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80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

そろそろ浮気虫が・・・

2011-06-11 10:10:10 | 新幹線
こんにちは。

今朝は激しい雨音で目が覚めました。今は小降りですが、天気予報によると午前中いっぱいは降るようです。塗装系の作業は無理かなぁ。。



息子はバイクのメンテナンスに没頭。好きなことは一生懸命やるんですね・・・って人のこと言えないか(^^; パンツも背中も丸出しだよ。ホンダCBR250Rっていうらしい。88年式ぃ? 環境(とサイフ)に優しくないって。。



さてゼロ系。完成まで先はまだ長いはずなのに、気分的には既に最終コーナーを回っておりまして、そろそろ浮気虫がうごめきはじめました。

予定ではこのまま100系に突入するはずだったのですが、前から気になっていたこんな車両もいいかなと思い、ボツボツ資料を集めております。依然、新幹線関係ですが。

残念ながら実車の写真がないため、イメージ写真をお見せすると・・・

こんなカタチのF級ディーゼル機関車と、

(EF66-11@鉄ハク)

こんなカタチの軌道検測車(ええッ!?)

(カピバラさん (c)TRYWORKS)

の組み合わせです。
たぶん、皆さんもどこかで目にしたことがあると思いますよ~(^^)

1番目の機関車ですが、これ、意外とカンタンに作れそうなんです。
もちろん、側面ルーバーをどう表現するかとか問題はありますが、台車のホイールベースは2,250mmで車輪径はφ910mm。これを1/87にすると25.86mmとφ10.46mm。そう、26mmとφ10.5mmという電車サイズの普及版ギヤ&車輪が使えるのです。DD51ベースに開発されたということなので、そのようなサイズなのでしょうか。



という浮気予告は置いといて。。

またまた床下機器の話で恐縮ですが、難関のブレーキ制御装置、量産品は仕様を大幅に変更して"肘コック"の表現は諦め、一気に3個作ってしまいました。

本体は既に作ってあるので、肘コックのつく操作盤のようなものをまず作ります。ペーパーだと穴をあけたときのケバ取りが面倒なのでプラ板に変更しました。t0.5mmプラ板を6.5mm角に切り、下端にφ0.8mmドリルで4ヶ所穴をあけます。



この穴に短くカットしたφ0.8mm真鍮線を通し、先端が0.5mmくらい出るように調整して瞬着で固定します。



出っ張った4本の真鍮線の真上に、1mm幅×1.5mm(くらい)に切り出したプラ小片を4ヶ所ずつ貼ります。すなわちこれが肘コックの出っ張りで、ハンドルの表現をあっさりパスしたというわけです。おかげで実車通りコックを4組表現することができました。なお試作品の3組版は作り変えるのも面倒なので、そのまま15形に搭載することにします。



真鍮線のパイピングも、試作品ではU字型にして後ろのほうまで回り込ませていたのをやめ、左端でL字型に曲げるだけにとどめました。全体の雰囲気はそんなに変わっていないと思います。



後付けにする電動送風機関係を除いて取り付けが済んだ床板。ペーパーの継ぎ目や木の部分にパテを盛ってサーフェーサーを吹いた状態です。本来なら取付け前に処理しておくべきですが、早く完成した姿が見たくて、作るそばから床下機器を接着していったので、こんなことになりました。一番上に見える動力車なんてサフさえ吹けないので、これから手塗りします(^^;



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0系だより23(協調試運転結果)

2011-06-10 09:26:21 | 新幹線
こんにちは。

タイトルのとおり、動力車の協調運転試験をしてみました。

まずはリビングにユニトラックのエンドレスを敷設。
カーブはR630(出入部)とR730(中間部)を組み合わせた"なんちゃって緩和曲線"にしてあり、ポイントはナシ。

こちら造形村の4両。まるで試作電車の1000形B編成のようです。



慣らし運転中(^^)v ヘッドライトはもちろん室内灯も標準装備です。



テールライトもご覧のとおり、郷愁を誘います。



R630走行中のようす。伸縮機構のおかげで外ホロがあっても余裕で通過します。もっとも外側からみるとあまり良い景色ではないでしょうが・・・



こちらは、対する自作陣営の動力車16形。MPギヤにキャノンEN-22高速型モーターを組み合わせています。



まずはスタートの試験。16形の出足が格段に速く、造形村編成はあっという間に置いてかれてしまいました。。
0系協調試運転_1(連結発進).3gp


4両対1両では不公平なので、26形単体だけ抜き出して同じようにスタートさせると、やはり16形の方が素直にスタートします。
0系協調試運転_2(単車発進).3gp


モーターの特性なのでしょうか、造形村の動力車はかなり低トルク・高速型にチューンされているようです。
やはり協調運転は無理なのでしょうか?

