とだ*やすこの「いまここ@島本」

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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

がれき拡散、海外からの視点

2012年03月03日 | 防災・減災=災害に強いまちづくり
桃の節句、ひな祭りです。住民の方からいただいた情報で、ドイツ放射線防護協会が、がれき受け入れに警笛を鳴らしていることを知りました。わたし自身、過去に中国返還前と返還後の香港で、およそ6年の間暮らした経験(1992年末~1999年:嘘のような遠い昔の出来事)があり、感覚的に、今回の政府の方針を受入れることができません。世界に誇れる科学技術に安全「神話」を持ち込む、放射性物質の拡散に「総力を挙げて」取り組み、それを復興とからめる・・・日本人の不思議といわれるものです。

もちろん、どのような資質でも、よし悪しで裁くのではなく、それを活かす方法を考えなければなりません。また、たとえ海外から不思議に思われようとも、自らの美徳は美徳として誇るべきです。ただ、日本人は、ときに「善意」や「絆」に縛られ、肝心なことを見失ってしまう傾向がある、とわたしは思います。もちろん、そう感じているわたし自身にも、日本人として、そういうところがたくさんあります。受入れに反対することに悩んだり、滅入ったりしています。以下、週刊金曜日の記事になります。

ドイツ放射線防護協会は11月27日、会長のセバスティアン・プフルークバイル博士名で声明を発表し、東京都などの自治体が受け入れを表明している東北の震災廃棄物やがれきの処理問題について、「日本の全国民が、忍び足で迫ってくる汚染という形で第二の福島になる」とし、直ちに被災地からの運搬を中止するよう勧告した。

政府は、福島県では廃棄物を原則県内処分としているが、岩手、宮城両県については広域処理の方針を打ち出している。だが、可燃物を燃やした場合に放射性物質が濃縮されて灰の基準値が高まり、さらに空気中に放出される可能性が指摘されているため、各地で住民の間から「放射性物質をまき散らすことになる」として、受け入れ反対の声が高まっている。

今回の同防護協会の声明は、「焼却や灰の海岸への埋め立て」等で「汚染物が日本の全県へ流通され始めている」と述べながら、「これは惨禍である。ゴミ焼却施設の煙突から、あるいは海に廃棄された汚染灰から、材料に含まれている放射性核種は順当に環境へと運び出されてしまう」と危険性を強調。日本政府に対し、震災廃棄物やがれきを移動させるのを中止するよう強い調子で求めている。

さらに声明は、「チェルノブイリ以降、欧州では乳児の死亡率、先天的奇形、死産の領域で大変重要な変化が起こっている。(中略)ドイツでは数々の調査によって、胎児や幼児が放射線に対し、これまで考えられていた以上に大変感受性が強いという事実が示されている」と、低線量被曝の危険性について指摘している。

その上で「ドイツの原発周辺に住む幼児たちのがん・白血病の検査は、ほんの少しの線量増加でさえ、子どもたちの健康にダメージを与えることを示している」として、「汚染地の妊婦や子どものいる家庭を(中略)もっと遠くへ移住できるよう支援することを早急に勧告する」と、福島県の子どもたちの強制避難を頑なに拒んでいる日本政府の被曝対策を批判している。(週刊金曜日:成澤宗男・編集部、12月16日号)

週刊金曜日の記事だから・・・と見過ごす前に、がれきを受入れることの意味を、今一度、じっくり考えておく必要があります。


画像は、阪急水無瀬駅前の「島本町インフォメーション」(2月23日撮影)
平成23年度の事業、待ちに待った観光案内が完成していました!

住民の方から「駅前の広報、あれは意味がない!」というご指摘を受け
同じ意識をもっていた者として、その足で現状把握に駆けつけると・・・

壊れた時計も隠され、見事に変身していました!(拍手)
自治防災課、若い力で、頑張っています

立ち止まって、みておられた男性が「素晴らしい」
「今まで、町のことをあまり知らなかった」と、おっしゃっていました
コメント
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