80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

JAMさっくりレポート

2012-08-18 12:58:00 | その他
こんにちは。

昨日、東京ビッグサイトで開かれた恒例のJAMに行ってきましたのでさっくりレポートします。それにしても今年の東棟なる会場の遠いこと遠いこと。虹01系統の都バス行ったのは正解でした。なんたって本館前まで乗りつけられますから(^^;


入場するとまず目に入るのがこの機関車。鉄道連隊のE18号機とのことです。



TOMIXブースではNのレイアウトを16番エンドレスが囲んで新作のEF63をデモ中。
峠の釜飯のお釜が置いてあったりします。



アクラスのブースには湘南型80系のプラキットの告知が。
「動力はいさみやの釣り掛け式モーターを日光製台車に装着して使用する設計」とあり期待できますね。
ただ「釣り掛け音」まで期待してはいけませんぞ。先日いさみや店頭でみた限りではかなり静かだったので(^^;



「ギミック2012」のブース。先日の運転会でこてはし鉄道様にお邪魔した時にデモを見せて頂いた「本邦初! 1/80ホームドアシステム」がさっそく注目を集めていました。ドアが開くのは想像できても車内から人形が飛び出てくるのは新鮮でしょ?



こちらは常連の「早稲田大学理工学部職員OB鉄道模型同好会」の16番組み立て式レイアウト。圧倒的なサイズと自動制御を採り入れたスマートな運転が特徴です。



いつもは時間がなくて横目で見るだけだったのですが、今年はコントロールボードの後ろからじっくり鑑賞させていただきました。内回り、外回り、ヤードの3担当者が陣取り声を掛け合ってコントロールしている姿は、連日の猛暑でモチベーション下がりっぱなしのレイアウト製作者の目を覚ますのに十分でしたよ(^^;
それにしてもPC9801とエプソンのドットプリンタが現役とは恐れ入ります。。



運転の合間には電光時計を背負ったクモルが走り回って次の運転時刻をお知らせ。こういうのいいですね。



そして造形村ブース。もちろん今年の目玉はEF13凸型。「製品発表後の1発めのレスポンスがクレームだった」と語る開発担当者も、なんだかマンザラでもないようなテンションで説明に追われていました。



なぜEF13凸型なのかという疑問は誰しも持っているわけですが、前回のDD54に対して東日本在住者に馴染みのある車種にしたこと、戦後復興を支援したというエピソードを震災復興に重ねたこと、などなどということでした。でも実物見た人って東京に住んでてもマレじゃあ?と思ったら、年配のギャラリーから「池袋あたりでよく見ましたよ」なんて声もあったりして、まさに「賛否両論」(開発者談)の様相を呈していました。

テストショットまで行ってませんが、という検討モデルを展示。
キャブスペースが狭いため実車同様、補重に苦労しているそうです。



で、ここからが重要なのですが、このモデルは粗製乱造の時代背景を再現すべくベコベコの外板や溶接の跡などを再現しているというのです。曰く「まあ機関車というか戦車だと思ってください」なんだそうですが、いわゆる鉄道模型メーカーにはない、まさにミリタリーモデルの王である造形村ならではの発想というかコンセプトといえるでしょう。
製品である以上、店で売っている商品は旧型電機や蒸機であってもゆがみ凹みのないボディが当たり前。せいぜいあってもウェザリングどまりという環境がフツーと思っている鉄道モデラーにとっては、このEF13凸を評価ないし購入するには少し違った価値観が求められるようです。良い悪いは別にして..
このベコベコ外板のCAD画像は決して誇張でもお遊びでも、ましてや何かの間違いでもなく、「プラスチックだからできること、造形村だからできることを求めて」というキャッチコピーが示す造形村の姿勢を端的に示したものなのでした。



ボンネットにはシワや擦り傷などが表現されています。



先台車付近。ブレーキロッドなども忠実に再現。端梁の表面はまるで鋳造そのままの肌が再現されています。
なにせ実車が残っていないので九州鉄道博物館のEF10などの類似車を参考にしたとのことで、実はウチでもEF13の箱型を作ろうとして門司のEF10をに見に行ったんですよ、てな話をしたところ、このブログ情報をみて九州まで取材に行かれたと聞いてびっくり。そういえば2年前の0系発売前のJAMで名刺交換してたんですね。思わぬ展開に恐縮しきりでした(^^;



正直このEF13凸型、見たこともないしスルーだな~と思っていたのですが、「戦車だと思ってください」という担当者の弁は妙に説得力があって少し興味が湧いてきたのも事実。箱形だったら即買いなのだけれど「タイプが多すぎる」という理由で今のところ製品化予定なし。初回の金型のモトが取れたら考えますとのことなので、ぜひ皆さん凸型を買ってください!(アタシも買う努力はしますが・・・?)


