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とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

広目多聞

2010年01月16日 | とだ*やすこの活動日記
過日「ふるさと島本案内ボランティアの会」の定例会に参加したとき、新年会ということもあり、高槻市に転居された会員の方と久しぶりにお会いしました。島本町のことがよくわかるから貴方のブログは毎朝欠かさずみています。アクセス数を増やすため何度もクリックしたりしている(笑)」と励ましてくださいました。

日本の歴史を知らなさ過ぎる自分をなんとかしたいものだと、足もとの「島本・山崎」から日本を学べる機会として「ふるさと島本案内ボランティア養成講座」に参加したのは3年前だったと思います。第1回目の養成講座ですでに受講を希望していましたが、まだ子どもが小さく、PTAの役をお引き受けしたこともあって、4期生として受講したものです。

今では流行の「歴女」に憧れていたわけです。「歴女」どころか、案内ボランティアの活動も定例会への出席もできず、なんとかお仲間に入れていただいている状況です。この会を通じて知ることができる「島本の歴史と今」を議員活動に活かしたいと思い、いまなお席をおかせていただいています。

しかしながら、あるお酒の席で住民の方から島本町に関する質問を受け、答えることができず焦りました。「しっかり島本町のことを勉強して、聞く耳をもち、広い心で」と助言していただきました。まだまだ未熟ですが、自分を信じ、広く目をあけ、多くを聞き、前進します。

画像は群馬県の「高崎だるま」
眉と髭で「鶴亀」になっている伝統工芸

一昨年の大晦日に兼業家族のドキュメントをみて感動、選挙のために求めたものです
四字熟語をふたつ選んでくださいということで、出馬決意を「広目多聞」としました。
守れているかな?

総合計画審議会

2010年01月14日 | とだ*やすこの活動日記
島本町の10年後をイメージする第4次総合計画の審議は「基本構想」の議会可決を経て、二つの部会に別れて「基本計画」の審議に入りました。戸田は第一部会に所属し、第1章「人間尊重」第5章「保健・医療・福祉」第6章「教育・生涯学習」を担当します。今日の午後、第1部会の初回に参加しました。

基本計画(案)第1章「人間尊重」第1節「人権・平和」1「人権行政」は、「基本的課題(現状と課題)」として次のような文章ではじまっています。「基本的人権の尊重は、憲法で保障された民主主義の基本理念であり、人種、民族、思想信条、性別、社会的身分、障害があることなどによる差別をなくすための取組みがこれまで以上に求められています。」

この後に続く文章から「同和行政のあり方や課題について・・・」という部分がそっくり削除され、「・・・・社会の変化に伴い、差別や虐待など、さまざまな人権課題が発生しています。」となっていました。わたし同様これには違和感を感じる委員があり、その意味するところを質問されました。

また、次の「基本方針」には「21世紀を『人権の世紀』とするため、同和問題をはじめさまざまな人権課題の解決に向け、・・・」とあり、「21世紀」という国際的な視野の後に「同和問題」だけが新たに加えられているのも唐突な印象でした。「障がい」という表現が使われるようになりましたが、町内の他の文書との整合性もあり「障害」としています。

さらにわたし個人としては、「人種」という表現の意味がどうも理解しづらく、「民族」の前に置く言葉としては、例えば「国籍」とした方がよいのではないか、と正直に述べました。担当部からの説明は「憲法第14条」に基づいてこのような表現になっているというものでした。ここで改めて「日本国憲法」が上位にあることを実感しました。

どのような「表現」にするのかは、個々人の言葉の好みにとどまらず、島本町のめざす道を示すものになります。おろそかにはできない。わたし自身「男女共同参画」について思いが先行し、不適当な提案であったと反省すべき発言をしています。なにより「誰の発言か」ではなく「議論の内容からみえてくるもの」が大事です。

また、審議会での発言はともすれば特定の方に偏りがちです(わたしは、できれば控えめにと思いつつマイクを握る回数が多い)。誰もが積極的に発言でき、互いに意見を交換しながら学び合い、より深い審議ができる会議のあり方は、これからの日本人のひとつの大きな課題と感じています。

画像は、JR島本駅西側で行われた桜井のどんと焼の風景

島本町成人祭

2010年01月11日 | とだ*やすこの活動日記
成人を迎えられたみなさん、おめでとうございます!平成22年の新成人対象者(平成元年4月2日~平成2年4月1日生まれ)は女性145名、男性145名、なんと男女同数の290名です。今年の数字はまだわかりませんが、昨年は9割近い出席だったということです。

当事者による成人祭実行委員が自分たちのアイディアで企画準備を進めてきただけあって、落ち着いた、和やかな成人祭でした。主催者側の教育委員会との協働準備は、若者にとっても学びの多い貴重な経験になったことと思います。

司会は新成人男性1名女性1名、堂々と落ち着いた自然な進行ぶりに感服しました。特別ゲストは小学6年生のときの担任(4校)と中学3年生のときの担任(2校)から出席可能な先生が合計10名。壇上からお祝いのスピーチをされました。

