地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

練習風景

2006年10月06日 | sports
この間 全日本女子バレーボールの取材で
世界バレーの合宿を張っている大阪・貝塚に行きました

以前にもお邪魔したことあるのですが
すごい雰囲気です

練習中 一歩体育館の中に入ると

動いて 空気が動くのが申し訳ないくらい

息も止めてしまいたくなるくらいに

緊張感があるのです


キュッキュッっていうシューズの音と
選手たちの掛け声と
監督の怒鳴り声だけで
周りで見ている部外者は 直立不動で 岩のように動けなくなります

最近はまっているピラティスに行く必要もないくらい
骨盤もぶれず
しゃきーんと良い姿勢になってしまう

何だか普段はやったことないのに
漫画みたいに
唾を「ゴクリ」と飲みたくなるような・・・


その昔 女子ソフトボールの日立高崎の練習を見たときも
似たような緊迫感があったかな

比べると 水泳の代表合宿は100倍くらい和やかだなぁと思いました
メリハリがありますね 
抜くところと 入れるところ


チームスポーツっていうことと
女性のチームっていうことと
怖い監督(失礼)がいないからかなぁ


そしてふと思い出したのは
自分の中学・高校時代

・・・同じ雰囲気でした

シーンと静まり返って ポチャンという水の音が響くくらい

一番怖いのは 最後の一番苦しいセットになる前

もし遅かったらそのあとには必ず”追加”が待っている・・・というあの緊張感
「今日も生きて帰れるだろうか」とか
「数時間後の夕飯の場所にいる自分にワープしたい」とか
「今、大地震が起きてみんな泳がなくてよくなればいいのに」とか
ゴーグルに涙を溜めながら考えて
耐えて耐えて 耐え忍んだ・・・


今思えば 「本当にああいう世界があったんだろうか」という感じ

あのときがあったからこそ
今の自分があるんだという幸せ


貝塚のバレーボールの体育館で
そんな風景を思い出しました


(写真は本ブログ初公開、私の泳いでるところ。写真は藤田孝夫さんです 肘が伸びていました。肩の筋肉すげーーーーーから。)

三十にして立つ

2006年10月04日 | Weblog
孔子の『論語』より

『子の曰く、吾れ
 十有五にして学に志す。
 三十にして立つ。
 四十にして惑わず。
 五十にして天命を知る。
 六十にして耳順がう。
 七十にして心の欲する所に従って、
 矩を踰えず。』              

   わたしは十五歳で学問に志し、
   三十になって独立した立場を持ち、
   四十になってあれこれと迷わず、
   五十になって天命(人間の力を超えた運命)をわきまえ、
   六十になって人の言葉がすなおに聞かれ、
   七十になると思うままにふるまって、
   それで道をはずれないようになった。


この言葉を知らずに
いつの頃からか
「30歳になったときに スタート地点に立っていたい
それまでは沢山寄り道して その地点を探したい」
って思ってた


つまり

孔子
考え方おなじやん 

(↑出ました、大きな勘違い。間違いなく15歳で学問を志してはいないから。)


・・・しかし最近の三十路の私は
ヨガや読書をしながら「こんな時間も大事」と自分を宥めていて
何だか足踏みしているような気がするけれど
周囲にも「ちょっと充電期間長すぎない?」と言われるけれど

これもまた”三十にして立っている”(独立している)からなのであろうと
あくびをしました

秋の新ドラマは

2006年10月03日 | Weblog
ものすごく私らしくないタイトル

ドラマほとんど観ないもん

そんなに長く日本にいるときもないしね

でも宣伝!!!

「セーラー服と機関銃」 
 

TBS 10月13日夜10時スタート

プロデューサーは昔一緒に泳いでた石丸彰彦さんです


「世界の中心で愛を叫ぶ」や「白夜行」「あいくるしい」をヒットさせた石丸Pは
今や「純愛ドラマの教祖」とか言われてるって プププ


この間 アジアのドラマ最優秀プロデューサーみたいなのに選ばれたんですよ
まだ32歳にして
すごいよー
でもいつも「お前は俺のことすごいと思ってないだろ」と言われます
いえいえ 思ってますって
刺激になります とても

”石丸ワールド”の形成期が 
みんなで一緒に泳いでいた時期も含まれているんだーと思うと
ちょっと感慨深いし
「お前そんなこと考えてたんだ」って私もよく皆に言われるけれど
彼にもその言葉を返したい
まぁよく「朝まで討論会」と称して飲み明かしたけど・・・


