地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

ウムガンダに挑戦!

2006年05月06日 | rwanda
キガリの町を初めて訪れた人は決まって
その美しさに驚く

ゴミが落ちていないのです

他のアフリカ諸国は それはもうビニール袋やら紙くずやらでゴミゴミ状態なのですが
ここキガリは アスファルトも 緑も シンプルにそれだけで
ゴミに気分を害されることがないのです


なぜ?

まず この国では環境配慮のために
ビニール袋の使用が禁止されているから

素晴らしいでしょ? 途上国なのに 

スーパーに行くときも自分の籠をもっていかないと
紙袋を買わされる羽目になります


もうひとつ 街が綺麗な理由は ウムガンダ

毎月最後の土曜に行われる
全国民によるコミュニティ奉仕の日のこと

町内会がオーガナイズして
みんなでゴミを拾ったり 草を刈ったり 道路を修理したり
コミュニティにいいことをするのです 

これはやっぱり 大虐殺でバラバラになったコミュニティを
和解させようという試みを含まれているのかな

ルワンダ人はみんなちゃんと参加するのです
サボる人も中にはいるけど
最近は罰金制になってきたらしい
昔は罰金じゃなくてもみんなやってるから
やっぱりこの国は恐ろしい
決められたことはぜったいにやるのです
独裁っぽくて嫌だと批判する外国人もいます


そこで 念願の ウムガンダに参加してみました。

最後だからね
どんなものか見ておこうと思って

ウムガンダを組織するお母さんを持つお友達の
町内会で参加してみました


そこに着くと 10人くらいの若者が
2つの鍬を代わりばんこに使って草を刈ってて
周りの人はだらだらだべってました

他の人も 道端で突っ立ってて ぜんぜん仕事してません。


さて私は 何をやればいいのですか?

「はい」と大きなシャベルを渡されました

そして塀と家の隙間にあったぼうぼうの草を刈ってるところに連れて行かれて
「やれ」

やってみました
けっこうしんどい

「ムズングがウムガンダをやっている!!!」
たちまち人だかりができました
「テレビカメラを呼べ」まで言われました
いらん いらん 騒ぎすぎ

しかし やれと言われたからやったのだけど
・・・なんのために?と聞いても 返事なし。

そして中途半端に草をどけて おしまい。次の場所へ移動。

???? まだ終わってないんですけど?!

あんまどーでもいいらしい


次の場所へぞろぞろと歩いていった

どうやら毎回のウムガンダで
目的はさほど決まっていないらしい
計画性なく リーダーが決めたことをみんなでダラダラとやるらしい

歩いていくと そこには雨でぐちゃぐちゃになった道路がありました

そこに土レンガを運んで 上に乗せていくらしい ふむふむ
これから平らにするのかな?


数人が道路際の草を刈り始めました

道路を広くするのかな???


すると刈った後の草を
誰かがさっき乗せた土レンガの上に乗せていきました
それはまたたく間に
てんこもりになりました

????? ここ道路なんですけど?!

これからどうなるのか見守っていたら

意外にも ほったらかし。

えええーーーー?

そして誰かが言い出しました

「これはあまり意味がない」


そりゃ そうだろう?!?! 早く気づいてよっ!

しかしその人だけが草をどけ出して
周りの人はみんなぼーっと突っ立ってるだけ

そんな馬鹿な・・・


そんなことをダラダラとして
2時間くらい立ってしまいました

ウムガンダっていいことしてるんだと思ったけど
こんなに無駄なことをするときもあるのでした(ていうかいつもそうなのかもしれない)

国民総出でやるのに 

なんてもったいない

みんなでもっと計画練って
あそこの道路を直そうとか 綺麗な公園を作ろうとか
いろいろできることいっぱいあるのにね

ちょっとがっかり

でもルワンダらしいや