とだ*やすこの「いまここ@島本」

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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

まちづくりの核となる公園         ~遺跡復元展示~(1)

2022年02月12日 | もっと文化を!そして歴史を!
本来、公園は地域のまちづくりの核となるものです。欧米諸国、さらには中華圏、イスラム圏と比較しても(些細な経験からの印象にすぎませんが)、日本の公園には「憩い」「緑」「水系」などの「余白」がないと思えてなりません。

本当に必要なのは、行政が管理する遊具や健康機器なのでしょうか。必要なのは、ゆるやかなコミュニティ形成と(いささか大袈裟さながら)個の確立を可能にする「時間と空間」の「余白」では?と思えてなりません。


土木・建築・造園技術を駆使してデザイン・設計を重視し、人間工学に基づいた空間形成をめざしていかなければならないと考えます。景観形成の重要要素であるとともに災害時の避難場所としての機能と効率性も必須です。

さて、とだ*やすこは、JR島本駅西地区(土地区画整理事業という手法での面的整備)に新たにできる公園に、当地で発掘された埋蔵文化財:鎌倉時代池泉跡の復元展示の必要性を訴え続けています。

***** 令和3年12月定例会議の一般質問から *****

JR島本駅西土地区画整理事業の課題 ~遺跡を活かした1号公園~についての質疑&答弁をご紹介します。※要約文責:とだ



公園の設計業務を担われる事業者はどこか。アプローチ、植生、遊具や東屋の有無、その位置など、多くの要素が含まれているが、町は現在、どのような関係機関とどのような協議を進めているか。


現在、JR島本駅西土地区画整理組合の業務代行者である株式会社フジタが、阪神園芸株式会社へ業務委託を行うことにより進めていただいている。おおむね今年度末までに完成させる旨、聞き及んでいる。

当該公園に関する協議については「JR島本駅西地区まちづくりガイドライン(令和3年8月策定)」の指針を活用し、アプローチや植栽、遊具、東屋の有無などを含め、当該事業組合と具体的な協議を進めている。

◇JR島本駅西地区の公園
1号公園:マンション計画予定地の南側に1号公園
2号公園:町立第三小学校の南側



植栽等について環境保全審議会の会長にも町に対してアドバイスをいただいているとのこと。具体的にどのようなご助言をいただいているか。


公園全体の景観、通路付近への植樹による見通し(防犯上の問題)、シンボルツリーなど。山桜などを植樹しメンテナンスフリーで大木に育てるなど、将来的な維持管理面を踏まえた具体的なアドバイスをいただいている。


基本方針のようなものが明文化され、町と株式会社フジタとの間で共有できているという、そのような理解でよいか。


当該公園に関する基本方針については「JR島本駅西地区まちづくりガイドライン」に基づくこととする。

1号公園:本町の歴史文化遺産の保全・活用に資する公園。景観等に配慮し、防災機能やコミュニティ形成に資する公園
2号公園:住民、特に子どもたちが親しみやすい公園。防災機能を備え、植栽は緑量の多さに配慮する


1号公園は遺跡を活かした公園であるか


具体的にどのような形で遺構を保全活用していくかについては協議中。基本方針(ガイドライン)に基づき、教育委員会と連携を図りながら引き続き歴史文化遺産の保全・活用に向けた協議を行ってまいりたい。   ※つづく


画像
尾山遺跡の鎌倉時代池泉跡(JR島本駅西)
記録保存の後、調整池設置工事で解体撤去
※令和2年10月3日現地説明会にて撮影

くぼみのところにケヤキの根(右側)
底には青色系の石が敷き詰められ
水量の多いときは溝から水が抜ける構造
と考えられている ※現時点の町教委見解


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