全部終わってから、携帯のメッセージの量で、私は事の大きさを知った。
それは味わったことのない物凄い反響だった。
日本に限らず、世界中から連絡があった。
「テレビ見たよ!」って。
GuardianやNBCのネットニュースにも私とカプラロス会長の写真が載ってるし、
BBCを付けたら、私映ってるやんか!
それでも私は、またユニクロのレギンスに着替えて、
数時間後には仕事に戻りました。
またロックダウンの、誰にも会わない孤独な生活に。
メッセージは世界中から沢山来ているけれど、
この現実とのギャップ。
あれは何だったんだ…。
これだけ五輪開催可否が議論になっている中、
然るべき方々の渡航がキャンセルされ、
何としても聖火を日本に!という熱狂が起こり、
たまたまそこにいた私がピンチヒッターに起用され、「時の人」と言われた。
人生って何が起こるかわからない。
前より少し注目を浴びることになったから、これからも、一層がんばろう。
何よりも、これを機に、私が発展途上国の状況について語れる機会が増えて、それが一番嬉しいのです。
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