一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

当ブログの閲覧数と訪問者数

2013-03-17 01:59:56 | 将棋雑記
17日朝は伊藤能六段と対局をしている夢を見た。相矢倉の熱戦で、△6六飛に、△5七角を受けつつ▲6八香と打って下手指せる局面に思えたが、そこで△5九との踏み込みを軽視していた。
さてどうするか…というところで目ざまし時計のベルに叩き起こされた。あのあとの指し手を見てみたかった。

きょうは久しぶりに、当ブログの1日当たりの閲覧数(PV)・訪問者(IP)・順位を記してみよう。なお、GOOブログの総数はこの集計期間中、138万ブログ~139万ブログあった。

2月28日(木)0時16分
「27日の朝に見た夢」
1952PV 555IP 858位

3月1日(金)0時04分
「駒に活を入れる手」
1694PV 558IP 829位

3月2日(土)2時52分
「小嶋陽菜×PEACH JOHN」
2400PV 617IP 750位

3月3日(日)23時32分
「PEACH JOHN×小嶋陽菜」
1670PV 472IP 1083位

3月4日(月)20時11分
「A氏が選ぶ、当ブログ2012年ベストエントリ」
2102PV 609IP 797位

3月5日(火)1時21分
「将棋ペンクラブ将棋会(前編)」
2321PV 581IP 855位

3月6日(水)0時37分
「室谷由紀先生、20歳のお誕生日、おめでとうございます!!」
2670PV 711IP 612位

3月7日(木)0時07分
「将棋ペンクラブ将棋会(中編)」
2319PV 623IP 745位

3月8日(金)0時11分
「将棋ペンクラブ将棋会(後編)」
1774PV 613IP 820位

3月9日(土)0時11分
「第4回 勝手にマッカラン勝負(倉敷藤花戦)」
2180PV 503IP 1006位

3月10日(日)0時19分
「四十二たび大野教室に行く(その1)・相手の手を見るのが大事」
1526PV 487PV 1114位

3月11日(月)0時29分
「四十二たび大野教室に行く(その2)・巧妙に緩めていただく」
1454PV 481IP 1135位

3月12日(火)0時34分
「四十二たび大野教室に行く(その3)・勝ちに不思議の勝ちあり」
1328PV 476IP 1093位

3月13日(水)0時14分
「四十二たび大野教室に行く(その4)・パーティーの是非」
1467PV 511IP 1058位

3月14日(木)0時22分
「女流名人位戦五番勝負を振り返る(前編)」
1676PV 555IP 888位

3月15日(金)0時36分
「女流名人位戦五番勝負を振り返る(後編)」
1346PV 511IP 932位

3月16日(土)2時30分
「植村真理女流三段、岩根忍女流二段、伊藤明日香女流初段は、それぞれ○○に似ている。」
1276PV 485IP 1047位

当ブログの訪問者は、長いこと550IP前後を推移していたが、「勝手に将棋アンテナ」が閉鎖されたころから訪問者も少なくなり、最近は450IP前後に落ち着いていた。
ところが1月の末に石橋幸緒女流四段の対局拒否騒ぎが起こり、1月31日は当ブログの訪問者が820IP、全体では462位だった。この件に関して私は一言も触れていないが、何事があったのかと将棋ファンが「LPSA」を検索した結果、当ブログが引っ掛かった、ということだろう。それまでの最高記録は700台後半だったから、一気に新記録となった形だ。
騒ぎが一段落したあとも、しばらく高アクセスを推移していたが、最近はちょっと落ち着いてきた感がある。

