミネーションも点灯し一段と華やかさが増しています。今日はこちらにあるIMONさんでパーツの買い足しをしてきました。




左端はカツミのプラ製ロングシート。天賞堂のクハに合わせるためには室内もそれなりのグレードに仕上げなければなりません。吊革も必要なのですが今日は買い忘れました。その右はエコーの両開きドア、KSのグローブベンチ、同じくKSのキャンバス止め、そして右端がTOMIXのAU75B集中クーラーです。さらに、右下に並べてあるのはカツミのモハ102冷房用床下機器です。カタツムリのような大容量MGは目立つので必須ですね。




そしてこちらは自分で注文した、ひと足早いクリスマスプレゼントです。おととい注文した『電動車ユニットH』が予定日よりも早く到着しました。試験走行させてませんが外観的には問題なさそうです。買ったけど使わなくなったとかで誰かが放出したのかも知れません。床下機器まで付いているので助かりました。




肝心の車体の方はというと・・・

さすが、ザ・ニッポンの通勤電車。抜いても抜いても窓が減りません。
いや、103系に罪はないですね。単にこちらのモチベーションの問題。昔はこのくらいひと晩で抜いちゃったんだけどなぁ。。(^^;




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103系モハユニットの製作(1)

2016-12-07 00:37:26 | 中央東線周辺
こんばんは。五日市線用の103系中間車モハユニットを作り始めました。

ネットに上がっていた編成記録を参考にさせていただき、モハ103-158+モハ102-291を高運ATCのクハで挟んだ編成とすることにしました。原形0番台のAU75冷改車で、南シナ時代に改造された直後のきれいな写真がこちらのサイトに収蔵されています。




車体図面は小田急2600形のデータを少しいじって103系化しました。2600形はペーパールーフですが、今回は屋根板を使うことにしたので側板だけ4枚分を作って出力しました。紙はいさみやのt0.3で、屋根を曲げる必要がないため紙の目の方向を天地方向にとり、目盛りの印刷されていない裏側にプリントしています。




屋根板はストック品で、いつどこで買ったのか忘れましたが、一応“東海型ではない新型電車用”(すなわち101、103系用)だったと思います。にしては厚みがあるので確認したところ6mmもありました。




103系などは、旧型国電とまではいかなくとも屋根が比較的深いイメージがあったので、買った当初はまったく疑問に思わなかったのですが、こうして比較してみるとずいぶん厚いのがわかります。スケールでは約4.5mmなので1.5mmも厚いことになります。仕方がないので、あまりやらない方法ですが雨樋の下側に側板と屋根板の継ぎ目が来るように側板の高さを決めました。




ここしばらく模型製作から遠ざかっていたので、リハビリのつもりでゆっくりと窓抜きをしています。




必要なパーツは、わが家のパーツ・タワー(10段ラックのことです)を一巡したらだいたい揃いました。どんだけ使うあてのないパーツを抱え込んでるんだって話ですよね(^^;




動力まわりはMPギヤなど、手持ちのバラパーツを組み合わせて仕立てるつもりでしたが、なんとネット通販でエンドウの「電動車ユニットH(モハ103用床下器具付)」が10K円で出品されていたので即買いしました。中古品業者の出品ながら、写真や解説を見ると、どうやらモノは2013年製の新品のデッドストック品のようです。気長に待つつもりでいたら明日には到着するとの連絡。さすが大手ア○ゾンに出品してるだけあって対応は良好なようです。なお、モハ102の床下機器はカツミ製品を購入する予定です。




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天プラ、どう食す

2016-12-04 15:29:44 | 中央東線周辺
こんにちは。しばらく更新が滞りすみません。年末に向けてまだ仕事のヤマはいくつもあるのですが、ひとまず時間ができたので再開したいと思います。


先日、天賞堂のプラ製103系(オレンジ)がやってきました。一連のO氏の形見のひとつで、電機を供出する代わりに他所より再譲渡を受けたものです。全然等価交換になってませんが。。。
10連とばかり思っていたところ12両あるとのこと。ハテナと思いましたが箱を見て納得しました。低運と高運ATCの4両基本セットが各1セット、これにモハ103+モハ102の増結Tセットとバラのサハ103が2両という陣容でした。なるほど、これなら先頭車を差し替えて遊ぶ楽しみがあるわけですね。




さて、この2タイプの「顔」を眺めていたら、純粋に差し替えて楽しむのもいいけど、「せっかくだからもう1本仕立てちゃいますか♪」という天の声が聞こえてきました。誰なんでしょうかね声の主は・・・。。




車内。吊革にロングシート・・・良くできてます。あーダメダメ、こんなのに見とれてると「フィ○ュアも乗せるべき!」なんて、また別の天の声が聞こえてきそうなのでそこそこにしとかないと(^^;




とりあえず10連をもう1本仕立てるのはしんどいので、コンパクトな青梅・五日市線仕様にすることにしました。決意が揺るがないように方向幕でも入れちゃいましょう。しかし付属品には「特快高尾」「府中本町」「大阪環状線」「片町」の東西代表4種類のみ。まあ普通はそうですよね。。




ないものは作る♪ パソコンで適当に作ってシール紙に出力しました。え?なにか違う行先入ってますか??(笑)




なるべく皆さんやらないようなマイナーなセンを狙って五日市線「拝島」行きにでもしようかと考えたのですが、「方向幕」「拝島」でググってみると「拝島快速」とか「元町・中華街」とか出てきて、もはや拝島は副都心線の出現によってメジャーに昇格してしまったのだと実感。。




おとなしく「武蔵五日市」と入れました。ちょっと奥まりすぎ?アクリルを1枚重ねてから貼ったほうがよかったかも知れませんね。運行番号はアルファベットを使っていないようなので、TとHの中間で止まった状態を再現してみました。完全に“事故満足”ですいません。




さて、先頭車2両だけあっても仕方がないので、中間2両を加えて4両編成に仕立てたいと思います。同じ天プラ2両を増備するのもなんなので、ここは自社工場製を充当したいと思います。ちょうど小田急2600形の型紙データがあるので、戸袋窓など一部を調整すれば103系に早変わりするはず。これぞ、ザ・ニッポンの通勤電車。すばらしいですな。





ということで2016年も仕掛品に明け、仕掛品に暮れる1年となりそうです。



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