少し諦めモードで、高速域ではどうか試してみました。

まずは単車どうしで走らせてみます。
微妙な速度差はありますが、スタート時の反応がウソのように結構いい感じで追従していくではありませんか!
0系協調試運転_3(単車高速).3gp


ならばと、4両連結に戻してみたところ変わりません。いけそうですね♪
0系協調試運転_4(連結高速).3gp


以上のように、走行させているぶんには速度差はほとんどなく、同一編成に混在させても問題ないとの結論に至りました。しかし発進・停止時には少なからずモーター、ギヤ、カプラーに負担がかかることになるため、常に高速走行させている必要があります。これじゃぁ映画「新幹線大爆破」と同じだぁ~


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造形村0系の観察報告

2011-06-08 12:21:47 | 新幹線
こんにちは。

しばらく梅雨の中休みでしたが、今日はまたぐずついた空に戻ってしまいました。午後から少しは回復するのでしょうか。。

さて今回は、ようやくやってきた造形村0系の観察報告です。

その前にまずこの取扱説明書。これがすごいです。事情をご存知の方は多分卒倒寸前だったのではないかと思うのですが、1964年に0系がデビューしたときに作られた現場向けマニュアル「新幹線旅客電車説明書」のデザインそのものなのです。


なお現物はこちらを参照してみてください。
(「賽は投げられた」(K_S様)のページへジャンプします。ブラウザの戻るボタンで戻ってください。)


博多・新大阪向き先頭車の21形(パンタなし、便・洗面所付)です。



団子っぱなと呼ばれた前頭部の形状把握もカンペキです。



上屋根のルーバー。海側の縦スリットのものです。側板と上屋根の継ぎ目にはツメが引っかかる程度の段差があって、"雨樋ようのもの"はちゃんと表現されていました。



山側の横スリットのものです。ディティールは完璧ですが、海側ともども立体感はプラ成形なりの限界といった感じがあります。私はあまりウェザリングをしない方なのですが、これについては、自作車両ともども墨入れでメリハリをつけてみようかよ考えています。



このビスケットみたいなものは屋根上の通信アンテナです。さすがに中身までは表現されていませんが、「空中線につき踏付禁止」の赤文字がしっかり書かれています。
実車にこんな注意書きがあったとは知らなかったので、最初に箱から出したとき「造形村」って書いてあるのかと思って一瞬「おいおい勘弁してくれヨ・・・」って思っちゃいました(^^;;



続いて26形。パンタ付き中間電動車で模型ではこれが動力車になっています。
すくっと立ち上がったパンタの形状もいいですね。



連結面もディティールフルですが、貫通路は見えない部分だけに思いっきり省略されていて、のっぺらぼうの妻板にホロがとめてあるだけです。



この26形、プラ車両にしてはかなりの重量級でF級電機並のズッシリ感があります。量ってみたら465gもありました。


ちなみにその他の車両の重さは次のとおりでした。
 21形先頭車=169g
 25形中間車=173g
 22形先頭車=174g

参考までに自作車両の重さ(未完成なので推定)は次のとおりで、かなり「軽い」です(^^;
 16形(M付)=250g程度
 15、27、36形=120g程度

動力はオーソドックスな両軸モーター+ドライブシャフト+密封ギヤボックスといった構成ですが、車体中央部の床レベルをスカートの高さまで下げることによって、モーターなどがすべて隠されています。床下機器がレリーフ調になってしまいますが、通常の視点では見えないので問題ないでしょう。



続いて25形。パンタなし、便・洗面所付の中間車です。



そして最後が東京向き先頭車の22形。パンタまわりは26形と共通です。



以上が4両のアウトラインです。

この製品はプラに混じって金属パーツもいくつか使われていて、そのうちのひとつがこの側スカートにつくルーバー(ただし縦スリットのものだけ)です。内側が透けて見える、というふれこみですが、縦スリットの内側に縦スリットなので、見えているのかどうか微妙なところです。
あとは妻面の手すり(取付済み)やワイパー(ユーザ取付)に金属パーツが使われています。



そのワイパーは、光前頭のグレーの交換パーツなどと一緒に、先頭車のパーツ袋に入っています。通電ドローバーも一緒に入っているので、開封するときに紛失しないように注意する必要があります。



さて、ご覧のように予想通り素晴らしい出来の製品なのですが、唯一、この通電・伸縮ドローバーだけがクセ者で、不安と不満が残りました。
伸縮機能自体は優れていて、カーブではこんなに飛び出してくれるのですが・・・



外し方がスマートじゃないんです。
TNカプラーなどのように「引っ張れば外れる」構造ではなく、この写真の中央に見えるツメを"すぼめて"引き抜けというのです。



当然レールに載せた状態では無理で、イメージ的にはゴロンと転がしてこんな作業をしなければいけないと思うのですが、16両もゴロンと転がせます??



