地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

メールの文化

2017年07月20日 | greece
この国連という極めて特殊な仕事をしていると、
世の中には本当に色んな人がいるなと思う。

メールのやりとりだけで、文化もまったく違う。

例えばギリシャのメール文化は必ず dear (親愛なる)が名前の前につく。
途端にエラく仰々しくなるから不思議な単語だ。

親友なのに、仕事のメールになっていきなり Dear Naoko と来られると、何なんだこの距離感はー!とイラッとさえしてしまう私は、もう10年国連で働いているのに、この仰々しさがいつまで経っても好きになれない。

といいつつ、たまにしっかり姿勢を示さなきゃいけないときには、率先して Dear をわざわざ使ったりする。

これに慣れていると、アメリカ人やカナダ人の、国連以外の人から Hi Naoko, とメールが来ると、会ったこともないのになんて馴れ馴れしい人なんだと驚くけれど、そうかこれはこれで当たり前だったな、と思い直す。

アメリカ式に慣れてしまうと、メールで Yes とだけ書いてくる人が居ても気にならなくなる。

今日、何でもかんでもメールに残したいアシスタントの同僚から、私がほぼ毎日頑張って取りかかっていることに対して、隣の隣に座っているのに、わざわざリマインダーのメールをしてきて、しかもアテネの関係ない同僚たちだけでなく、ジュネーブの同僚とか、一切合切コピーして、こんなこと日常茶飯事でやってくるので、もうちょっとこれは一言言っておかないといつか私の堪忍袋の尾が切れると思い、あのね、隣にいるんだから、チームなんだから、サクッと声かければ済むことでしょ、わざわざメールすると角が立つでしょ、と注意したら、泣かれてしまった!汗汗

そんなことがあって、やれやれと思っていたら、アメリカのシリコンバレーのとある大きなIT会社のNo. 2の偉い人からからメール来てて、初めてのメールなのに、Naoko, って dear も Hi もなしに、呼び捨てかってなメールが来た…。

もうこんな感じでも、いちいち反応せずサクサクと対応していくことが求められるこんな職場にいて、結局のところ毎日楽しくやっています。

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