では個別に見てみよう。2月28日のエントリは、明け方に見たどうしようもない夢の内容だったが、555IPもあった。自分がリキを入れて書いたエントリは高アクセスだと満足度が高いが、この日のようなエントリだと、訪れてくれた人に申し訳ない気持ちになる。
3月2日と3日は小嶋陽菜とPEACH JOHNネタ。2日は617IPあった。大野八一雄七段が自ブログのアクセスアップに躍起になっていて、AKBネタを書いたら訪問者が増えるんじゃないか、の笑い話があったが、たしかに将棋ネタオンリーより、アクセスは増える。
翌3日は472IPと少なかったが、これはアップの時間が23時32分と遅かったため。当ブログは毎日更新しているが、1日休んでもこのくらいアクセスはあるのかもしれない。
3月6日は室谷由紀女流初段・20歳の誕生日のお祝い。訪問者は711IPもあった。巨大掲示板などに、稀に当ブログのアドレスが貼られることがあるが、そうするとアクセス数も伸びる。今回もそれであろう。当ブログは、バナー広告は契約していないが、これだけアクセスがあると、何か金儲けの策を講じたくなる。
3月10日(日)からは大野教室に行くシリーズを4回に分けて掲載。サラリーマンの読者が多いのか、もともと土日はアクセスが少ないのだが、月曜日になっても、アクセスは回復しなかった。
3月14日と15日は女流名人位戦五番勝負回顧。通常、前後編では後編のほうがアクセス数が高いが、このときは前編のほうが44IP高かった。前編の14日は、前フリに「相棒」のことを書いたからだろう。
そしてきのう3月16日は、恒例の似ているシリーズ。今回は一挙に3人の女流棋士を載せたため、登場芸能人も多くなった。それにしては、訪問者数があまり伸びなかった。

以上17日間の1日平均閲覧数は1833PV、訪問者数は550IPとなった。訪問者数は、ちょうど最盛期の平均に戻った形だ。今後もこの数字が維持できればうれしい。
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植村真理女流三段、岩根忍女流二段、伊藤明日香女流初段は、それぞれ○○に似ている。

2013-03-16 02:30:34 | 似ている
日付変わってきょう3月16日は、植村真理女流三段、岩根忍女流二段、伊藤明日香女流初段のお誕生日。おめでとうございます!! 3月16日は棋士の誕生日の豊作で、男性では田村康介七段も誕生日。おめでとうございます。
1年前の当ブログで、「岩根女流二段は、伊藤つかさ(元アイドル)、白石麻子(元おニャン子クラブ)、羽角麻矢(モデル)に似ている」と書いたが、あれからまた似ている人物を見つけたので、他の女流棋士2名とともに発表したい。

植村女流三段は、ジョン・レノンに似ている。
ジョン・レノン(John Lenonn)は言わずと知れた、世界を代表する歌手・ビートルズの一員である。ボーカル・ギターを担当。1980年12月8日、自宅の近くで、ファンを名乗る男性の凶弾に倒れた。享年40歳。
ちょっと、あまりにも有名な歌手なのでアレだが、日本将棋連盟の女流棋士紹介ページで、植村女流三段の写真を見るたびジョン・レノンを思い出すので、今回は思い切って挙げてみた次第。

岩根忍女流二段は、歌手の西野カナに似ている。
西野カナは、1989年3月18日、三重県松阪市生まれの23歳(ちなみに、西野カナと私・一公は、同じ誕生日である)。2008年「I」でメジャー歌手デビュー。ほとんどの楽曲で作詞を手掛け、乙女心を巧みに表現する歌が多い。テレビのCMなどで結構流れているので、その曲を聴けば、「ああ、彼女か!」と気付く人も多いはずだ。
岩根女流二段と西野カナは愛くるしい笑顔だが、中でもつぶらな瞳とアゴのラインが、よく似ていると思う。西野カナはロングヘアーだが、髪を短くした姿を想像すると、より岩根女流二段に近くなる。
つらいとき、苦しいとき、ふたりの写真を眺めるとよい。ホンワカと幸せそうで、いっときだけでも、癒される。
なお岩根女流二段は、重量上げの八木かなえにも似ていると思ったが、よく確認したらそうでもなかったので、ここでは見送りとする。

伊藤明日香女流初段は、グラビアアイドル・タレントの佐藤寛子に似ている。
佐藤寛子は1985年2月17日、神奈川県生まれの28歳。伊藤女流初段より3年妹だ。2002年、映画のオーデションに合格し、映画デビュー。その後グラビアアイドルとして名を馳せる。「グラビアアイドル→女優」のステップが多い中、その逆を行くのは珍しい。
佐藤寛子は野性系の顔で、グラビアの中では挑発的な目が印象的だ。胸が豊かで、セクシー系の写真集を出版したり、それ系の映画に出演したりしている。年齢的にも円熟味を増しており、今後の活動がますます期待されるセクシータレントである。
というわけで、伊藤女流初段と佐藤寛子は、似ているパーツがたくさんある。
伊藤女流初段は現在第一線を退いているが、伊藤女流初段にしかできないことは、たくさんある。今後の活動に期待している。
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女流名人位戦五番勝負を振り返る(後編)

