goo blog サービス終了のお知らせ 

80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

京王2024Fの製作(9)

2025-03-23 03:31:48 | 私鉄電車
3月21日にRMライブラリー297「京王線の湘南顔電車」が発売されたのでさっそく購入しました。「京王帝都のグリーン車」など既刊の書籍と内容的には被る部分が多いものの初見の写真も多く、2700、2000、2010系の概説をコンパクトにまとめた1冊として手元に置きたい本です。関連する1000系など井の頭線の湘南顔電車や、2000、2010系のサハとして使用された14m級小型車についても若干のページが割かれています。



ということで、優良有害図書(笑)を養分にして2010系の製作を進めましょう。デハの前面をパテ+サーフェーサーで仕上げ、サハを含めて雨樋を貼り込みました。t0.3スノーマット紙を幅0.5mmぐらいに切ったものを瞬着で貼りましたが、何度やってもヘロヘロ感をゼロにはできませ~ん!w



俯瞰写真が少なく運転台上部の雨樋の取り回しがよく分かりません。模型作例ではコの字型になっている例が多いようですが、形式図や保存車を下から見上げた写真などを総合的に勘案して大きなRで回り込ませました。この辺は好みのモンダイということで。。



デハのうちの1両が、乗務員ドアの後ろがやけに膨らんでいて乗務員室仕切板がきちんと溝にはまっていなかったため、仕切板と側板をカッターでいったん剥がして側板を押込み直し、ペーパーで均しました。



パンタ台の形状ですが、これも保存車では下から見上げる形になるうえ、ランボードに隠れて見えないので、とりあえず高さを出すためにt0.5のペーパーを貼って、この上にエコーの「パンタ碍子台」を載せることにしました。



中間のサハ2両にも雨樋を貼り付け。



床下は先行して作ってあるので車体に嵌めてニヤニヤ。



すっかり忘れてましたが通電カプラー+引通し線の豪華仕様(笑)になっていました。これは頑張って完成させないと・・・



京王2024Fの製作(8)

2025-03-13 00:07:01 | 私鉄電車
デザインの良いトレジャーファクトリーのシールドビームを使うためヘッドライトケースを作り直します。まずはφ3.0からφ3.3に穴を開け直し。直径で1割大きくなるので、この段階でかなり大ぶりになっちゃうな~と戦々恐々。。



箱に組んでみると・・・ 案の定1割、いや2割ぐらい大きくなっちゃった。。なお奥行きは変わりません。



遮光のためブラックを塗ってセンターに据え、両脇に屋根板の端材から切り出したオデコを載せます。右がざっくり削って載せただけの状態で、左がボディに合わせてさらに整形した状態。ライトケースはやはり実車よりやや大ぶりですがまあOKとしましょう。



さらにパテを盛り付け。まあなんと雑な盛り方でしょう。。。



乾燥を待つ間にアルミサッシを仕込んでおきます。薄手のアートポスト系用紙の手持ちがなかったので厚口のコピー用紙にプリント。これを全て窓抜きするのかと思うと気が滅入りますがとりあえず1個抜いてみました。中桟の幅は0.5mmとしましたが、いつもの癖で攻めすぎた結果0.3mmぐらいになってしまいました。



2個目にチャレンジ。下がそれですが今度は太すぎ・・・?というか設計通りの0.5mmぐらいになりました。ちなみに実車の中桟の幅は30mmだったのでこの中間ぐらいがちょうどいいようです。ムズカシ~~。。




京王2024Fの製作(7)

2025-02-26 11:36:52 | 私鉄電車
ヘッドライトを作っていきます。実車はこんな感じで、1次車がオリジナルの1灯白熱灯を2つ並べて2灯化した巨大なケースであったのに対し、2次車以降は一気にコンパクト化したシールドビーム2灯になりました。スマートでいいのですが模型的には小さすぎてなかなか手強い相手です。



実際のシールドビーム本体の寸法は分かりませんが、φ3mmぐらいがちょうど良さそうなので、手持ちの外径3mm内径2mmの真鍮パイプに合わせて周囲をt0.5プラ板で囲み、2灯間も0.5mm空けることにしてケースの寸法を決めました。見栄え勝負の場所なので穴開けは小径のドリルから始めて慎重に拡大していきます。板はt1.0プラ板です。