先生への来場の交渉も生徒たちが行ったようです。たった数分のスピーチで、その人気度、力量、熱意などがくっきりと透けてみえ、教師にとっては懐かしくも厳しい持ち時間だったのではないでしょうか。わたしは、そのなかでおふたりのスピーチに実は涙をこらえることができませんでした(思い出しても泣けてきます)。

とりわけ感動したのは、講師として教職につき、島本町に赴任するまでは1年ごとに比較的「荒れている」といわれる学校を転々とし、島本町第2中学校ではじめて1年の入学から3年の卒業まで生徒と関わることができた(今日の新成人)という男性教師のお話。後に、生徒たちの働きかけがあって島本町第2中学校での継続した勤務が実現したと聞きました。

生徒たちに「試験しっかりやれ」といいながら自分は教員試験に毎年、毎年挑戦、受けても受けてもずっと落ち続けてきた・・・生徒から親しみをこめた笑いが出ましたが、この先生は真顔で「笑いごとやあらへんで」と。

「妻や子どももおるんや。君たち(お前ら、だったかも)みたいな年齢の子といっしょに試験受けるんや」(記憶によって書いているので言葉は不正確です)「今、目の前にいる子らとどうかかわっていくのか、そのことを常に考えてきた」「今でも、目の前にいる生徒に語りかけるとき、君たちとのことを考える」「君らがいたから頑張れた、だから思お前らも頑張れ」

この先生は数年前45歳で教員試験に合格されたそうです。「そやのに同窓会が一回も、一回もないんや!」を連発して暖かい笑いを誘っておられました。その後、座席番号をくじにして当たった新成人に新成人(=同窓生)がインタビューするという構成で、手際よく厳かに盛り上がっていました。

菅議長にもインタビュー。「議会とは」という硬い内容でしたが、議長はまじめに、わかりやすく、丁寧に説明し、新成人へ投票の重要性を訴えました。また、新成人を代表して「誓いの言葉」を述べた青年の凛々しかったこと!格調高い素晴らしいスピーチでした。

マスコミに登場する新成人の乱暴な行動は正直目に余りますが、来賓の挨拶、訓示を延々と耳にしなければならない成人式に異議を表明する若者の「革命」が、誤った手法でファッション化している暴動とするのは無謀すぎますか。

悪いところに目を向けるばかりのニュースには問題があり、またニュースとはそういうものと認識できない受身の大人にも充分に問題があり、いわば暴れる若者と大人は毎年常に「引き分け」。ファッション化した暴動は確かに醜い行動ですが、成人式のあり方を変えられない行政側の課題とずっと思ってきました。

そうして島本町成人祭にはじめて参加しました。もしも島本町の若者の「誓いの言葉」がTV報道されたら、多くの国民が日本の将来に「希望」をみることでしょう。島本町成人祭で、新成人の本当の力を感じることができてよかった。教師という職業の魅力に一筋の光を感じることができてよかった。実行委員のみなさん、ありがとう!

画像は会場、受付付近に掲示されていた昨年の衆議院選挙のデーター
若者の投票率の低さを示しています


出初式

2010年01月10日 | とだ*やすこの活動日記
第2中学校で行われた出初式。寒空に消防本部の梯子演技が凛々しく、日頃の訓練の成果を頼もしく拝見しました。顔に受ける日差しがポカポカするお天気に救われました。大きなお鍋いっぱいのトン汁に行列ができ、和やかな出初式でした。

訓練の途中、救急車が発車しました。住民の命と財産を守る職業には、年末年始のお休みもありません。平成22年、心機一転、誇りをもって島本町の安全安心に尽力いただきたいと思いました。

一日遅れの七草粥

2010年01月08日 | とだ*やすこの活動日記
ここ数日は議会活動報告「いまここ島本」(紙面)の作成をしています。息抜き(=現実逃避)に溜まりに溜まった新聞の切り抜き作業と整理をし、さらなる息抜きに録画しておいたNHK大河ドラマ「竜馬伝」を観て感動の涙を流し、いったいどこが忙しいのか家族の理解が得にくい状況です。

議会活動報告は、紙面の構成から記事の内容、原稿執筆、構成、レイアウト、デザイン、発注すべての作業が「自分」です。嫌いな作業ではありませんが、過去の記憶と資料に向き合いながら、表現に配慮しつつ、幾度も幾度も目を通し、膨大な時間とエネルギーを使っています。

ようやく「まとまり」ができてきたので、今日は「机周辺の整理整頓」に着手。次の議会まで比較的余裕がある今、行っておきたいところが山ほどあります(一例:向日市の福祉系NPOの視察)。しかし身の回りのグチャグチャは頭のなかの混乱にリンクするといわれますから、今のうちに一箇所でも手をつけておかないと。

環境を整えて予算編成の3月議会を迎えたいと思います。手にした資料を項目ごとにファイルし(広がりすぎて70冊!)、気になる新聞記事を追加する、その繰り返し・・・じっくり読めるまとまった時間が必要です。なにより、議会活動報告が完成したら、どんなに寒くても町を歩こう!