2013-03-15 00:36:24 | 女流棋戦
第4局は2月15日に行われた。先番・上田初美女王の居飛車に、後手番・里見香奈女流名人は角道を止めない四間飛車。そこから三間飛車→浮き飛車と進める。これは細心の注意を払ったものだろうが、ちょっと考えすぎの気もする。
思うのだが、最近の序盤戦術はこねくり回し過ぎて、序盤の根本がおろそかになっていないだろうか。本譜は純粋な1手損で、先手に不満はない。
上田は▲4七銀形から穴熊に組む。バランスが悪い気もするが、これはこれである手なのだろう。
里見、△1二香から△3二歩。△3二歩は第2局でも現われたが、大山康晴十五世名人を彷彿とさせる手で、渋い。しかし渋いからいい手という訳ではない。本局はどうだったのだろう。
本譜は▲7四歩からのコビン攻めが厳しい。
里見は74手目に△7八歩。この局面を後手方から見ると、後手の竜が消えると△6一金が取られるので、どこかでこの金を安定させたいところ。
そこを△7八歩は、戦いの最中に竜が消えそうで、いかにも危なっかしい。里見は居飛車を勉強しすぎて振り飛車の感覚が鈍ったのか、このあたり、危機感が足りなかった気もする。
▲7八同金△7六歩に▲7四歩を利かし、▲5五角と飛び出せては先手優勢がハッキリした。以下は上田の着実な寄せを見るばかり。
まさか上田が勝つとは思わなかった、と言ったら上田に失礼だが、上田は堂々の快勝で、第39期女流名人位の行方は、最終局に持ち越された。

最終第5局は、2月27日に行われた。
先番里見の居飛車に、上田は、十八番の四間飛車穴熊。これで力一杯戦います、の宣言だ。
里見は銀冠に構えるが、▲9六歩をなかなか突かない。後の譜に現われるが、米長玉を意識していたのかもしれない。▲9八玉型は、▲9六歩を突いていないほうがトクなときがある。
上田は△5四歩から戦いを起こすが、強く応戦した里見がペースを握ったようだ。しかし上田の気迫に押されたか、必ずしも自分の優位を意識していなかったようである。
以下実に見応えのある攻防が続くが、104手目△9五桂が上田、ここまでの苦労を棒に振った疑問手。▲9六玉△2九飛成に▲8五金と受けられて、攻めが続かなくなってしまった。
戻って104手目、私だったら△9五桂しか浮かばないが、「王手は追う手」の格言はここでも生きていて、ここは黙って△2九飛成と、2枚目の桂を取るのがよかったらしい。
これは△9五桂▲9六玉△8四桂以下の詰めろ。先手玉から遠くにいる飛車を活用して、それが詰めろになるなら効率的だ。こう指せば、今度は▲8五金と打つ人はいないから、先手は受けに窮していた。
以下は里見の寄せを見るばかり。最後は上田の「女流棋士らしい」延命の手があったが、タイトルの行方が決まる大一番とあっては、今回ばかりは私も目をつぶるしかなかった。
終わってほしくない熱闘も、135手目の▲7三桂で幕。男性棋士に見劣りのしない、実に見応えある熱戦だった。
里見は周りから防衛を期待され、そのとおりに防衛したのだから、立派だった。

以上5局を見てきたが、上田の実力は里見のそれとほとんど変わらないと思った。いまは己の不明を恥じるのみである。来月からはマイナビ女子オープン五番勝負が始まるが、これはおもしろい戦いになるだろう。
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女流名人位戦五番勝負を振り返る(前編)

2013-03-14 00:22:13 | 女流棋戦
13日放送の「相棒・BIRTHDAY」は、始めから終わりまで見所満載。今シリーズの最高傑作だった。脚本は古沢(こさわ)良太。古沢良太は寡作ながら、毎回佳品を書く。なお冒頭に現れた謎の少女は、矢内理絵子女流四段にちょっと似ていた。余談ながら、3月13日の誕生日といえば、大山康晴十五世名人。

女流名人位戦予選はリーグ入りの決勝戦が行われているが、今回は前期女流名人位戦五番勝負を振り返ってみる。
里見香奈女流名人に挑戦するのは上田初美女王。昨年12月3日に行われたプレーオフで清水市代女流六段を破って得たもので、清水戦の対戦成績は1勝13敗と惨憺たるものだったから、この勝利は大きかった。
とはいえ里見女流名人と上田女王の対戦成績は上田女王の0勝5敗。上田女王にはたいへん失礼ながら、1番でも入れば上等だと思った。

