80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

日立電鉄モハ13形の製作(6)

2015-09-23 22:55:57 | 私鉄電車
こんばんは。
シルバーウィークもあっという間に終わりですね。皆さんの収穫はいかがでしたでしょうか?


モハ13形は車体にウィンドウシル・ヘッダーを巻きました。最初に書いたように、この車両は元々鋭い流線型(というか台形?)だった前面を食パンスタイルに改造しています。このとき戸袋から車端寄りのリベットが消えましたが、中間部は車体裾、シル、ヘッダー、そして雨樋下の4列のリベットが残っています。ペーパー車体のリベット表現は最近では銀座線のサハ1300形でやっていますが、どうしてもオーバースケールになったり研磨で潰れたりしてしまうので、この車両ではシルとヘッダーのみ、エコーの真鍮エッチングパーツでリベット表現することにしました。

ウィンドウシルは戸袋窓の下だけリベットが消えているので、ヤスリで削り取ったものを瞬着で貼りました。前面にかかる部分は同じ幅に切ったペーパー帯です。一方のウインドウヘッダーは車体を一周回り込むので、全部を真鍮帯にすると削り取るリベットが多くなてもったいないので、ドアと戸袋の間でペーパー帯と継いでいます。ここには縦樋がつくので、それで継目を隠そうという魂胆です。ところで、ヘッダーの方は戸袋窓の上部にもリベットが残っているのが正解。シルと同じく削ってしまったので貼り替えねば・・・(汗)



貫通側前面にはt0.4ペーパーを1mm幅に切って丸めた幌座を取り付けました。幌を取り付けた実車写真も多くみられますが、ワンマン運行が主体の車両なので今回は省略します。



非貫通側です。運転席窓は改造当初からHゴムのようですが、他の2つの窓は、年代が下がるに従って二段→一段→Hゴムと改造されているようです。今回は一段窓とし、アルミかスチールかわかりませんが車体色に塗ってあるようなので、窓枠も塗装前に貼り付けてしまいました。しかし、写真によってはアルミ地肌に見えるものもあるので、実際どうだったのかは不明です。



一方の床下まわりですが、モーター横の部分だけがペンディングになっていました。エアタンクは前回の投稿に書いたように鏡板だけモーターの横腹に貼る予定です。反対側の機器箱は縦積みのような形になっているので、ステーを立ててそこにプラ板を貼って表現することにしました。まずはt0.5mm×w1.5mmの洋白帯材を曲げたものを2本作り床板に半田付けします。洋白を使ったのはたまたま手元にあったからで特に理由はありませんが、このようなステー状のものはうっかり曲げてしまいやすいので、腰の強い洋白としたのは結果的に良かったと思います。



t1.0mmのプラ板をそれらしく切って多用途接着剤でステーに貼り付ければ完了。



床下全体を艶消し黒で塗装し、モーターと台車を組み付けて配線を済ませます。



下回りに車体を被せてみます。完成が近付いてきました。




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懐かしのペーパー車両

2015-09-23 01:35:15 | 昔話・・・80分の1丁目の夕日
こんばんは。

実家に置いてあった写真を整理していたら小中学生の頃に作ったペーパー製模型の写真が出てきたので、少し懐かしみながらコメントしていきたいと思います。ハーフカメラで撮ったプリントからのスキャンなので、画質がかなり悪い点をご容赦ください。

私がペーパー車両に初めて触れたのは恐らく小学5年生くらいだったかと思います。小高の157系キットを買い与えられたのが最初でした。その後は「模型とラジオ」に掲載されるHOゲージ製作記事などを参考に、白ボール紙を使ったスクラッチ工作へ進んでいきました。

そのかなり初期の作品と思われるのがこちらの写真。裏には現像所のものと思われるタイムスタンプが押してあり、1972年(昭和47年)4月に現像・プリントしたようですので、私が小学5年生から6年生に上がる頃に製作したようです。ピンボケですが、窓の大きさからスロネ30と思われます。縁側に置いて撮影しています。



模型設計図にしたがってある程度製作できるようになると、オリジナルで図面を引いて作ることに目覚めました。これは撮影年がわかりませんが、スロネ30から2~3年後、すなわち中学生の頃に作ったと思われる京王5000系4連です。当時最新だった集中冷房の編成をチョイスしています。机にシーツを敷いて“簡易お立ち台”を作ったのはいいのですが、踏切待ちをするのがレーシングカーという痛い設定となっています(汗)。



そして時代はさらに下り、1975~76年(昭和50~51年)頃に作ったのが富士急行モハ7033+クハ7063の旧型国電払下げ編成です。パソコンもブログもない時代に、ご丁寧にタイトルカットまで用意して製作過程を撮影していました。



ケガキは30センチ竹定規にセルロイドの三角定規、鉛筆、消しゴム・・・。竹定規がステンレスに変わったくらいで今も昔もあまり変わらないですね。紙はいさみやの車体用方眼紙のはず。



カッターで窓抜き。確かごく初期の頃は平刀で直線を抜いていたと思います。



ペーパーキットのようにパーツを並べて記念撮影しています。これと一緒に製作したクハ7063はこちらの記事にあるように現存しているのですが、このモハ7033はじめ、ここにご紹介した車両はすべて廃車となってしまいました。今回こうして写真が発見され、懐かしい記憶が蘇ってきたので、記事にまとめてみた次第です。




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コメント (2)
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