天賞堂はシーナリー付きレイアウトを展示。JAM会場では16番のシーナリー付きは希少です。
コラボしているMURAYAMAって何やさん?



いいですね、こういうの。ウチでも早くやってみたいです。



ということで、相変わらず私の気になったブースだけ駆け足レポートでした。
最近はだんだん知った方も増えてきたので、今回はちょこちょこ声を掛けさせていただきました。お仕事の手や観覧の足を止めてしまい恐縮でしたが、おかげさまで楽しく見て回ることが出来ました。出展者の皆さんあと2日頑張ってください!


で、そのあと実家に寄って父親の85歳の誕生日を軽く祝い、さて帰ろうとしたら京王線が落雷でストップ。
中央線経由で帰り事なきを得たのですが、大量に運休したようですね。



今日も大気が不安定とあって、また昨日みたいなことになったら今夜の地下化切り替え工事に影響必至でしょう。
雨は夕方にはあがるようなので何事もないことを祈りたいと思います。

ちなみに、あれだけダイヤが混乱してもゆうべは終電までにはちゃんと運行は終えたようで、深夜1時半すぎの工事区間には関係者の姿もなく、静寂に包まれていました。切り替え準備工事はしっかり前倒しで終わっていたようです。自分でもあきれますがほとんど毎日、何だかんだで見に来てますね...(^^;;



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4 コメント

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JAM (こてはし鉄道)
2012-08-19 20:01:05
お忙しい中 当ブースまで お越し下しまして 有難うございました。 御礼申し上げます。 ブログにまでアップして頂きまして 感謝いたします。 これからもよろしくお願い致します。
返信する
Re: JAM (isao)
2012-08-20 09:12:23
こてはし鉄道さま、こんにちは。
3日間のご出展お疲れ様でした。十分なご挨拶もできずすみませんでした。
なかなか人気のようでしたので、あのギミックが壊れなかったかどうか心配で・・・(笑)
また楽しい新作が拝見できるのを楽しみにしています。
返信する
ご紹介ありがとうございます (天賞堂 中尾)
2012-08-24 14:57:57
初めまして。天賞堂銀座店2Fを担当しております中尾と申します。JAM弊社会場にお越しいただき誠にありがとう御座いました。また、展示レイアウト御興味頂き誠にありがとう御座いました。早速ですが、疑問?の「MURAYAMA」は株式会社ムラヤマと申します、主に博覧会イベントの装飾、店舗内装装飾を行っている企業です。今回、先方の開発した「FUTURUSH」というウレタン素材(スタイロ、発泡スチロール等を特殊樹脂で固める技術素材。温泉、恐竜展等の疑似岩石に使用)で台枠(勾配・道床も含む)を製作しました。軽量で強度もあり、展示会等の分割・持ち運びレイアウトには最適です。線路敷設、シーナリー政策は、天賞堂自社社員(私と数名)が3週間で行いました。製作時間が限られており、お恥ずかしい仕上がりになりましたが、今後に向け、手を加えていく予定です。ご期待下さいませ。是非店頭にお立ち寄りの際は、御声かけくださいませ。
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Re: ご紹介ありがとうございます (isao)
2012-08-24 21:15:42
天賞堂 中尾様、はじめまして。ブログ管理者のisaoと申します。
ご訪問、コメントありがとうございます。
さっそく「フツ・ラッシュ」のホームページを検索して拝見し、画期的な素材ということを知りました。鉄道模型分野への応用ということでコラボされているのですね。そうとは知らずお座成りな紹介で失礼いたしました。
当方もいま組み立て式レイアウトを製作中ですが、昔ながらの木台枠は重いので、軽量で可搬性の高い素材は大変魅力的です。
今後もぜひこういった取り組みで鉄道模型の世界に新風を吹き込んでください。
銀座の本店はたまに利用しておりますので、こんどお邪魔した際は声を掛けさせて頂きます。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。
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