気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

趣味の蕎麦

2009-10-12 07:35:33 | Weblog
蕎麦打ちを趣味とする友人から招待を受け、ご馳走になってきた。
蕎麦に興味・関心を持っている人は多いようである。私もそんな中の一人であるが、私の場合は美味しい店を探してそこへ食べに行く程度である。だが蕎麦通を自認する人々の中には新しい蕎麦粉を手に入れて自分で打つという人も結構多いようである。
だが、この度の友人はそのようなレベルを遥かに超えている。「本当に旨い蕎麦を打つには、いい蕎麦を仕入れて自分で挽かなければ駄目だ!」と宣う。
彼は石臼を購入した。普通、その石臼は手で廻す。だが彼は、ホッパーに入れた蕎麦が電動の石臼に流れ、自動で“粉”になる装置を自分で作り上げた。然も、それらの装置を設置するための建物まで造ってしまった。それほどの気の入れようである。
だが彼の凄いところは、それらの趣味を単なる道楽に終わらせないところである。その過程で得た知識・ノーハウを利用し、今では石臼の販売にまで手を延ばしている。流石、東大を出て一流企業のトップを務めた人間の余生だけのことはある。