φ3mmまで広げたところで真鍮パイプを通して確認。第一難関突破です。



一方、作業中も常に煩悩がチラついていて、実はトレジャータウンの「シールドビーム フチ丸」というパーツが良好なデザインで気になっていたのです。ただ、直径がφ3.3mmとやや太めなので諦めていたのですが、「とりあえず買ってみるか。大きすぎたら他に使えばいいし・・・」ということで調達しました。ちなみに上に見えるのが箱に組み立てたライトケースです。



これがパーツ一式でクリアレンズ付き。まさに「フチ丸」のデザインが実感的で非常にムフフであります。



しかし案の定φ3mmの穴には入らず、φ3.3mmドリルは持ち合わせていないのでMPボルスターの穴開け用のφ3.2mmドリルでだましだまし広げてみたところ、だましきれずに中央が割れて周囲が膨らんでしまいました。2灯ともあと0.1mm分広げると確実にバカボンに出てくる「本官さん」の目のようにつながってしまいそうです。まぁ全体が破壊しないのでこれでいいのだ👍



・・・って、よくないよくない・・・。まあそれでもプラの弾力を信じてフチ丸を差し込んでみます。お、いけるか!?



確かに少し太めな感じではありますが、そんなことはフチ丸の威力には勝てません。これでいいのだ👍 ただ、さすがにこのケースでいくのは無理がありそうなので、φ3.3に合わせて全体をわずかに大きくしたケースを作り直したいと思います。



あと、テールライト用の赤レンズのほか、通過標識灯用に好適なクリアレンズ(いずれもφ1.6mm)もトレジャータウン製品で揃えました。痒い所に手が届くパーツありがとうございます。




京王2024Fの製作(6)

2025-02-24 02:12:08 | 私鉄電車
中間のサハ2500系2両の内貼りをすべて貼り込み、補強材を接着した状態がこちらです。



予め貼り合わせてあった妻板を当てがってうまく展開寸法が合っているか確認。今回は上すぼまりになることもなくピッタリ合いました。👏👏



そのままサハ2両を箱に組み立て。



先頭デハのフロントウインドウがイメージと違っていたのをリベンジします。まずは天地寸法を約1mm拡大したもので窓抜き。この後、窓の内側に沿ってt0.25×w0.5プラ帯を貼ってHゴムに見立てます。後年は太いスチールの押さえ金になりましたが、登場時からしばらくは普通のHゴム支持だったようです。



前面の下半分を先に車体に接着しますが、ここで寸法取りのミスが発覚。2mm弱全長が長くなり過ぎたので、いったん乗務員ドアの前でカットしてから接着し直しました。



湘南顔のお面が完成しました。



これで4両がとりあえず箱になったので、雨樋やランボードなどのディティールを追加したのち塗装に入りたいと思います。



京王2024Fの製作(5)

2025-02-21 02:11:43 | 私鉄電車
去年の2024年にちなんだ「ケガキ初め」のお題として作り始めた京王2010系の2024F。案の定、仕掛りのまま軽~く年を越してしまったわけですが、「2024年度」ならまだ間に合うゾ・・・ということで再開してみました。

調べてみたら去年の10月の3連休に少しいじっていて、先行して組み立てたデハ2024号車の「湘南顔」のイメージが違ってしまったので前面窓を解体したところで止まっていました。



残りの3両は手付かずだったので、とにかく車体を箱にすることから始めます。反対側の先頭車・デハ2074の窓を抜いてドア、内貼り、補強材まで貼ったところ。



連結面妻板と乗務員室仕切りと組み合わせて箱になりました。湘南顔の作り込みはこれからです。



中間車のサハ2両も何とか気持ちを奮い立たせて一気に窓抜き。



1両は内貼りまで、もう1両はドアまで貼った状態で時間切れとなりました。



下回りはほぼ出来上がっているので車体が組み上がれば後は速いはず。。いったんコアレスパワトラからMP動力(片方のデハに動力集中)に変更しかかりましたが、やはり走行のバランスを考えると両端に動力車があった方がいいのでパワトラに戻すことにしました。