田舎者ですが(^◇^)

会津の四季やローカルな話題、日常の出来事などを不定期ながら少しずつ綴っていきます。

フリースタイルスキーW杯 その6

2008-02-17 16:04:31 | スポーツ

15日(金)から本県の磐梯町「アルツ磐梯」と猪苗代町「リステルスキーファンタジア」の両スキー場を会場として開催されていた「2008FISフリースタイルスキー・ワールドカップ(W杯)猪苗代大会は今日で最終日を迎えました。
朝から久々の快晴に恵まれたリステルスキーファンタジアでは大会最後の種目エアリアルスキー競技の演技が繰り広げられていました。
午前中に行われた予選に引き続き決勝が行われ先ほど終了しましたので、結果を報告いたします。

優勝したのは男子がベラルーシのアントン・クシニール選手、女子がオーストラリアのジャッキー・クーパー選手でした。
エントリーしていた日本人男子の三選手は決勝に進んだ12人の内に入れませんでした。
やはりエアリアルでは世界の壁は厚かったようです。
各選手の成績は以下の通りでした。
倉田孝太郎選手が16位、西川史郎選手が20位、田原直哉選手22位(最下位)でした。
初日がハーフパイプ、二日目がモーグル、そして三日目の今日のエアリアルと、今大会はこれにて全日程を終了した訳ですが、選手たちの熱き戦いはこれからも続いて行くのです。
来年の3月(2日~8日)には再び本県において「2009FISフリースタイルスキー・ワールドチャンピオンシップ(世界選手権)猪苗代大会」が開催予定です。
フリースタイルスキーの世界選手権が日本で開催されるのはこれが初めてになるそうですので、今から楽しみですね(^◇^)

☆フリースタイルスキー世界選手権
2年に1度(五輪の前年と翌年)開かれる五輪に次ぐ規模の世界大会です。
競技種目は①コブのある斜面を滑り降りるモーグル②2選手が同時にコースを滑るデュアルモーグル③ジャンプ台を利用した空中演技を行うエアリアル④半円筒型の専用コースでスキー技術を競うハーフパイプ⑤障害物のあるコースで4選手が着順を争うスキークロス-の5種目です。
来年の猪苗代大会の競技会場は、モーグル競技、デュアルモーグル競技とエアリアル競技が「リステルスキーファンタジア」、スキークロス競技とハーフパイプ競技が「猪苗代スキー場」になる予定です。
猪苗代町では平成2年と4年、12年からは毎年、フリースタイルのワールドカップ(W杯)大会が開かれていますが、これは選手が世界各地を転戦しポイントを競う大会であり、世界選手権とは異なります。

今日はお天気が良かったせいか自宅からも雪山のYukiyama 頂上がはっきりと見えました。

コメント (4)
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フリースタイルスキーW杯 その5

2008-02-17 00:34:35 | スポーツ

昨日は猪苗代町のスキー場「リステルスキーファンタジア」でモーグルスキーの予選と決勝が行われました。
男子はオーストラリアのディル・ベッグスミス選手が優勝し、女子は速報ですでにお伝えした通り日本の上村愛子選手が優勝しました。
その他の日本人選手の成績ですが、男子は地元の上野修選手(チームリステル)が大健闘で2位となり、益川雄選手が6位入賞し、附田雄剛選手(チームリステル)は9位でした。
女子はモーグル界の「ミキティ」こと伊藤みき選手が
6位入賞し、伊藤あづさ選手が9位でした。
今日は大観衆の声援の中で日本選手の皆さんが活躍してくれたようで本当に良かったです(^◇^)
大会最終日の今日は昨日と同じ会場でエアリアルスキーの予選と決勝が行われる予定です。
男子で本県関係の二人の日本人選手倉田孝太郎選手(猪苗代スキークラブ)、田原直哉選手(徳洲会、猪苗代)がエントリーしています。
その他は西川史郎選手などです。
ここでエアリアルスキーについてご説明しておこうかと思います。

☆エアリアル競技は大きなジャンプ台を滑りそのまま空中に飛び出し着地するまでにいろんな演技をしてその華麗さを競う種目です。
言うなればスキーの体操競技ですね。
エアリアルの演技にはエア(ジャンプの高さ)、フォーム、ランディング(着地)などの重要な3つの要素があります。
その要素に様々な技の難度をプラスして評価採点されます。
通常1回の試合では2回の演技を行い、その合計得点で競います。
以下がエアリアルの技の種類ですが、下の方へ行くほど難度が高くなります。
ひねりのないものにだけ姿勢の分類が3つあり、ひねり技はすべて伸身で行うことになっています。
L<レイ>伸身 
T<タック>抱え込み 
P<パイク>えび型
(以上の3つはひねりなし)
H<ハーフ>半ひねり
F<フル>1回ひねり
Ru<ルーディー>1回半ひねり
dF<ダブルフル>2回ひねり
Ra<ランディー>2回半ひねり
tF<トリプルフル>3回ひねり
このように言葉がひねりの回数を表しており、その言葉の数で宙返りの回転数が分かるのです。
例えばFdFF(フル・ダブルフル・フル)と言えば、1回転目が1回ひねり、2回転目が2回ひねり、3回転目が1回ひねりなので、3回転4回ひねりとなります。
現在の最高難度は3回転5回ひねりという技です。
エアリアル種目で5名の審判が判定する得点はエア&フォームが21点、ランディングが9点の合計で30点満点です。
その5名の内3名がエア&フォーム、2名がランディングの採点を行います。
エア&フォームではジャンプの高さ、踏切、空中姿勢を評価し、3名の審判の得点を合計したものが評価点となります。
ランディングでは着地の姿勢を評価し、2名の審判の得点の平均を3倍したものが評価点となります。
通常はこのように審判が5名なのですが、オリンピックや全日本選手権などの大きな大会では7名で行われる場合があります。
今後エアリアルスキーの大会をご覧になる際には以上の事柄などに注目されるとより楽しく観戦できると思います。

コメント (4)
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