イリスの色いろのお話

イリスのエレガンス★コミュニケーション blog
色彩・着物・ファッション・アート

ルネラリック展~国立新美術館

2009-08-06 18:49:48 | 観劇・アート
国立新美術館の「ルネ・ラリック展」へ足を運びました。

昨年の夏、箱根のラリック美術館へ立ち寄りましたが、
数日前、そのことをなんとなく思い出し、
部屋の出窓のフォトフレームを、
その時買ったハガキ「ユリの女」に変えたばかり。


ラリックの作品の中には、
朽ちたもの・・・
枯れた花、しおれた茎さえもモチーフとしてしてしまうものがあり、
それを見ていると、
本当に自然~有機的な秩序を愛していた方なのだな、と思います。

ラリックの色使いは、
後期になると単色のグラデーションが多くなります。

より、シンプルに素材と色のもつ可能性を追求されたようです。
ガラスの透明感と奥行き感が美しい。

個人的にはアールヌーボー調の櫛、簪、ブローチが繊細で大好き。

ワクワクしながら見て廻り、
蒸し暑い夏、ひんやり、優雅なひとときを楽しみました。