幸か不幸か、当鉄道では、これから自作の4両との連結方法を確定して作り込んでいかねばならないので、ウルトラC的には全部TNカプラーに換装してしまうというテもあるかも知れません。
ただし、通電機能を維持しないと26形以外の室内灯やヘッドライト類が点灯しない仕様なので、別途通電ジャンパのようなものをつける必要がありますが・・・


あと、自家製動力車(MPギヤ+キャノンモーター)との協調性について簡単な試験をしました。詳細は次の投稿までお待ちいただきたいのですが、簡単に言うと「低速では協調しないゾ」という現実が見え隠れしてまして・・・(^^;;


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0系だより22(床下機器の続きと、緊急速報♪)

2011-06-06 15:58:16 | 新幹線
こんにちは。

先日入手した27形のぎ装図面から台枠の横梁位置を求め、側スカートのボルト位置を見直しました。その結果、写真から読み取って作った図面とは最大でも1.5mm程度のズレで、かなり実車に近いことがわかったので、すでに取付け済みの床下機器はそのままにすることにしました。
次の写真は、修正したボルト位置をプリントして床板に貼ったもので、見難いかも知れませんが、だいたい線と線の間に床下機器が収まっていることがおわかりいただけるかと思います。



なので、ボルト位置も今のままで大きな問題はないのですが、せっかく調べてきたデータを使わないのはもったいないので、この正解版型紙にしたがってボルト穴を打っていくことにします。

それから、床下機器のうちブレーキ制御装置と並んでやっかいな偶数車につく主変圧器まわりは、次のように表現しました。

まず高圧機器箱の右サイドにφ7mm×長さ5mmの円筒を接着します。穴あけパンチの抜きカス(φ6mm)にペーパーを巻きつけて作りました。



この円筒から電動送風機の方へパイプが伸びているので、φ3.5mmの丸棒から14mmの長さに切り出します。実はこれ、平筆の柄の部分です(^^; 丁度良い太さだったので、哀れにも2両分28mm短くなってしまいました。。



その電動送風機は吸排気側を一体にして、こんな感じで作ってはみましたが、丸棒を円筒側だけで支持するのは危ないので、結局左右をバラして写真の左側は床下に接着、反対側は車体に床板をはめた後にネジ止めする、という方法にしました。



3つの部品を接着するとこうなります。これは16形動力車の写真なので2枚目の写真(36形)と違って高圧機器箱の奥行きがありませんが、基本的な作り方は一緒です。



次に、丸棒の下側に角にRをつけた紙を1枚、やや「ハ」の字になるように貼って・・・



今度は四隅にRをつけた紙を丸棒の横っ腹に「逆ハ」の字になるように貼って完成です。実車はここにボルトの頭がいっぱい見えるので、後で余力があったら薄紙にポンチしたものを貼り重ねることにします(たぶん余力ナシ・・・)。



続いて残りのブレーキ制御装置3組を作ろうとしたのですが、どうも気乗りがしないので、汚物タンクの試作品を作ってみることにしました。エンドウの「各種タンクセット」の大エアタンクが6本残っているので、これを使って作ります。



これが付く車端部はTNカプラーがデンと居座っているので、まずエアタンクを3つに切り分け、左右だけ使うようにします。



隣り合わせるタンクの内側どうしを少し平らに削ります。正確に測っていません。感覚でザクザクやっています。



2つを貼り合せて、カプラーの左右に置けば完成。なおこの段階ではまだ位置の確認なので、接着はしていません。感覚的には床板との間に少し「枕」を入れて、吊り位置を下げた方が良いように思います。



さてさて、そうこうしているうちに宅配便やさん。

造形村0系キター!!
すごい!縦積み4両です。ミニタワーPCかと思ってしまいます(^^;



21形。うるうる。。夢の超特急が今ここに・・・



せっかくなので、しばらく愛でてからレビューを書きます(^^)v



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いざ、ひかりの聖地へ

2011-06-04 00:35:47 | 新幹線
こんにちは。
きょうの東京地方は、久々の梅雨の晴れ間がのぞいています。
木々の緑もだんだんと濃くなってきました。

