とだ*やすこの「いまここ@島本」

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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

研修にて「財政」を学ぶ

2010年01月23日 | とだ*やすこの活動日記
金曜、土曜と滋賀県の唐崎にある「(財)全国市町村国際文化研修所)」で、市町村議会議員短期研修を受けてきました。テーマは「自治体予算を考える」二日間、みっちり、ばっちり吸収して参りました。

とはいえ、自治体の財政は、そう簡単に理解できるものではありません。すでに何期も務めている方の多くが、このように体系的に財政の話を聴くのははじめてとおっしゃっていました。猛スピードで解説される「財政の基本的」に、聴こえにくい、速すぎるとの不満の声が多々ありましたが、わたし自身は今回参加できた幸運を思わずにはいられませんでした。

参加希望者が多く抽選(6倍)で受講が決まりました。くじ運の悪いわたしとしては快挙でした。北は東北から南は鹿児島まで60名の男女議員が参加。研修、資料、宿泊、食費で8,200円。島本町は政務調査費がありませんから自費で参加しました。遠方からの議員はおそらくほぼ全員が政務調査費を使っての受講だったと感じました。

「女性議員が多い」ことでの知名度が高さ(特に女性議員に)は想像以上でした。「サントリー山崎蒸留所を電車から眺めて知っている、あのあたりですね」ということで、位置をわかっていただくことができます。天下分け目の天王山の麓、というと身近に感じていただけるかもしれません。

わたしなどは、なんともないのですが、こういう席に参加すると「市」の議員に混じって「町会議員」であることが、とても肩身が狭いと感じる人がいるだろうなぁと痛感しました。特に男性に多いかもしれません。背伸びは無用、やはり島本は魅力的です。

合併を経験した市会議員の発言から、ようやく「統合」が進み、あらゆることが「整理」された数年後になって、「こんなはずではなかった!」「町でいる方がよかった」と痛烈に悔やむことになると実感できました。今回の研修の隠れた成果は、まさにこれ!です。

講師の木幡浩氏(地方公共団体金融機構資金部長)は、東京大学経済学部を卒業後、自治省に入省。行政局・財政局を経て、国土庁地方振興局、消防庁災害対策官、沖縄振興開発公庫総務部長。地方では徳島市財政部長、長崎県財政課長、香川県政策部長・健康福祉部長を歴任。実に幅広い活動をされています。40代後半、素敵なネクタイをされていました。

香川県では、役場にベビーカーを設置するべく職員に中古品提供を打診(経費削減・リサイクル・職員の社会貢献を兼ねる一石三鳥)。外出時に母親のバックが重くなることに注目、コンビニに哺乳瓶のミルクを溶くためのお湯を提供してもらうよう依頼(カップラーメンのお湯)、商店街の店舗に「オムツ」を設置、食堂やレストランに「お出かけ応援メニュー」の設置を提案、官民で子育て支援のまちづくりをされたそうです。

「行動する行政マン」は、後に北海道大学公共政策大学院教授も経験され、講演はわかりやすく脱線も誇張もなく、それでいて厭きさせない内容でした。3月議会の歳入歳出予算の審議に活かします。部屋にはデスクが用意され、夜は家事雑念から解き放たれ、「遺伝子組み換え食品」について充分に整理することができました。
              
コメント
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