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80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

やっぱり旧国は旧国だった

2023-11-18 12:12:38 | 中央東線周辺
横浜線のクモハ60・72系混成編成。モハ72近代化改造車の側板をPCで作画して出力して窓抜き中なのですがモンモンとしています。

1965年(昭和40年)頃に東神奈川区に居たであろう車番と、毎度お世話になっている「我が心の飯田線」の「旧型国電編 73形 モハ72-1」の写真からモハ72030を選んだのですが、見えない部分の特定に時間を費やして、ペンならぬカッターが止まっています。



戦時設計のモハ63形を徹底的に改造して誕生した72系。そのうちの0番台といわれるグループの一部の車体を骨組みまでバラして全金属化したのがこの近代化改造車ということですが、改造にあたった大井、浜松、吹田などの各工場の技術陣が腕を競った結果?、パッと見で分かる部分から細部に至るまで様々な形態が出現したとされています。


上記でリンクしたページのモハ72030の写真を見ていただくと旧国に詳しい方はまずピンとくると思いますが、パンタが左で電気側がこちらということは奇数車のはずですが偶数番号を持っています。しかし、このナゾは63形の歴史を紐解くことで割と簡単に分かりました。この車は1946年度にモハ63070として落成しているのですが、番号に関わらずすべて奇数向きで製作されたのだそうです。


ひとつ問題が解決してスッキリしたのですが、まだ問題は立ちはだかっています。この写真で見えないパンタ側(前位)の妻面に窓はあるんか?・・・でります。

いろいろ資料を読んだり写真を見たりして「向かって右側(2位側)の窓は配電盤を取り付けたために埋められた」とのことで、近代化改造後も窓はないようです。これはどの工場製の個体でも一緒のように見えます。

一方の左側(1位側)は、窓があったりなかったりするような・・・??

しかし、これも私の勉強不足と「旧国は個体差大きすぎ」という勝手な刷り込みによる勘違いだったようで、例えばこちらのサイトにはいくつか前位側から撮られた近代化改造車の写真がありますが、すべてに窓(戸袋窓)が見えています。一方で500番台と呼ばれるグループなどは昇降ステップの代わりに梯子が取り付けられた関係からか窓がないようです。混同したのかも知れません。


ということで、戦中・戦後生まれの63・72系とはいえ知識量が試されるのだなあと実感し、「やっぱり旧国は旧国だった」の思いとともに再びカッターを走らせているところです。



投稿再開します

2023-11-17 00:29:56 | 中央東線周辺
お久しぶりです。仕事の関係で工作時間が取れなくなりしばらく放置してしまいましたが、一段落したので再開したいと思います。突然のブランク失礼しました。

とはいえ、止まっていたのは手先だけでアタマの方はフル回転していました。むしろ時間がない時の方が想像力がたくましくなって浮気し放題・・・。またまた新たな編成仕立てを企てている次第です。笑

浮気ネタ素材はこちらのKATOクモハ41+クハ55セット。リニューアル発売時に勢いでポチッたものの就職先が見つからず、宇部小野田線や大糸線などを妄想したあげく、去年には身延線の旧国編成(中央東線の甲府ローカル)・・・という設定までなんとか漕ぎつけたのでした。



しかし、ふとしたことからこちらのサイトを発見し、73形全盛期以前の横浜線にはクモハ60やクハ55を先頭にしてモハ72とサハ78をサンドイッチした何とも香ばしい編成が走っていたことを知り、急きょ身延線はバラシにしてこちらに鞍替えすることにしたものです。もーこんなことばっかり。。w

クモハ41はクモハ60になってもらいます。実車は出力増強車という位置づけですが、模型的にはリベットレスとなった形態面の違いが大きいのでリベット削りを大々的に行います。少し前に張り上げ屋根のオハ35で練習したのでなんとかイケるはず。



サハ78は三段窓が並ぶ古めかしいスタイルにしたいのでパンケーキコンテナ(甲府モデル)のサハ78300番台を購入。



モハ72は対照的な近代化改造後の姿とし、ペーパースクラッチの予定です。形式図が見つからないので写真は全金車体の920番台ですが窓寸は変わらないはず。ドアの開く方向が違うようで、近代化改造車はオリジナルの流れをくんですべて一方向(パンタと反対側)に開きます。ドアはエコーのプレス物、台車はエンドウのDT13の手持ちがあるのでφ11.5PL車輪だけ買ってきました。