あす4日はいよいよ造形村の0系の発売日ですね。
昨年のJAMでの衝撃の発表から10ヶ月の熟成を経て、さてどんなクオリティで登場してくるのかとても楽しみです。
通販で予約しているので明日すぐに手にすることはできませんが、ターゲットは手中にあるのも同然。焦らず到着を待ちたいと思います。

それに対抗できるはずもない当工場製ゼロ系軍団。一定のメドがついたので(ん?誰かのセリフ?)もう深追いはしないと誓いながら、"肩を並べる"などとおこがましいことは言いませんが、せめて腰元くらいまでは追従したいとの思いから、まだ見ぬ幻の27形を求めて、ついに行き着くところまで行ってしましました。
そう、文字通り"行って"きたんです。ジャパニーズ「シンカンセン」を生んだあの聖地へ。


国立駅の北側に関連事業所も含めて広大な土地を構える「鉄道総合技術研究所」、通称JR総研です。言うまでもなく、わが国鉄道技術の心臓部とも言える研究機関です。今日はここの図書室にお邪魔しました。基本的には職員、JR関係者、賛助会員用の施設ですが、許可申請すれば一般人でも閲覧ができます。



建物の前には新旧2つのリニアモーターカーが誇らしげに展示されています。こちらは山梨実験線のモックアップ車両とか。



そしてこちらは「JNR」マークも懐かしいML100試験車。昔の絵本や図鑑によれば、20XX年にはこんな乗り物がビュンビュン走ってるんだゼ!(^^;



館内に入ると十河信二元国鉄総裁のレリーフが飾られています。島秀雄氏と二人三脚で逆風の中、新幹線プロジェクトを世に問うたのがこの人ですね。



海外からの客人も多いとみえ、日本庭園風のロビーが目を引きます。



ロビー脇には歴代のリニアモーターカーの模型が展示されています。



宮崎実験線で使われたMLU002Nの超伝導磁石の実物。でかいです。



およそ鉄道車両の部品とは思えません。宇宙船か・・・、



もしくは化学プラントの装置のようです。。



Nゲージ車両が並んでいる展示ケースがあったので覗いてみると、東日本大震災を受けた被災地への応援コーナーでした。「がんばろう、東北!」のメッセージとともに、新幹線「はやぶさ」はじめ東北地方ゆかりの列車、そして緊急ガソリン輸送列車も再現されています。



こなごなに砕けた高架橋の写真。「それでも三陸鉄道は挫けません」のメッセージとともに、災害復興支援列車の写真も飾られていました。



さて、図書室はというと、これも鉄道技術の中枢にある施設だけあってすばらしいものでした。明るく広々としたスペースに内外の書籍、論文、雑誌、資料などが整然と並べられていて、備え付けのパソコンでも検索ができます。

お目当ては「新幹線ぎ装図面」という設計図集で、事前に照会しておいたためすぐに出してもらえました。昭和52年刊なので、昭和47年に登場した27形&36形ペアの図面も収録されているはず・・・

狙いは的中。床下機器の詳細な配置図が無事、入手できました。
これは27形の中央付近の図です。「カ」と書かれたのが35kVAのMG。横向き(枕木方向)に取り付けられているのがわかりますが、予想に反して意外と筐体は小さく、車体中心から下側(海側)しか占拠していませんでした。そして反対側には「オ」と書かれた箱がありますが、これが本来36形食堂車に積まれるべき「主平滑リアクトル」であることもわかりました。



断面でみるとこんな感じです。模型ではすでに"MGらしき形のもの"を車体幅一杯につけてしまっているので、少し修正が必要ですね。



そしてこちらの図面。左上あたりに「ス」と書かれたのがブレーキ制御装置です。箱一杯に大きなエアタンクが描かれています。スカートに隠れた部分にはこんな大きなエアタンクが隠されていました。
そしてその下の「セ」が問題のコンプレッサーです。



コンプの外観がわかる図なり写真はないかと探したら、別の資料に写真がありました。こちらです。


いやぁ強烈ですね。。(^^;
コンプの詳細写真には違いないけど、これじゃ丸裸すぎて「床下機器」としてのイメージがさっぱり湧かないなあ。。何かこう、箱のようなモノに入ってるんでないかい?

まあ、逆に言えばエンドウのC2000でも大同小異。十分使い物になるということが証明できただけでも大きな進歩と言えそうです。


さあ、資料も行き着くところまで行き着いたし造形村の0系も発売になった。資料とにらめっこするのはもうこのぐらいにして完成を急ごう(^^)


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