ドラマはあんまり観ないけれど
10時からは報ステ観ちゃうけれど
録画します・・・

皆さんも 是非観てみてください

石丸ワールドは 深い(らしい)です

エリトリア人と温泉

2006年10月02日 | africa
エリトリア人の東京案内に
大江戸温泉へ連れていった

大丈夫かいなと一瞬心配したけれど
本人のリクエストだから仕方ない

大江戸温泉の内装や 
浴衣でフラフラと江戸の下町風情の軒並みを散歩することに
下町っ子の私でさえ 心躍らされるのだ
外国人の彼女はウキウキMAX


しかしやはり・・・ 


公衆浴場は日本独特の文化
外国人に全裸は厳しい
アフリカ人には特に抵抗があるんだよね

最初水着を着ていこうとするも 却下

バスタオルも 却下 (小タオルのみ)

   泣 き そ う か も ・・・・


ごめん・・・ でもさ 自分が行きたいって言ったからさぁ


アフリカの農村に行くと
上半身全裸のシワシワお婆ちゃんとか
平気でおっぱい出してお乳あげてるお母さんとかいるのにね
若い人だから駄目なのかな

それとも上半身はよくても 下半身は抵抗あるとか・・・


そんな分析はまったくどうでも良いのですが

そのエリトリア人の彼女は 
気もそぞろに風呂に浸かって あまり楽しんでなさそうだった


でも浴衣や足湯は大満足だったから
二人で半日くらい居ました


久しぶりに行ったけれど
足湯や岩盤浴 新しく出来たんだね

大江戸温泉は今までデートでは行きにくい場所だったけれど
足湯ができたからその問題は解消されたってワケね


・・・と浮かれてみても虚しいだけでした

また外国のお友達 連れていこうっと


注)<世界の地理講座>エリトリアはアフリカ東部のいわゆる”角”地域
紅海に臨んで その向こうはサウジだよ
イメージ湧きましたか?

いもうとスイマー

2006年10月01日 | swimming
この間 アジア大会合宿中の真衣に会いに行きました

出会ったのは94年広島アジア大会
真衣さん 中学生で初代表
その後 私がJSSに移籍してから
一緒に合宿したり うちに泊まったり 家族ぐるみで沢山の時間を過ごしてきました

一人の人間の真衣と 一人の選手の真衣

この二つは まったく別のような気がします

2度の五輪出場
ずっと日本の背泳ぎをリードしてきて
00年シドニー五輪銀メダリスト リレーも銅メダル
世界記録も出しました

今年27歳
12月のアジア大会と3月のメルボルン世界選手権の代表です

私から見て スイマー真衣の魅力は
天性のキックと 負けず嫌いで 真面目で ひたむきな性格

外には出さないけれど こんなに負けず嫌いな人にあまり会ったことがない

そして本当に真面目
いつか アメリカに二人で練習していたときも
私が「もうカットしちゃおうよ」と言っても(笑)真衣は絶対にしない
決めた練習はすべて最後までやるのです
27歳にもなると きついときは練習だって手を抜いたりするものでしょうが
それをしないからまだトップレベルなのでしょうね

私は現役生活の最後の方は
「もうこんな水泳漬けの毎日から早く解放されたい~」「朝早く起きて冷たいプールに飛び込まなくて済むようになりたい~」とずっと思っていた

毎日毎日 10年以上もやるのは勇気がいることです
よっぽど好きか 気分転換しながらでないと気持ちが続かない

まだ泳いでいるだけでも真衣を尊敬するけれど
今も日本記録更新していますからね 彼女は・・・


そして・・・ 人間としての真衣もそれは魅力的

”真衣”ペースで 背伸びしていなくて 素直で 繊細で ちょっと不器用

穏やかな温かい空気が流れている人です

携帯にはキティちゃんのストラップがジャラジャラついているし・・・
手帳は今年は「サンリオ手帳」を引退させ
27歳らしい「お姉さん手帳」に変えさせるために
私と写真の加藤ゆかちゃん(50mバタフライ日本記録保持者)で必死の抵抗をしました

初めてナショナルチームに入ったゆかちゃんと仲良くしたり
本当に気取りがなくて
誰にでも優しい真衣

本当の彼女を知っていれば
誰もが応援してあげたくなっちゃうスイマーです

長くなってしまいましたが
今後も「真衣らしい」レースを期待しているよ 

今日から兵庫国体かな?