今日は「終戦の日」です。
昭和20年8月15日、「昭和天皇」による玉音放送で戦争の終結が国民に知らされました。
(※この「8月15日=終戦の日」はメディアが作ったものであり、本当の意味での終戦の日は別の日であるという説もあります。)
太平洋戦争で戦死した日本軍は約230万人、アメリカ軍による本土空襲や沖縄上陸作戦、原爆投下などで亡くなった日本国民は約80万人でした。
沖縄戦では、沖縄県民59万人の内12万人以上の方が亡くなっていらっしゃるのですが、その内の9万人がひめゆり学徒隊などの200人を含めた 非戦闘員の民間人の方々でした。
原爆投下では8月6日の広島市で34万2千人の内14万人の方が、8月9日の長崎市では24万人の内7万人以上の方が亡くなりました。
広島や長崎では原爆投下から60数年を経た今でもなお多くの方々が被爆の後遺症で苦しみ続け、原爆症が原因で亡くなったとみられる方がいらっしゃるのが現状です。
この事実があるからこそ、アメリカ人や某日本人政治家の「原爆投下は戦争を早く終わらせるために必要だった・仕方がなかった」という発言はとても容認できません。
唯一の被爆国である日本は原爆被害の悲惨さと核兵器廃絶をこれからも世界に訴えて行かなければならない立場にあるのです。
この様に今の日本の平和の影には多くの尊い犠牲があった事を僕達日本人は決して忘れてはならないと思います。
戦争は悲劇しか生みません。
戦争は悲惨で愚かで全く無意味な行為です。
戦争は二度と起こしてはなりません。
僕は戦争を知らない世代ですが、両親や親戚の方々などから戦争の体験話をいやというほど聞かされていました。
(父は赤紙=召集令状1枚で戦場へと駆り出され、母は親戚がいた郡山市で空襲に遭いました。)
今僕の周囲では両親と同じく戦争を知る世代の方々が高齢のために次々と亡くなられていきます。
これからは古い世代から聞いた過去の戦争の事を新しい世代に語り継いで行くことが平和を愛する僕達世代の義務だと思っています。
「戦争を語り継ごう ーリンク集ー」