第1局は1月14日に行われた。戦型は相振り飛車。どちらも指し慣れた形で、後手番の上田は臆することなく、しっかり指す。
67手目▲6六同飛△5五角に、▲5六飛がどうだったか。ここは▲6三銀△同金▲6一角△同玉▲6三飛成と迫りたいところで、里見も当然この変化を掘り下げたはず。そしてその変化も先手が有望だったから、これを里見が見送った意味がよく分からなかった。
ハイライトは92手目。上田が△4九飛成と王手を掛けたのだが、これが逸機。△5六銀と迫るべきだった。感想戦では、上田はこの手が「見えなかった」そうなので、そこを突っ込んでも詮無いが、もしふたりの対戦成績が上田の勝ち越しだったら――。あるいはこれが、アマチュア相手の指導対局だったら、「将棋とはこう指すものです」とばかり、落ち着いた手つきで△5六銀を着手したのではなかろうか。
以下は里見の勝ち。里見相手に勝ち将棋を落としたのは痛い。残り4局で上田が3勝するとは思えず、早くも里見の防衛が濃厚になったのである。

第2局はその6日後の1月20日に行われた。先番上田の居飛車宣言に、後手番里見は阪田流向かい飛車の趣向に出た。
どちらも手順を尽くし、見応えのある攻防が展開される。形勢の針も微妙に揺れ、どちらも決定的な差はつけられない。しかし△3四歩と馬取りに打った手に、▲4五飛がサーカスのような攻防手。数手後△8九飛成に▲7一銀からの殺到も、「終盤は駒の損得より速度」「風邪を引いても後手引くな」を地で行く勝負手で、ここで上田がよくなったらしい。
以下の応酬も見応え十分なのだが、最後に軍配が上がったのは上田だった。
こういうゴチャゴチャした戦いで勝利をもぎ取ったのは大きい。上田は五番勝負の1、2局を終え、「里見さん相手でも互角以上に戦える」と手応えを感じたのではなかろうか。

第3局はその2週間後、2月3日に行われた。先番里見の石田流三間飛車に、上田は左美濃に囲う。里見も銀冠を構築し、じっくりした戦いになった。
71手目▲6二歩の垂らしに、上田が△5二銀と引いた手が不可解。以下▲6一歩成△同銀となり、上田の銀はたった1歩で、一段目まで引かされてしまった。こんな利かされはないだろう。私なら負けても指せないところである。
△5二銀では、女らしく△7六歩と突きだしてみたかった。こうやってケンカするのが、女流将棋ではなかろうか。
92手目△2三歩に、▲3三角成が強手。もちろん寄せの成算があってのことだろうが、私には雑な寄せ方にも見えた。しかしその後の里見の指し回しは見事。
上田は後がなくなり、次の第4局で里見がスッキリ決めると思った。
ところが――。
(つづく)
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四十二たび大野教室に行く(その4)・パーティーの是非

