イリスの色いろのお話

イリスのエレガンス★コミュニケーション blog
色彩・着物・ファッション・アート

大久保信子さんのトークショーへ

2011-10-22 22:02:48 | ファッション
今日は、午前は留袖の着付けに出張し、

午後は、着物スタイリスト・大久保信子さんの

「染のきもののコーディネート」トークショーに参加しました。



この企画は、「落合ほたる」という
染色工房さんたちのイベントの一環で、なんと無料でした!



東京友禅や江戸小紋、色無地を中心に、
染のきもののお話をうかがいました。



通常、「染の着物に織の帯」が正装と習うので、

染の着物に染め帯は格が低い、という思い込みがあります。



大久保先生は、染め帯でも、

金を使ったり、文様が格の高いものであれば大丈夫。

名古屋帯で良いのですよ、とおっしゃいます



確かに、着物を着こなれてくると、そう思います。





また、色合わせの基本もはずせません。



基本的に、全体を三色でまとめること。

(関西は五色とも言われます)



一枚の着物に三本の帯、その基本色は、

白、黒、錆朱(さびしゅ)。



「菰(こも)は着ても、錦の帯」

ということばに表れるように、

着物は汚れやすいけれど、帯はいいものを選ぶこと。



などなど、一時間足らずのお話に、皆さんメモをとるなど、

熱心に聞いていらっしゃいました



私も、最前列でしたので、

反物や、大久保先生の上品で粋でな着こなしを

間近で拝見でき、大変満足でした





翌朝は、五歳の男のお子様と、ご両親様の着付けがあります。

男袴の着付けは久しぶりなので、

夜は、父をモデルに、袴の着付けを練習しました。



気がつけば、着付けときものの一日で、とっても楽しかった

もっと、日常に着物にふれていたいな~と思うのでした。