80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

阪急2000系の製作(19)

2017-09-08 12:39:25 | 私鉄電車
こんにちは。阪急が少し進展しました。

車体各所のパテ修正をします。写真はモニターと屋根のすき間、そして車体コーナー部分にパテを盛ったところ。車体裾がカーブしているので、てっきりコーナーにも豪快なRがついているものと勝手に思い込んで削ってしまったのを修正しました。早めに気付いたので被害はMc1両だけで済みましたが、思い込みはいけませんね。。




車体を#600~#800の耐水ペーパーでカラ研ぎします。ドア周辺にはみ出した接着剤の処理などもあわせて行います。




今回、窓のアルミ枠は割切って塗装で表現することにしたので、窓のフチがなるべくシャープになるように、耐水ペーパーを細長く折ったものでナメていきます。前後にゴシゴシやるとけば立ってしまうので、窓のフチに沿って、優しく軽~く1、2周させるイメージです。




モニター屋根は複数に分割されているので、シール紙を細く切ったものを貼って境目のラインを表現。




車体裾の台車間には水切りを付けます。t0.5のスノーマット紙を幅1.5mmに切り、瞬着で貼りました。




実車では枕ばね上部(側受け)と水切りは横一直線ですが、台車に自由度を持たせないと脱線してしまう模型ではこれが限界。。




ということで、車体の細かい仕上げは粛々とやれば何とかなりそうですが、相変わらず悩ましいのがM車の屋根上の工作。まずはヒューズ箱などの位置を確定しないといけません。というのも、カツミの「阪急2000系昭和37年Ver.」の写真(オフィシャルではないネットで探したもの)を見ると、どうも昭和35年製造の初期車とは微妙に違っているようなのです。モンモンとしながら雑誌の写真なども探しましたが決定打はなし。

そんな折、ふと以前に紹介した「カツミ阪急2000系開封動画」を見返してみると、なんと箱には「昭和37年バージョン」と書いてあるじゃぁないですか!これはノーチェックでした。

動画からパンタ周辺の様子をスクショさせてもらったのがこの写真。パンタ左側(前位側)に大きなヒューズ箱が2つ並び、昭和35年Ver.では左上側にあった避雷器が右下に移動、その関係で右下のヒューズ箱が連結面寄りに少しずれるという具合でした。どうやらこれは派生系列の2021系などと同じパターンのようです。ちなみに避雷器はカバーのないタイプのように見えます。




ということで、機器類のレイアウトは解明できたので製作に取り掛かります。こちらは、ランボード、パンタ台、機器や配管を乗せる台をt0.3mmのいさみや方眼紙から切り出し、だいたいの場所に並べたところ。中央に置いてあるのはパンタ台ですが、これだけは切り離してしまうと扱いにくいので、切れ目だけ入れた状態にしてあります。これらの取付足は真鍮帯板を使う予定ですが、正直けっこう辛いので、ランボード以外はペーパー片の足になるかも知れません。その可能性80%!(笑)




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コメント (2)
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