新国立美術館の「加山又造展」へ行きました。
日曜日ということもあり、混んでいました。
美術館の人気企画ものに来るたびに、
日本人て美術が好きなのだな~と思います。
印象的なのは、桜とかがり火の描かれた屏風絵と、
枝垂れ桜の屏風絵、
モダンな裸婦像の「はなふぶき」、
そして、
萩のアームリング。
もともと、加山又造は、和装図案化の息子であったそうで、
着物も何点かありました。
麻の藍染めは蔦文様の色合いも涼しく、
桜文様の訪問着は可憐。
銀の摺箔の訪問着や、
黒い打ち掛けも存在感がありました。
どれも、上質な空気感を漂わせていましたね。
ひとつ、ひとつ、
これには、どんな帯がいいかな、
などと着上がった姿を空想しながら見ました。
着物は人がまとって完成する芸術品。
着た人の心をも変える影響力があります。
この着物は、私には似合わないな、とか、
これを着たらどんな気持ちになるかしら、
などと夢想しながら見て廻るのが、とても楽しくて、
しばらく余韻に浸っていました。
この他に、「不二」と題された富士山の掛け軸や、
紅葉柄のデミタスカップも素敵で、
着物も含めて、いずれも個人蔵となっていまして、
なんともうらやましいこと・・・
加山又造は、琳派の流れを汲みますが、
単なる写しではなく、
「断絶」することから本質をえぐり出すことのできた人。
月と、波と、雪月花。
私の和心が踊る、豊かなひとときでした。
日曜日ということもあり、混んでいました。
美術館の人気企画ものに来るたびに、
日本人て美術が好きなのだな~と思います。
印象的なのは、桜とかがり火の描かれた屏風絵と、
枝垂れ桜の屏風絵、
モダンな裸婦像の「はなふぶき」、
そして、
萩のアームリング。
もともと、加山又造は、和装図案化の息子であったそうで、
着物も何点かありました。
麻の藍染めは蔦文様の色合いも涼しく、
桜文様の訪問着は可憐。
銀の摺箔の訪問着や、
黒い打ち掛けも存在感がありました。
どれも、上質な空気感を漂わせていましたね。
ひとつ、ひとつ、
これには、どんな帯がいいかな、
などと着上がった姿を空想しながら見ました。
着物は人がまとって完成する芸術品。
着た人の心をも変える影響力があります。
この着物は、私には似合わないな、とか、
これを着たらどんな気持ちになるかしら、
などと夢想しながら見て廻るのが、とても楽しくて、
しばらく余韻に浸っていました。
この他に、「不二」と題された富士山の掛け軸や、
紅葉柄のデミタスカップも素敵で、
着物も含めて、いずれも個人蔵となっていまして、
なんともうらやましいこと・・・
加山又造は、琳派の流れを汲みますが、
単なる写しではなく、
「断絶」することから本質をえぐり出すことのできた人。
月と、波と、雪月花。
私の和心が踊る、豊かなひとときでした。