七草を買っていながらすっかり忘れてしまい、今朝一日遅れでお粥を炊きました。週末は出初式と成人祭。節分、そして旧正月に向かって、いよいよ本格的に寒くなります。本来「初春」を祝うのはそれからです。伝統行事と俳句は「旧暦」にした方がいい。

画像は元旦の鴨川
水鳥や直線曲線水尾ひかる 靖子

京都でお正月

2010年01月02日 | とだ*やすこの活動日記
大晦日に京都の実家に向かいました。元旦の朝、鴨川の畔を犬二匹(ミニチュアダックスフント)と散歩しました。古都の中心を流れる川として景観上の重要な役割を背負っている鴨川。ここ数年は市民の憩いの空間としてさらなる整備がはじまっています。

幼い頃水辺に入って魚を捕って遊んだ川に、友禅染の色水が流されるようになり、やがて自転車が捨てられるような醜い川になり、ついにはブルドーザーが入って深さが均一になり、美しいが人工的な風情になり、日本野鳥の会などから工事に疑問の声があがり・・・鴨川の変容はまさに日本の歩んだ道を物語るものです。

集中豪雨による被害が激増する近年、中州の拡大が防災上好ましくないのは明らかです。京都府は今月から中州の除去工事をはじめるそうです。20年ぶりとのことです。水生生物や鳥類など生態系に配慮して今後10年間で土砂の除去方法を検証していく方針と新聞報道にありました(平成21年11月23日京都新聞)。

画像は「北大路橋」から撮ったのか「出雲路橋」からだったか忘れてしましましたが、川幅が3分の1以下になっている様子がわかっていただけると思います。中州ではサギ(鷺)、カワセミ(翡翠)、セキレイ(鶺鴒)など、名前を知っている野鳥の姿がみられました。

規模は違いますが、わがまち島本の水無瀬川の様子もよく似た状況です。治水の観点から、さすがにこれ以上は放置はできないという声があがっています。

川の流れのように紆余屈折を経て、これからの河川管理は「治水」「環境」「景観」がバランスよく保たれていることが求められます。京都府の試行錯誤に注目し、中長期的に「親水」を考えて水無瀬川周辺を整備する必要があるなぁと思いました。遠く北山はうっすらと雪化粧でした。




平成22年の抱負

2010年01月01日 | とだ*やすこの活動日記
新しい年を迎えるにあたり、ブログを新調しました。多くの方に出会い、支えられ、島本町議会議員としての活動をはじめることができました。今年はどんな人、どんな感動と出会えるか、わくわくドキドキしています。

「出会いこそ宝」。昨年は選挙活動と議会活動に精一杯の日々でしたが、今年はもう少し時間を上手に使って「対話」をテーマに地に着いた活動をめざしたいと思いします。町でお会いしたら、どうぞお声をかけてください。

着物を着たり、能楽に親しんだり、仏像を訪ねたり、ジャズを聴いたり、そんな時間を取り戻して活力としたい・・・とこれはちょっと欲張りすぎですね。

主に台所を預かる者として、また産む性として「医食同源」を次世代に伝えていくために、食材、洗剤などの「買い物からの社会参画」の大切さを発信してゆきます。

また、島本町制施行70年を記念する今年は、文化・歴史・芸術での賑わい演出を模索する年として、夢を膨らませたいと思います。厳しい社会情勢ですが、もとより、多くの芸能、文化、芸術は、苦悩や貧困の中から生まれています。

それが昇華してみんなのものになり、あるいは格式を得て伝統になる・・・

一方、議会内においては新人にとっても議案に対する議席の重さは等しく同じであり、短い期間での判断を迫られます。物知りになる必要はない、打たれたボールを常に「正しさ」で打ち返せばよい!と道で出会った方から励ましていただきました。

政治家は「将来、歴史という法廷に立つ覚悟ができているのか」これはノーベル化学賞受賞者・野依良治氏が11月の講演で政府の「事業仕分け」を批判して言われた言葉です。肝に銘じたいと思います。

「お金」は人類が発明した最高の利器。使い方が問題です。「税」という仕組みもまた、その使い方次第で世の中が変わります。町が変わります。政治は「大きな助けあい」。頑張れた者は決してひとりの力で結果を出せたのではありません。

豊かさはボトムアップ!困っている方の暮らしをみんなで支える仕組みです。効率や合理性で考えていては、政治そのものが成り立ちません。また、小さな公共事業と子育て支援への「投資」を「選択」「集中」し、地域を「文化」「芸術」でつなぐ豊かさが必要です。

健やかに充実して活動できるよう、今年は、ゆっくり、ゆっくり歩みます。