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80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

新幹線0系電車の製作17(27形の鋼体が完成)

2011-05-21 01:38:03 | 新幹線
こんばんは。

最近は晴れると真夏のような暑さになりますね。この週末も夏日とか。。先が思いやられます・・・

近所にディスカウントスーパーが開店したので、ひやかしに見てきたら、今年はエアコン商戦ならぬ扇風機商戦がすごいことになってました。USB扇風機やら首かけタイプやら、3電源方式なんていうのもあって。。
個人的には、設定温度を高めたエアコンほど憂うつなモノはない、と思っているので、今年の夏は潔くウチワ、扇風機、風鈴、ゆかたで過ごそうと真剣に考えてますよ(^^)


さて0系。3作目となる27形の鋼体が完成しました。
作り方は毎回同じなので、簡単にご報告します。

まず側板に妻板と客室仕切り壁を貼って天井板を載せるところ。



そして完成。(早いって)



27形は中央寄りについた身障者対応の幅広ドアがポイントです。



そのため、仕切り壁が車体中央近くに1枚入るので、他の車両と比べて車体の剛性がアップしています。



組み立てが進んでくると、ついこんな風に並べてみたくなります(^^;



で、並べると欲しくなるのがカプラー。
伸縮ドローバーを自作しようと模索してみました。
造形村さんの0系は、どうもスケールどおりの連結面間500mmで登場するようなので(チラシのイラストから推定)、これに合わせると直線ではこんな感じ。



これでR550mmを通過可能というのですから、どんな伸縮カプラー積んでくるの?って感じですが、当鉄道は最急610Rをクリアできればいいので、それに合わせてみてもこんなにガバッとあいちゃう!!



種々検討の結果、最大伸縮量は1センチ以上必要らしく、どうもうまく機能しそうにないため、自作はやめて市販のTNカプラーを使うことにしました。台車と干渉しそうなので、胴体を少し削る必要がありそうです。



上の件はもちろん、今回作る4両どうしの連結部分の話で、造形村編成との連結方法は、実車を見て決めたいと思います。


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新幹線0系電車の製作16(27形攻略中)

2011-05-19 10:35:43 | 新幹線
こんにちは。

今回はあまり進展なくプチ報告です。

資料が少なく一番厄介な27形。36形食堂車とユニットを組む車両ですね。
先日買った広田尚敬氏の「国鉄車両形式集」の写真をメインに、その他手元にある写真や図面を総動員して、ようやく側スカートの取付けボルト位置と床下機器のおおまかな配置を解明しました。たぶんこんな感じでしょう、という図面です。


前位(左側)の抵抗器と制御器の並びは他の奇数車と一緒、中間部のスカートの分割位置が左にやや(たぶん430mm)ずれていて、その間のボルト位置は奇数にも偶数にも属さないようなパターンになっていました。
ボルト位置=横梁位置=床下機器取付け位置ですから、本来36形が積むべき機器を分担している影響が色濃く出ているといえそうです。

それにしても広田氏の写真はすばらしいですね。大判カメラによる抜群の描写力、床下機器にまで回り込む光線の具合など、形式写真の王道中の王道といえます。しかもそのカメラが自作機だというからびっくりします。
セオリーに沿ってしっかり撮られた写真は鑑賞だけでなく、模型作りの強い味方にもなるのだ、ということを改めて認識させられました。


で、床下問題は何とか片付いたのであとは車体を組むだけなのですが、切り出した側板を眺めていてハッと気付きました。ここに何か必要じゃない?



そう、点検蓋のスジ彫り。
お便所のあるところに点検蓋あり♪
今回は組み立て前に気付きました(^^;

もはやいちいちプレス器を作っていられないので鉄筆で・・・
と思っていたら、何のことはない、シャーペンで十分スジが彫れました。
ちょっと太いですが、ドアエンジン点検蓋と比べても遜色ないでしょ?



