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80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

ホリデー快速あきがわ(公開試運転)

2024-06-12 21:31:06 | 中央東線周辺
PLUMの201系プラキットを組んだ201系「ホリデー快速あきがわ」がほぼ完成したので公開試運転を行いました。ま、ギャラリーゼロなんですけど。。w

場所はご存じホビーセンターカトー東京。



こちらの貸レイアウト(運転体験コース)で走らせてみます。先月買い物をしたときにもらっておいた運転券を使いました。平日の午後で先客もおらず、すぐに走らせることができました。利用可能時間は25分間です。



まずはホームに並べてスタート。ほぼ素組みですが、手軽にこのクオリティの編成モノが手に入るのは嬉しい限りです。



トンネルを抜けて鉄橋を渡り・・・



踏切を通過



と、絵面からは順調な試運転風景に見えますが、現実は違いました。実は脱線に見舞われて1周もできていません・・・



KATOさんの名誉のために申し添えますが線路状態がそれほど悪いわけではありません。補重が足りないためにカントの出入り部分で浮き上がってしまうようです。ギャラリーが居ないのをいいことに、特に状態の悪いクハを両方ともはずして周回。なんだかなぁ。。



それでも脱線するのでT仕様のモハ200も外し、結局T車は全て車庫入りしました。いくらギャラリーが居ないとはいえ恥ずかしいの極みw!なお、金属床板ではなくキットのプラ床板に動力一式を組み付けたモハの調子はすこぶる良く、せめてもの慰めとなりました。



余談ですがこのスノコ状のテーブル、隙間の幅が16.5mmにぴったりなのは計算された結果なのでしょうか??



脱線の原因はうすうす分かっていて、主に次の3点と分析しています。
1)車重が軽い → T車の補重が必要
2)台車まわりの自由度が低い → 腰高覚悟でセンターピンスペーサーの増厚
3)カプラーまわりの自由度が低い → これの改善は少々厄介

カプラーはIMONの通電カプラー(ISカプラー)を使ったのですが、自連形状をしているものの通電接触を重視しているためかナックル部のガタはほとんど無く、首振りが渋いのと相まってねじり曲げに弱いようです。どこかのネジを緩めると首振りが柔らかくなるといった構造でもないので、地道なグリスアップなどで首振りを改善していくのが早道かも知れません。そういえば軽い車両には向かないとかなんとか説明書に書いてあったような・・・?



ともあれ課題出しはできたので、そのチューニングとインレタ貼りなどの仕上げを進めて完成させたいと思います。



ホリデー快速あきがわ(いろいろ仕上げ)

2024-06-10 02:05:00 | 中央東線周辺
いよいよ仕上げです。下回りと上回りを合体していきます。

ニュートラルグレイで塗装済みの屋根板にクーラー、ベンチレーターなどを組み付けたところ。クーラーはメタルシルバーで派手派手な輝きを与えてみました。ベンチレーターはライトゴーストグレイです。いずれもタミヤスプレー。



派手にしたら地肌のザラつきが強調されてしまいました。ウエルドラインもしっかり浮き出ちゃってます。この塗料の性質を改めて勉強させられた気持ち。。



付属のデカールを使って側面の方向幕を入れようとしたら、クハセット、モハセットとも1シートに1両分(2枚)しかなかったので、スキャンして「ホリデー快速あきがわ 武蔵五日市」だけシール紙にプリントしました。組立説明書にも1セットにつきデカールは1枚と明記されているので明らかに足りないのですが、ネットで調べてもそのことに触れているのは1、2件しかありませんでした。皆さんまだ未着手で「罪庫」されているのかな?笑



そのまま貼るとシール剥き出しなので、手持ちのポリカ製窓ガラスとクリアパーツでサンドイッチするように取付けました。小さい文字は潰れてしまっていますがハメコミ窓にすることで雰囲気はバッチリです。



天井に白を筆塗りし、室内灯のLEDには拡散キャップ代わりに半透明の梱包材を貼っておきます。



手すりとつり革は一応作り込むつもりで下ごしらえをしてみたのですが、あまりの細かさにギブアップ!将来気が向いたら組み込むことにします。



内装用の床板は、センターピンと端部のカプラー取付ネジ周辺をカットして“逃げ”を作ります。



動力車モハ201は、モーター部分の切り欠きのほか、センターピンも首を振るので大きめにカットした結果穴だらけになりました。。モーターはロングシートの座面の下ギリギリにうまいこと収まったので良しとしましょう。



車体と下回りを合体。窓ガラスのゲート処理が甘かったのか車体に密着していないところが多く、これが屋根板の取付足と干渉して屋根板がうまく嵌らず調整に手間取ってしまったので、とりあえずクハ201とモハ201の2両だけ完成となりました。試運転結果も上々です。





ホリデー快速あきがわ(動力車の組み立て)

2024-05-27 09:57:59 | 中央東線周辺
いつもは先行して動力車を組み立てるのですが、今回は方針が定まらないこともあって後回しになりました。

台車はすべてエンドウ製に置き換え、駆動方式もEN22+IMONギヤでいくことに関しては変わりないのですが、床板を真鍮板ではなくキット付属のプラ製床板にしたらどうなるか・・・というのをあれこれシミュレーションしていました。真鍮板は強度的にはいいのですが、キットの床板を使った方が床下機器の位置決めが楽かなぁというのがその理由。



