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地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

エボラさん入国。

2014年10月26日 | mali

今か今かと構えていたけれど

とうとうここマリにもいらっしゃいました

ようこそおいでやす~

んなわけない

対岸の火事が移ってきた感じです

まだ1件だから

パニックになるなーって大統領も冷静を促していますが

連れてきた2歳児は

ギニアで亡くなったお母さんから感染し

ギニアから数百キロをバスで旅し

マリに入った時はすでにエボラ出血熱の症状が出ていたというから

その間に接触した人に感染していたら大変です

なんでなんで

国境や途中の旅路で隔離しなかったんだとか

患者が運ばれたあとの病院の対応とか

接触者の特定とか

いろいろイケてないらしい

イケてないで済む問題ではない

保健分野はWHOとの政治的な関係があって

私たちは一歩引いているんだけど

こうなるとそんなことは言っていられないらしく

リードしていくのかな。。。

 

私のうちの同居人が現場に一目散に入って

色々とコーディネートしてる

心配・・・

でもこういうときに私たちは

やっぱり勇気出るんだよね

怖い怖いとは思っていても

目の前にやらなきゃいけないことあったら

責任感じちゃって

突き進んじゃうんだよね

 

教育担当の私は

予防教育のみならず

学校で患者が発見されたときにどう対応するとか

石けんを使った手洗いの励行とか(そんなもんで防げるのかと未だに疑問だけど)

20%未満の学校しか水がないからそれはどうするとか

そんなことを考えながら

今週末はお家に籠って

計画作ったり

ガイドラインをドラフトしています

ギニアが同じ仏語圏だから

ギニアのモデルを頂いて作っているから楽チーン

 

生活はなんら変わらないけれど

やっぱりみんな何となく緊張している気がする

 

私はこれからまた馬車馬のように働かなきゃ行けなくなるのかと思い

昨日は息抜きに友人宅のパーティーへ

 

とりあえずもうタクシー使うのはやめる


今だけブーム

2014年10月19日 | mali

セーブしてるつもり
つもりですが…
ちょこーとずつ
アフリカン・アイテム増えとります…
物欲抑えないと…
こういうの
一歩アフリカの外に出ると
途端に興味なくなっちゃうんだからね!
わかってるんだからね!

日本では… 着けない


コンピュータ入れてる
かわいくない?ダメ?日本でも… 着ないか。


これは買ってないよ
欲しいけど
持って返ったら怒られるから…



癒しのバオバブ

2014年10月19日 | mali



ぷはー
怒涛の一週間の終わり
私まだこんなに体力あったんだ。という嬉しい驚き
ご褒美に、バマコで一番大好きな comme chez soi へ
以前から気になっていたバオバブのジュースを飲んだ
(ビールのチェイサーで)

あれ?タマリンド?
バオバブの実ってそうなの?
違うのかな…
ちょっとカロリー高いけど…
フレッシュな100%バオバブジュース
これからの定番になりそうだ

大好きなバオバブの木を見に
早くフィールドに行きたいよ。。

運動不足で体重が右肩上がりだけど
お連れさんが頼んだ
アイスクリーム添えた
パイナップルのカラメルプティング
絶品!
私、滅多にデザート食べないし
褒めないんですが


この一週間
片手間だけど
エボラ対策も結構進んだ
毎日毎日脅威が迫っていて
いつ入ってきてもおかしくないと思ってる
そんな心構えはかなり現実的にあるんだけど
自分に猛威が降りかかってくる予感は
全然ないんだよね

エボラの映像は毎日流れているけれど
アメリカの過剰な大騒ぎの反応が
私たちには滑稽に映る
超大国なんだから…
すぐ収められるのに…
国民性なのはわかるけど
映画に影響されすぎとちゃうかー
毎週1000人というスピードで感染者が増えている西アフリカでは
死の恐怖より
社会の崩壊がおぞましい
Guardian
エボラが広まって
10代の女の子の早期妊娠が増えるという現実
まずは感染を断絶することが最重要だけらど
そのあとのすべてが崩壊した国々の
立て直しにはどれだけ時間がかかるんだろう
十分すぎるほど
先の先を読んで
準備しなくちゃいけない
マリに来ませんように来ませんように
念仏のように唱えています


