80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

マヤ20の製作(2)

2021-10-11 01:04:32 | 九州・山陽方面
車体の改造を続けます。

デッキドアは一体成型かと思っていたら交換式になっていました。これ幸いと、まずは4か所すべて外しておきました。



天井にセットされている照明ユニット。これを活かすかはずすかも思案どころです。実車は、業務室部分はタネ車の白熱灯が残され、機関室には蛍光灯が新設されていたようです。



模型の方は白熱灯を模したモールドに合わせて砲弾型LEDが埋め込まれているように見えるので、業務室部分だけ残して他を白色LEDに置き換えようかなーと思いつつ分解してみたら・・・



なんと車内に出っぱっていたのはLEDに見せかけたアクリル導光板の先っぽでした。ちょっと見にくいですが、灯具2又は3個に1個の割合でLEDがセットされていて横から照射するようになっています。そしてこのLEDは自分で確認していませんが点灯させた方のレポートでは「白色」だそうです。うぅぅぅむ。。もし活用するなら業務室部分を電球色LEDに変更することになりますが、光量が不十分との評価もあるようなのですべて換装した方が良いかも知れませんね。



さてここからが本題。まず後位の貫通路を整えるためにホロ枠の内側を切り取ります。左右の残った部分がうまい具合にノリシロになります。



このノリシロの上にt0.5プラ板から切り出した貫通ドアの“裏打ち”を貼ります。以後、異種素材どうしの接着には瞬着を用いています。



裏打ちの中央に真鍮エッチング製ドア(後述のデッキドアと同じもの)を貼り、その周囲を車体とツライチになるようにプラ板で埋めます。



後位デッキと窓をt1.0プラ板で埋めます。ルーバーはエバーグリーンの波板(t0.5)だけでは薄いので、裏にt0.5プラ板を貼ったうえで所定の窓に貼り込んでいます。写真は③位コーナー側から見たところでルーバー2か所、窓埋め7か所となっています。



こちらは②-④位面(公式側)で、ルーバー2か所は同じですが窓埋めは3か所のみです。



前位デッキは元のドアを取り去った後に真鍮エッチング製ドアを貼り込みますが、裏側の下端と上端にt0.5プラ板を貼り、オリジナルのドア相当の厚さに補正してあります。幅が0.2mmぐらい広くそのままでは入らなかったので、軽く左右をナメてから押し込みました。



このクルマの最大の特徴はテールサインです。これだけで見事なまでのゲテっぷりを発揮していると言っても過言ではありません。形式図に寸法が入っておらず、さりとて他に参考になる資料もないないため、「形式図を測ってはいけない」の掟を破ってテールライトとテールサインの位置関係を採寸しました。一見するとナハネフ23と共通設計にも見えますが・・・



デッキの絞りの関係でしょうか、やはりテールライトの中心間隔やテールサインの取付幅は狭くなっているようです。ナハネフ23のAssyボディをナハネ20に改造したときの余りパーツ(ライトケース)が流用できるかと期待したのですが残念でした。



ただ、テールサインの大きさ自体は同じに見えるのでこのナハネフ23用テールサインを使うことにします。基本セットの付属分はすでにナハネフ23に取付済みなので新たにAssyパーツを買い求めました。2セット入りで、なぜか「あさかぜ」はさらにバラが2セット入っているという不思議な詰め合わせ。ナロネを連ねた「殿様あさかぜ」は聞いた事がありますが、ナハネフ23を連ねた「平民あさかぜ」もあったのでしょうか??



よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« マヤ20の製作(1) | トップ | マヤ20の製作(3) »

コメントを投稿

九州・山陽方面」カテゴリの最新記事