動力車は床下機器でモーターやウエイトを隠しやすいモハ201とし、モーターの逃げ穴を開け、一部の台枠の梁のモールドを削ります。上は比較用のモハ200の床板で、暫定ですが既にIMONのISカプラー(通電カプラー)を取り付けてあります。



車端部側の拡大。カプラー周辺の梁表現のモールドを削り、台座となるt0.5プラ板を貼れるようにしたところです。ボルスターはMP動力対応とするためセンターピン穴をφ3.2mmに拡大。ギヤとのクリアランスを確保するため周辺の梁表現も削っておきます。モーターツールも使って地道に削っていますが、このあたりで既に息が上がり始め。。



モーター穴の左右もコの字型に削ってありますが、これはウエイトとレール面のクリアランスを取るためで、削らないと1mm強ぐらいしかなく不安なためです。モーターホルダーを取り付ける部分はそこからさらに0.5mmほど削り込んであります。この時点で完全に体力ゼロ。。笑



床下機器は多くが表裏ツーピース構成になっているので、モーター直近を除けば表側だけ使うことでOKでした。写真の右側の取付足を見ていただくと表側パーツに足全体がモールドされているのが分かります。「片側だけ使う」ことも想定した設計だとしたら秀逸というか親切です。左側はそれでもウエイトに当たってしまうので半分に削ったものですが、普通のプラモデルの設計ならこうなってますから。



台車はエンドウのDT46を使用しIMONギヤを組み込みます。床板が厚いため通常のMPボルスター用センターピンセットは使えず、ちょうど2本余っていたzugのキット付属の長めのスリーブを加工して自製しました。計算上はスペーサーが不要な高さとなってしまうのですが、なんか気持ち悪いのと(笑)モーターやウエイトとレール面のクリアランスを少しでも取りたいのでt0.2真鍮板で作ったものを挟むことにします。



今回は初の試みで引き通し回路用に銅箔テープを使ってみました。両車端部は通電カプラーの取り付けネジに直接結線し、これに台車とモーターからのリード線を繋げます。



内装用床板との間に挟み込まれて室内スッキリ・・・のはずなのですが、ことモーター車に関してはモーター周辺、センターピン周辺、カプラー周辺は内装用床板を切り欠く必要があるのでたぶんグダグダになるでしょう。T車はスッキリいけそうです。



軽く試運転。一応通電は確保できているようですがえらく騒音が発生しています。



調べてみるとユニバーサルジョイントが床板に当たっているようです。ウエイトの取付部分だけ梁表現を削って中央を残すというセコイことをしたツケが回って参りました。しゃーない分解して削るか~~。。。







ホリデー快速あきがわ(アルミサッシ表現ほか)

2024-05-23 02:49:14 | 中央東線周辺
試行の結果が良好だったのでアルミサッシの銀はマスキングで入れることとし、予定通りマスキングの鬼となってクリアパーツを覆いつくしました。



シルバーを吹いて・・・



所定の場所にはめ込みます。パーツどうしの“合い”がいいので手間は多くても流れ作業でラク♪



窓ガラスパーツは床板のツメで保持するようになっているのではめ込むだけでいいのですが、場所によっては圧入になっておらずガタガタしてきそうだったので、天井近くと腰部を接着剤で固定しておきました。



4両分のサッシ表現が完了。



前面も組んでみました。こちらは武蔵五日市方のクハ200で電照式表示器が付きます。表示類はすべて付属のデカールを使用していますが、方向幕だけは周囲のスキマが目立つので何とかしたいところ。



運転士を乗せました。日本人フィギュアは「いかにも」な服装の機関士しか手持ちが無かったのでプライザーの欧米人を登用しました。たしかバス運転士のはずですが電車も運転できるそうです。



201系も再開

2024-05-20 13:53:57 | 中央東線周辺
ED77の前面の寸法どりで煮詰まってしまったので、気分転換にPLUMの201系4連(ホリデー快速あきがわ)をいじりだしたらこっちがメインになってしまいました。



車体を中性洗剤でウオッシュしてからGMの朱色1号でシュシュッと塗装。室内色を塗るのを省略したので気が向いたら内装シート的なものでも入れます。



ヤバ!仮組みのクリアパーツの外し忘れ発見!!(泣) まあ車端部なのでクハ用のランナーから余りを頂戴してくればOKでしょう。共通パーツじゃなかったらOUTですが。。。



「内装シート的なもの」を仮にプリンタ出力するとしてシルバーは表現できないので、ドアだけは先にシルバーで塗装しておきました。ドア数×2か所の窓をちまちまマスキング。ちっとも手間削減になってません。笑



車体にはめ込むとこんな感じです。窓から下は椅子で隠れるので、「内装シート的なもの」で隠す部分は実はそう多くないのです。



クリアパーツのサッシ窓は無着色なのでシルバーを色差ししないといけませんが、モールドが繊細すぎてハードルMAXです。ちょっと閃いて手近にあった「激落ちくん」にエナメル塗料を乗せてタンポ印刷のように押してみましたがジュワっと広がってアウト。「押す」というより「置く」イメージでやってみてもだめで諦めました。



サッシのモールドが薄いのでカラス口でもうまく引っ掛かるか不安だったので、急がば回れとばかりにマスキングしてシルバーを吹いたところ、結局これが一番確実で奇麗でした。



しゃーないマスキングの鬼となるか~、、



屋根とベンチレーターの塗装も必要ですが、とりあえずアルミサッシが出来上がってくれば完成も近いでしょう。