ということで、残る難関は36形食堂車。
「リニア・鉄道館」はテッパクみたいにちょっと行ってくる、って訳にいかないものなぁ・・・
スチール巻尺持って激安高速バスで取材敢行! しようかな?(^^;


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新幹線0系電車の製作15(2両めの鋼体が完成)

2011-05-18 01:29:15 | 新幹線
こんばんは。

0系記事も15回目になりました。これほど連続して同じテーマで投稿したのは恐らく初めてじゃないかと思います。我ながら熱が入ってるなぁと感心するやら呆れるやら・・・(^^ゞ

さて、先行試作車の15形に続けて残りの3両を組み立てていますが、車体パーツのなかで一番面倒な天井板をまず3両分作ってしまいました。

おなじみUFO(補強板)は3両分で18枚。観念して切り出しました。。



酷使がたたってプラ製の円定規には“うっかり傷”が増殖。よく使う中心線付近がガタガタになってきたので、新たな中心線を引きなおし、新しい断面を使うようにしました。



1作めと同様、縦の補強板も入れた3両分の天井板が完成しました。



腰と窓上に曲げぐせをつけた16形グリーン車の側板。15形と違ってトイレ・洗面所がない代わりにドアが前後2箇所にあります。



右側面に妻板と仕切り壁を接着します。この16形は動力車になるので、先に完成している動力ユニットの床高さに合わせて、補強材はT車よりも高めの位置に貼ってあります。



車掌室と客室との仕切り壁が、センターピンに取り付けたラグ板と配線コードに当たってしまいました。薄々はわかっていたのに、漫然と作業をしているとこうなります・・・



角材をあてて、慎重に中央部に切り込みを入れました。



少し切り込み量が足りなかったので、ラグ板を少し下へ曲げたところうまく収まりました。



反対側の仕切り壁はデッキ寄りなので、このままでセーフです。



偶数車にはパンタが載ります。その部分は少し低屋根になっているのですが、これも見事に失念していたため、補強板の車端から約2cmの部分に慎重にカッターを入れ、2mmほど低くしました。



完成した2両のグリーン車の鋼体で、手前が今回組み立てた16形です。
結局、非常口は枠付きのままとしました。



動力ユニット(床板)をはめてみます。無理なく入りました。高さもOKでしょう。



スカートに当たるまでめいっぱい台車を曲げるとこんな感じです。610Rはクリアできそうです。



天井板はすでにできているので、あと2両、なんとか今週末までには組み立てたいですね。


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新幹線0系電車の製作14(モーターを高速型へ)

2011-05-16 09:22:33 | 新幹線
こんにちは。

先週金曜の夕方ですが、時間が空いたので東京駅の新幹線ホームをぶらついてみました。仕事と送迎以外であのホームへ入ったのは初めてかも知れません。
今まで新幹線は被写体としてあまり考えていなかったため、0系や100系、そして500系すらまともな写真が1枚もないという反省から、せめて、まだ間に合う300系は記録に残さなきゃ、という思いで行ってみたわけですが、予想以上に300系使用編成が少ないのにがく然としました。

30分くらい待ってやっと来た300系を挟んで、左は今や東海道のヌシとなった700系、そして右奥にその改良型N700系と並びました。



700系が出れば形式写真が撮れるかと思いきや、降車が済むとあっという間に運転所へ引き揚げてしまいました~



「リニア・鉄道館」に2両もの300系が展示されていて「へー。もうそんな時代?」と不思議に思ったわけですが、もはや絶滅危惧種の一歩手前なのは確実なようで、ちゃんとスケジュールを組んで計画的に撮影しないといけないのだ、と改めて悟りました。


N700系の先頭部分をナナメ後ろから。
機能性とエアロダイナミズムのせめぎ合いが生んだカタチというか・・・
もはやペーパーモデラーの力の及ぶところではございません。。アハ(^^;;



ということで、2011年の新幹線シーンから、高度経済成長の槌音が響く1970年代に時計の針を戻していただきましょう。博多開業へ向けて0系の製作が続いています。

金曜はこのほか某模型店で買出しもしていて、EN-22の高速型モーターをゲットしたので、週末にさっそく交換しました。

これがそのモーター。躯体の寸法は高速型も一般型と同じはずですが、でも何か違う雰囲気が・・・



やや、軸が短いです! 一般型より左右とも5mmくらい短いでしょうか?
カタログを見返しましたが、高速型イコール短軸とは書いてませんヨ。うーん・・・



なるほど、だから「モーター延長軸」を使えということなのか?と思い、一度仕舞いこんだパーツを出してみましたが、やはり長すぎて使えません。
さりとてユニバーサルジョイントは、すでに中間のドライブシャフトを4~5mmほどカットしてしまったので、このまま取り付けると走行中に外れる可能性があります。

ちなみにジョイントを一番縮めた状態にすると、センターピン位置は7mmくらいずれていました。見にくいですが、右端のギヤボックス脇にセンターピン穴があるのがおわかりいただけますか?