虐殺。

2014年10月11日 | mali



鶏肉買ってきてと頼んだら、
丸ごと…
コココって泣いてそ。
足と足の間にあるこの長い棒は一体…。
(上写真には写ってないです)

私はいつかペスカトリアンになるかも知れないと思う。
焼肉は好きだけど。

今夜は唐揚げ。


告白。

2014年10月10日 | mali



あのね、私ね、

ここへ来て、人生で初めて…




コックさんいるの。



今までも、お掃除してくれる人はいたけど、
その人がいくらお料理できても、
頼まなかったの。
自分でするから。
でもここの2人のハウスメイトが雇ってて、
最初は「あっても食べないよー」と思ってたけど、

金曜日の夜、
ボロっとした状態で帰ってきて、
バタンとベットに倒れ込みたいところだけれど、
ビールをプシュッと開けて、
おつまみができてるのって、
こりゃあ、いいわ。

世の中のワーキングママに怒られそう。


比較的平和

2014年09月24日 | mali

マリの教育省
私の第2のオフィス!


エボラ対策はナイジェリアとセネガルでは収拾ついているようだけれど
シエラレオネ、リベリア、ギニアは
これからどんどん広がると言われていて
マリで対策をどこまでやるか
判断のときです
今日はボスがセネガルで西アフリカ地域会合に参加しているから
帰ってきたら
結果がわかる

といいながら
イスラム国の犠牲者(フランス人)がマリの北のアルジェリアで出て
マリ北部にもイスラム国に関係する一派が侵入しているとニュースでやっていて
ここバマコに
脅威がジリジリ迫っている気がするのは
ただの杞憂だといいんだけど

でもシエラレオネにも
シリアにもイラクにも
中央アフリカ共和国にも
沢山知り合いがいるから
彼らに比べると
ここは平和だなぁなんて思っちゃう
すべては比較なのだ

私は仕事を覚えるのと
フランス語含め
足りない能力埋めるのに精一杯
そして今日はいきなり首相を囲む会議!

スーツ持ってきてない。

Settling down

2014年09月23日 | mali


ドット柄のマグも買ったし
体重計も
コーヒーのグラインダーもモカマシーンも
いいの見つけた
豆だって
アフリカのは美味しいんだ

お家も決まりそう

錆びてたフランス語の文法もボキャブラリーも
少しずつ思い出してくる

順調、順調

でも先週は毎日歓迎ランチ、ディナーがあり
一週間で8件のレストランに行った
友人は
バマコはもう見たね、とニヤリ

体重計買って良かった
手遅れになる前に
今週からは落ち着いて
運動して
自炊しよう

お家に小さなプールがあるので
四十肩のリハビリに少し泳ぎだしました…

マリ風挨拶?

2014年09月20日 | mali

スーパーで、変なところに置かれている歯ブラシたち。

ちなみに歯磨き粉は日用品のところにある。

 

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日本人は、大切な人に贈るプレゼントを差し出すときも

「大したものではないのですが」と一言付け加える。

これ、私も日本人相手ならたまに言ってしまう。

アメリカ人はそれを聞いて、

「大したことないものを何でプレゼントするの?」と不快に思う。

ちなみに彼ら、ものすごくダサいプレゼントも、とても得意げに渡すの。

 

アフリカにも独特の文化があって、

たとえば、お別れの挨拶をいうときに、

「ありがとう、ありがとう、そして、私が今までに誰かを不快にさせた行いをしていたらごめんなさい。悪気はなかったのです」と付け加える。

それ、この期に及んで必要か、と思うけれど、彼らの常識。

 

マリに着いて、パートナーたちに着任の挨拶のメールをしたら、

ものすごく沢山の人から「ようこそ」「協力を惜しみません」「成功を」とメールと電話がひっきりなしに来た。

とても温かい。

Eメール文化のちぐはぐな人もどこにでもいるもので、

「受け取りました」とだけ返す人もいるけど。

 

そしてこんな挨拶も。

「ようこそ。お会いできて嬉しい。もしこれからあなたに迷惑をかけることがあったとしたら、先に謝っておきます、ごめんなさい」

 

これは新しい!

