地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

ヌーの川渡り

2005年08月02日 | kenya
ちょっとご無沙汰してしまいましたが
引き続きマサイ・マラについて
どうしても書きたかったことがある

それはヌーのこと

ヌーとは・・・ なんだ?
ヌーはヌーだ・・・

子どもの頃から
非常に老けた顔 カワイソウニ・・・

ヌーは遊牧する
草を求めて 大群になり
タンザニアとケニアを年に2回行き来する

毎年7月末くらいがその時期で
タンザニアのセレンゲティから
ケニアのマサイ・マラまで
草の匂いを嗅ぎつけて
ゆっくりと移動する

ラッキーにも大群に遭遇し
全部のヌーが通り過ぎるのを待っていると
何日間もかかってしまうらしい・・・

マサイ・マラの中心には
蛇行するマラ川があり
そこをヌーの大群がジャブジャブと渡る光景は
テレビでもよく放映される

私たちが行った時は
川渡りにはまだ少し早くて
まだヌーたちは広大なマサイ・マラの端っこに辿り着いたばかりだった
残念

でもマラ川のこちら側、ケニア側には
ヌーがチラホラといた
聞くと
去年置いてきぼりをくらった奴らだった・・・

・・・ヌーは馬鹿だった

草をむしゃむしゃ食べているうちに
はたと気がつくと
家族も含め
みんなタンザニアに帰っていってしまった
家族も家族で
置いていったことを忘れていた

半年以上経って
やっとみんながまた川を渡って帰ってくる

そのとき私は
信じられないほどかわいい光景を見た

なんと
去年置いてきぼりをくらったヌーたちが
一列に列を作り
川岸までお向かえに来ていた

まだなのに・・・
あと1週間くらいはあるのに

一瞬 とてつもなく
ヌーが愛しく思えた が
近くで見るとやはり老けててブサイクで
おまけに頭悪いから
川を渡る時に 前を走るヌーのお尻めがけて突進し
転んで簡単にワニに食べられちゃう
仕方ないヌーさんたちでした