仕方がないので新たにユニバーサルジョイントを買い直したのですが、ドライブシャフトの位置を微妙に調整すれば、モーター側、台車側ともそれぞれ5~6mm程度の“差込シロ”をとれることが確認できたので、このまま使うことにしました。
ただ、シャフトがすっぽ抜けても困るので、モーター側のみ瞬着を流してジョイント部と固定してあります。



元のモーターホルダーを使って床板にモーターを固定したところ、軸が短くなったためか、今度はホルダーの端とジョイントが干渉するというトラブルに見舞われました。すべて純正部品どうしの組み合わせなのに、どうしたことでしょうか??



当たるといっても角と角がわずかに当たる程度なので、モーターを回転させてジョイントの端をヤスリでなめてやることで乗り切ることにしました。もっとも当たった状態ではモーターが回転しないので、あらかじめカッターでザクザク切っておきました。



配線は床下を通すように変更し、写真のように台車脇に穴を開けて床下へ引き出しています。内装のことを考えるともっとセンターピンに近いところから引き出したいのですが、うまい位置がないのでここにしました。



試験走行結果は問題ありませんでした。



一般型モーターと比べてみると、やはり速いですね。
蛇足ですが、配線をちゃんとしたので同じ方向に走ります(^^;



さて、掘り出し物が楽しみなエンドウさんですが、先日こんなものを見つけました。鉛のウェイトです。12×140×t2.5mmで105円。T車の補充によさそうなので試しに2本だけ買ってきました。文字通り鉛色に鈍く輝いていて、持つとズッシリきます。



さすがに1本丸ごとだと重すぎるので半分にしました。28グラムあります。



高速走行中に落ちるとコワイので、接着剤ではなくネジ止めにしました。ネジの頭が白く見えるのはナットの緩み止めに木工用ボンドを垂らしたからです。少量ならカッターやドライバーの先で簡単に剥がせるので、緩み止め剤代わりにあちこちで使っています。



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新幹線0系電車の製作13(これで決まり?)

2011-05-13 14:47:14 | 新幹線
こんにちは。

どうしても気になって、側スカートのボルトの“真相”を究明すべく、5冊の本の写真とにらめっこしてみました。その結果出てきた答えは、今までの予想を裏切るものでした。
相変わらず重箱をつつく記事で恐縮ですが、興味のある方はお付き合いください。

ではその真相とは・・・

以前の記事で「製造時期の遅い27形や36形はスカートのボルトが太く、縦の配列も1+2段から3段等間隔になっている」「騒音防止のスカート延長は関係ないよね」などと書きましたが、これは半分正しく、半分は間違いでした。
このようになっているのは台車周辺だけ、つまりスカート延長と大いに関係があったのです。

0系は昭和47年度の第14次車で騒音防止のため、台車部のみスカート延長が実施されたとされています。私は現車を見たことがないのですが、「鉄道ファン」2008年11月号(No.571)の30ページに写真があるので、お持ちの方は参照してください。

これは結局効果なしとのことですぐに取り止め(恐らく翌48年度から?)になるのですが、どうやらこのスカート延長に備えるために取付ボルトを太く、等間隔にしたようなのです。

形式図にはスカート延長に関する変更図(寸法記入なし)があるので、それを参考に模型化寸法を推定した結果、台車側面の53mmにわたる区間が延長区間だったことがわかりました。この改造(変更)に当たり、スカートには新たな継ぎ目が発生しています。

模型化のために起こした図面をもとに変更の様子を書き出してみました。
下側の図の赤い部分が「等間隔・太ボルト」のある区間で、破線がスカート延長部分です。赤線で示した新たな継ぎ目では新旧のボルトが隣り合い、その前後では取付けステーの位置自体も変更されているのがわかります。なおこの寸法は奇数・偶数車で共通のようです。


以上はあくまで推定でしかないのですが、長らくモヤモヤしていた疑問が解けました。

これを踏まえ、15、16形グリーン車は旧タイプの3次車として、新タイプの27、36形とは変化をつけてみることにしました。ところが・・・

15次車までは非常口が枠無しのシンプルなタイプなんだとさ・・・


せっかくプレスしたシール、くやしいけど剥がしましょうか。。(~_~)




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