 

日本人的でない、たまにちょっと直接的な表現を、相手の受け取り方を考えてから発するわたしは、

「迷惑かけないでね!笑」

と返しました。


エボラか、イスラム国か。

2014年09月14日 | mali

明日の仕事初めに向けて、ネイル。

パリの空港で、自分を奮い立たせるために(笑)、買っちゃった。

最近お気に入りの、くすんだ赤。

プラム・ピンクっていうか。

ちょっと派手だから、

フレンチにした。

 

これから始まる仕事(緊急支援担当の教育専門家)はとってもエキサイティングなんだけど、

最近ほんとうに、最悪なニュースが多すぎて気が滅入る。

テロリスト集団「イスラム国」(ISIS)による、イギリス人NGOワーカーの殺害。

それも、前のアメリカ人ジャーナリストと同じく、首切り殺害の様子をビデオを撮影して、公開処刑。

ハフポスト

これがフランスのNGO、アクテッド ACTED でシリア人のために働いていた同じエイド・ワーカーだから、

私たちの背筋が凍る。

ISISはシリアやイラクで主に活動していて、

そこにも知り合いも多く居るし、

どんどん劣悪化しているから、気が気じゃない。

さらに、

今も戦闘が続くガザや中央アフリカ共和国で奮闘している元同僚がいて、

エボラ対策のために、これまた元同僚がシエラレオネに3人入った。

みんな、すごい。

私にその勇気あるかな。

 

そんな私も、すでにここマリでのエボラ対策の教育セクター支援、

担当任務としてさっそく取りかかっている。

今は、この国の紛争とリスクに対処するために、

明日からこのネイルで気合い入れるのだー。


バマコ初日

2014年09月13日 | mali

成田を出て、二日後。

無性にラーメンが食べたい。

バマコの空港に着いたら、
体温が写るカメラの前に立たされた。
エボラ患者を識別するための。
夜中1時を過ぎているのに、
さすがにピリピリ・ムード。

お疲れの私は、
知らない人の言いなりになって、
入国カードを書いてもらって、
親切な人だな~と思ってたら、
案の定、
「少しでいいから何かくれ」って。

そうだ、ここはアフリカだった…。

ホテルに着いたら、
すごくベーシックで、
ガクッと来た。
これで約7000円…

早くスタンダードを下げなければ…。

夜中に暑くて目が覚めた。
32度。
でも冷房が使えない。

眠気が勝って、
何とか寝られて、
お昼にスイス人の上司が迎えに来てくれた。
以前からの顔見知り。
フィリピンでも一緒だった。
緊急支援百戦錬磨の彼女。
彼女に頼まれたから引き受けた、
今回のミッション。

彼女の家はこれまた超豪邸で、
家が見つかるまでここに住まわせてもらうことに♡



目の前を、ニジェール川が流れてる。

気持ち良いソファでビール飲んで、ああ、折れそうになっていた心がリカバリーしました・・・

感謝。

いくらアフリカでも、

こういう風に、
こんな素敵なところに、
荷物も持ってこられたら、
快適な生活出来るよなぁ。
でも今回はショート・ミッションだから、
贅沢は言えませぬ。。。
でもまずは、いいお家を見つけることに集中!

午後はハイチのときの同僚(レバノン人)とお洒落なレストランで一杯。
近況と昔話と共通の友達の話題に花が咲く。
数えたら、バマコに10人は知り合いがいた。

来週はハイチのときの仲良しのイタリア人、アレサンドラも来る。
楽しくなりますように!