クハ55はKATOの製品まんまとします。東ヒナ=南ヒナ(東神奈川区)所属のクハ55を調べてみると埋め込み型ヘッドライトの車両が多く、個人的にはあまり好きでないのと改造がメンドイという理由から、一般的な形態の094とすることにしました。



ということで善は急げ!?クモハ41のリベット削りに着手しています。美しく表現されたリベットを消してゆく背徳感は、プチプチと削れる快感の前に脆くも崩れ去ってゆくのであります。



ありがとう200万アクセス/青梅線103系(13)

2023-10-16 17:55:51 | 中央東線周辺
このたび、拙ブログの開設からの累積訪問者数が200万アクセス(ユニークユーザー数)を突破しました。これもひとえに皆様方のご愛顧のおかげと深く感謝申し上げます。

2009年(平成21年)9月に本ブログを立ち上げ、100万アクセスを突破したのが2019年(平成31年)4月で約9年半を要しました。そして今般、2023年(令和5年)10月の200万アクセス突破までは約4年半と、およそ2倍のペースでご訪問いただいたことになり、ただただ驚きと感謝の気持ちで一杯です。

この4年半の記憶は新型コロナウイルス感染症のまん延、これに尽きます。初めて経験する緊急事態宣言。まち中から人が消え、リモートワークが伸展して働き方も変わりました。管理人は元々フリーランスとして自宅兼オフィスといった環境であったことから生活スタイルが変わることはなく、未知のウイルスに怯えながらも仕事が従来通りのペースで行えたのは不幸中の幸いでした。

そして今回ほど鉄道模型というインドアな趣味の有難みを痛感したのは私だけではなかったと思います。家ですることがないと嘆く声が多く聞かれましたが、これもコロナ以前と変わらないペースでの模型作りは生活に潤いを与えてくれました。
じゃあさぞかし仕掛り品の山は低くなったのだろうと思われるかもしれませんが、残念ながら仕掛り品と罪庫品の山はますます高さを増し、生活の潤いどころではなくなりつつあります。

そこで昨年は大きな決断をし、原点に立ち返って「中央東線とその周辺」をコンセプトにした模型作りに集中する方針を打ち出しました。しかし「その周辺」というまことに好都合な定義を加えたことで青梅線、八高線、小海線、身延線、さらには下河原線に西武新宿線まで加わって収拾がつかなくなってしまったのは読者の皆様がよくご存じのとおりです。やはりどんな定義を設けても、この「気になったものは着工」癖は治りそうにありません。

次の節目は300万アクセスということになりますが、気負わず、これまで通りの製作記を綴っていきたいと思いますので、引き続きご訪問、ご笑覧いただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。



さて200万アクセスの御礼を述べたところで、今回は、事前予告通り青梅線の103系の進捗についても少し触れておきたいと思います。照明関係の組み込みを行っています。

まず室内灯ですが、最近恒例となっている、格安テープLEDを分解して取り出した白色チップLEDを使った自家製ユニットを今回も作っています。格安といっても輝度だけはかなりあるので1両につき4灯とし、厚紙の上に電流制限抵抗やブリッジダイオードとともに組み付けます。下が“お座なり配線”まで終わったもので、上は拡散キャップの代わりに余っている不織布マスクを四角く切ったものを貼ったものです。本当は半透明の梱包クッション材を使う予定でしたが、見つからなかったので代用しました。



点灯はOKですが拡散効果はほとんどないように見えます。しかもこの写真ではあまり目立ちませんが色が黄色っぽく、電球色LEDのような感じになってしまいました。不織布や紙は一見白く見えても透過光は変色させてしまうのかも知れません。なんとか梱包材を探さないと・・・。



拡散効果については、この角度からみればそれほど気になるものではないように思います。これは少しだけ客室内が短い先頭車用なのですが、長い中間車用は5灯にしますかねぇ。。



そしてこれは前面方向幕と運行番号幕の導光ユニットで、型取り用粘土の「イロプラ(透明)」から削り出した導光材に、遮光・反射用のアルミテープを一部だけ巻いたところです。



室内灯に使ったのと同じ白色チップLEDを裏側に貼り付け、さらにアルミテープとビニールテープでぐるぐる巻きにします。このあと発光面を残してマットブラックの塗料で塗り込めれば完成。



取り付けはこのように、ヘッドライトケースを避けた形ですっぽりと入るようになっています。プラスマイナスを合わせて室内灯ユニットに結線してやれば給電も完了。ちなみにヘッド/テールライトは別系統で配線します。



はい、よく光ってます♪ 配線済み極小チップLEDを使えば面倒な作業はなくなりますが、コストパフォーマンスはこちらの方が抜群なので、しばらくはこの方法が続くと思います。