2013-03-13 00:14:20 | 大野教室
植山悦行七段が自分の将棋の解説を買って出るのは珍しい。それほど、大きな逆転負けだったということだろう。
1回戦は勝ち、2回戦で先崎学八段に当たった。植山七段の先番で、相矢倉に進む。先崎八段は早めに△6四角と覗くが、数手後▲4六銀の形で▲5八飛と回られ、青くなった。次の▲5五歩が受からないのだ。
後手陣は△6二銀・7三歩型なので、△5二飛や△5三銀の応援が利かない。さりとて△6五歩と突いても、△7三歩型なので△同銀と取られてしまう。
先崎八段は△4二角と後退したが、植山七段は▲5五歩と突いて好調。以下6筋の歩も切り、▲5四歩と抑え、▲5三銀と打ちこんでは、早くも植山七段の必勝形となった。気の早い棋士なら、ここで投了してもおかしくない。
植山七段、▲4二銀成と角を取る。が、当然に見えたこの手を植山七段は、激しく後悔した。
ここは▲6四歩と垂らすところ。歩成は許せないと△6二歩と受ければ、▲5二銀不成と突っ込む。次の▲4三銀成~▲5三金が受からず、これは先手必勝である。
「(▲6四歩が入れば)大沢さんでも勝てますよ」
と植山七段は自嘲気味に言った。私の実力ではそれでも怪しいが、先手を持って楽しいことは確かだ。
本譜、▲4二銀成でも先手が優勢だったのだが、ここから先手の指し手が微妙に狂ってゆく。
先崎八段は劣勢だから、指し手に迷いがない。悪手に悪手を重ねるような手を指して、植山七段を幻惑してゆく。
逆にマズいのが植山七段だ。あの将棋をどうしておかしくしたんだ…と後悔するいとまもなく、背後からは秒読みが迫ってくる。疑問手と悪手を連ねた末、ついに形勢が入れ替わり、後手勝勢となった。
最後は△5五銀と華麗な捨て駒が出て、植山七段投了。あああ…これは痛い敗戦。私は掛ける言葉がなかった(実際は何か言ったが)。
さて、夕食に出る。きょうの参加者は大野八一雄七段、植山七段、W氏、Fuj氏、Minamiちゃん、私。私を除いて、いつものメンバーだ。
きょうは久しぶりに、海鮮居酒屋に行く。一昨年の秋、何度かお邪魔した店だ。そのときは野月浩貴七段も参加してくださり、帰りの電車では興味深い話を聞かせていただいた。また野月七段にお会いできればと思う。
店に入る。きょうは大野七段が割引券を持っているらしい。
店員さんに飲み物を聞かれて、私とFuj氏は何かを頼まねばと思案する。けっきょくウーロン茶を4つ(!!)頼んだのだが、これは悪手だった。きょうは酒を飲みに来たのではなく食事に来ただけだから、飲み物は無視してよかったのだ。
運ばれてきたウーロン茶の2つは、大野七段とW氏に回した。そして勘定も各自で払っていただく。私は自分勝手なのである。とはいうものの、大野七段とW氏には悪いことをした。
まぐろ丼を美味しく食べて、店を出る。このあとはガストにておしゃべりである。
私はちょいと小腹がすいたので、パスタを頼む。私の大食漢に、植山七段が呆れていた。
政治の話などを交えて、楽しいときを過ごす。女流王位戦は佳境で、中井広恵女流六段は白組で3勝1敗。最終局の矢内理絵子女流四段戦に勝てば、悪くてもプレーオフだ。…と思ったら、「清水さんと同じ4勝1敗になったら、順位の差で清水さんの白組優勝でしょう」とFuj氏が言う。
陥落は順位が関係するが、挑戦争いのほうもそうだったか? それじゃ十段リーグといっしょか。よく分からぬが、中井女流六段が最終局に勝てば、白組の優勝は叶うと思った。
その中井女流六段、4回戦の清水市代女流六段に負けて、今期公式戦連勝は「10」で止まった。ジョナ研の一部では、2ケタ連勝したのだから、ご褒美にパーティーを開こう、という話もあった。
それはやぶさかではないが、かつて中井女流六段には、19連勝で焼肉パーティーを催したのだ。それなのに10連勝程度でパーティーとは、かえって中井女流六段に失礼ではないか? 中井女流六段だってそれを良しとはしないだろう。
やはりパーティーは、タイトル奪取のときが妥当ではなかろうか。
むしろ大野七段がすごい。大野七段は今期勝ち星なしの10敗。むかし芹沢博文九段が、順位戦B級2組で「全敗宣言」をし、18手で投了などを織り交ぜて公約を達成したことがあった。…が、これは芹沢九段が不貞腐れていたからできた記録。だが大野七段の場合は、ほとんどを1分将棋まで頑張り、優勢に将棋を進めた上での敗戦で、堂々の大記録なのである。
こちらのケースこそ、厄祓いを兼ねてのパーティーを催すべきに思われた。
植山七段が講師を務めている、「わらび将棋教室」の話になる。前述したように、植山七段側に不手際があって、開講日が不定期になってしまった。
今月の開講は9日(土)と23日(土)だが、植山七段は所用でどちらも不在。9日は大野七段、23日は中井女流六段が務めることになった。私は両方ともお邪魔したいが、こればかりは当日になってみないと分からない。
話が一段落したころ、大野七段が私に、
「人間マジメに生きてれば、そうは悪い人生にならないよ」
と言った。そうなんだろうか。でも、少し肩の荷が下りた気がした。
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