イリスの色いろのお話

イリスのエレガンス★コミュニケーション blog
色彩・着物・ファッション・アート

着付師の成人の日~2010

2010-01-11 22:33:30 | 色彩
成人の日。

今年の私の着付け担当は、前年と同じヘアサロンで、
14名のお客様ということでした。

私とアシスタントの二人だけで、時間内に全部出来上がるのか?
いや、やるっきゃない!!

と意気込んで行ってみたら・・・

なぜか、他にも着付師がスタンバイしていて、
(聞いてないですけど???)
お客様を順番に振り分けて着付けするので、
途中30分近くも手ぶらになるシーンがしばしば。
結局5名のお嬢様を着付けました。

う~ん、、、
以前、50~60名のお嬢様の着付けの責任者までやった私としては、拍子抜け。

忙しかった他の着付師さん、ごめんなさい、になりました。


ところで、私の担当させていただいたお嬢様の中に、
日本舞踊を習っているとう方がいらっしゃいました。

叔母さまから譲り受けたという、
茄子紺地に熨斗目や手鞠が描かれた振袖。
長襦袢はモスグリーンで、伊達衿は梅鼠色。

<なんと渋くて素敵なコーディネート>
と思ったら、
辻村ジュサブローのものでした。

どれもこれも、似たようなレンタル品の多い中で、
異彩を放っていましたね!

ご本人は中学生の時に着付けを習い、
その時の先生の本業が日本舞踊だったとか。

いつもは古典的な帯結びが好きだそうですが、
今日は私にお任せしていただき、アレンジものにいたしました。
きりっと、華やかに、したつもり。

こんなお嬢様がもっと増えるといいな~と、思いました。

最近は安価なレンタル物が出回っており、着物も帯もはペラペラに薄い、、、
模様はプリント。洋服感覚で選べばいいのでしょうが、
着付けしてて寂しいです。

おまけに、「ゆるふわ」なヘア。
前髪もサイドも顔にかかって、
後ろ髪ももしゃもしゃで、なんだかよくわかりません。

ヘアメイク技術のなさなのか、流行とはいえ、品を感じないですね~。

そんな風に思う私は、やっぱりオバサン、なんでしょうねぇ。。。。