ということで青梅線103系も完成が近づいてきました。次回あたりで「ひとまず完」といきたいところです。がんばんべ。。


青梅線103系(12)

2023-10-08 14:48:44 | 中央東線周辺
サハ103の窓ガラス入れが終わりました。週に1両ペースですが何とか前に進んではいます。。こと車体に関しては前回のモハ102と同じなので特筆すべきことはありません。



並行して電気配線にも着手しました。今回は4両編成と手頃なので、「簡易引き通し」という手法がどの程度効果があるか試してみようと思います。2回路接続が可能な通電カプラーの集電安定化効果は実際に使ってみてその威力を実感したのですが、長編成になるとコスト負担も跳ね上がってきます。そこで、一般的なドローバーを使って1回路のみを隣接車両間で引き通したらどうなるかを検証してみようというものです。これが「簡易」の意味です。


編成を上から見た状態を模式図にしたものです。「_」又は「 ̄」が台車の集電側を示し1台車2軸です。モハ以外は集電側を揃えてあるため4軸集電となり、両台車も電気的につないであります。モハは重いので従来通りの2軸集電ですが「4軸相当」と考えます。「+」はエンドウのドローバーで無加工です。

[_①クハ_]+[ ̄②モハ【M】_]+[ ̄③サハ ̄]+[_④クハ_]

①クハは自車の4軸と、ドローバーを介して②モハの2軸から集電します。
②モハは通常通り前後台車各2軸から集電します。
③サハは自車の4軸と、ドローバーを介して②モハの2軸から集電します。
④クハは自車の4軸と、ドローバーを介して③サハの4軸から集電します。
以上のように、どの車両もすべて4軸又は4軸相当からの集電を行うことになります。


③サハに相当するサハ103-68の床下です。見にくいですが台車の非絶縁側を揃えて取り付けてあります。



床上側です。ウエイト板の手前に引き通し用のエナメル線を這わせてあり、ここに前後台車とドローバーからのコードを結線してあります。本当はラグ端子を立てるなどして整然と配線すべきところお座なりです。。



台車にはt0.1燐青銅板から切り出した集電シューを取り付けてあります。位置決めの楽ないつもの車軸集電です。そして電気配線はセンターピンでなくボルスターに直接半田付けしてあります。今回は引き通しが「簡易」なので、「摺動接触」を極力減らすことで集電性能の向上(チラつき防止)をバックアップすることにしています。センターピンと台車は復元バネを介して「摺動接触」状態なので、台車が回転したときにどうしても通電が不安定になりやすいのです。同じ理由でドローバーも本体に直接コードを半田付けしてあります。



反対側も基本的な構造は同じですが、車体固定用のタッピングネジを介して室内灯に給電できるような構造にしてあります。点灯試験がうまくいったら奇麗に塗装して隠します。笑



ヘッド/テールライトと室内灯の仕込みがまだ終わっていないため点灯試験ができていませんが、心配な点が2点あります。

まずひとつがドローバーの通電性能です。バネで圧着されているとはいえ、連結・解放の便を考えてわずかなガタがあるため、ここで通電が不安定になる可能性は否定できません。
もうひとつは動力車の台車が本当に「4軸相当」の性能を発揮してくれるかどうかです。動力車とはいえブラス車体より軽く、隣接車両へも給電する必要があるからです。

ということでスカイブルーの3両について窓ガラス入れが完了しました。



残るは奥多摩向き先頭車、オレンジバーミリオンのクハ103-537です。



青梅線103系(11)

2023-10-04 11:02:22 | 中央東線周辺
スカイブルー時代の青梅線の103系を撮った唯一のプリントがあるのですが、退色・変色が激しく掲載を諦めていました。しかし、列車番号が「25」と表示されており、今回製作中の編成のモデルとなった写真(※注)と同じであることに気付き親近感が湧いたのでフォトレタッチソフトで無理矢理補正してみました。かなりバグった色合いになっていますが、ほぼ同時期に撮影したと思われるクモハ103をしんがりに据えた奥多摩行が拝島駅2番線で発車待ちする姿が浮かび上がってきました(撮影日不詳)。



(※注)芝生將行様HP「103系列車編」の23、24枚目写真で撮影日は1978年1月7日


さて、模型の方は・・・相変わらず難儀しております。ドア部分のモールドの影響で戸袋窓に貼るガラスの幅がマチマチです!!笑(車体中心に対して左右対称らしいことは分かった)もうこれはメーカーさんからの挑戦状ですねー。修行のつもりで頑張ります!