goo blog サービス終了のお知らせ 

一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

社団戦2025・第2日目(前編)

2025-08-22 00:15:55 | 社団戦
7月27日は社団戦第2日目だった。前回は珍しくチームが4連勝を飾り、18チーム中、1位となった。もちろんここからの道は険しいが、何とか逃げ切りたいものだ。
朝、最寄り駅前から都バスに乗り、産業貿易センター台東館に着いた。今回は7階での対局だが、ヒトが多いので階段を上がっていく。着くと、机、駒、盤、対局時計は出ているものの、椅子が一切出ていなかった。ほどなく椅子が届き、全員で並べる。
今回は木村晋介会長が参戦する。定員7名は確保できるが、もし余ったら私が率先して抜けるつもりでいた。
何人かの知り合いに挨拶する。大野教室2のTaga氏に会ったので、挨拶。しかししばらく見ない間にTaga氏、ずいぶん白髪が目立っている。私もヒトの頭のことはいえないが、時の移ろいは残酷だ。
大野教室はもう1チーム、3部にもあったが、今回は休会。聞くと、主要メンバー(私がかつてコテンパンに負かされ続けた子供たちだ)があっちこっちに移籍し、メンバーが足りなくなったという。将棋ペンクランにも同じ例があり、これも「社団戦あるある」というべきか。
LPSAブース前を通ると、藤森奈津子女流四段がいたので挨拶した。レディーにこのアタマは見せたくないが、仕方ない。
「おはようございます」と声を掛けてくれたのは船戸陽子女流三段で、船戸女流三段、髪が金色に近くなった気がした。
さて今回の我がチーム参加者は、木村会長、三上氏、中山氏、阿部氏、山野氏、笛木氏、私の7名に、初見のS氏、M氏の9名だった。なおKan氏は、今回も事務に専念するため、対局はなしだ。
みんな指す気満々だろうから、1回戦は私が抜ける。M氏も1回戦は指さなかった。よってスターティングメンバーは、大将が中山氏。以下山野氏、S氏、笛木氏、山野氏、木村会長、三上氏となった。
相手は「ねこまどタマ」。副将と四将が女性である。女性の副将は初めて見た。
対局開始。将棋は指すのがいちばん面白いが、見ているほうが気楽な面はある。チームが勝とうが負けようが、責任を負わないのがいい。
まず10時39分、阿部氏が勝ち名乗り。その7分後、笛木氏も勝った。ここまではいいが、中山氏がだいぶ形勢を損ねている。角桂交換くらいの駒損で、しかも中山氏側の主張がない。これはさすがに中山氏がマズイのではないか?
ほかを見ると、相手の副将は級位者と思いきや、山野氏相手に堂々と渡り合っている。これは相当の手練れだ。
11時03分、木村会長負け。中盤までうまく指していたと思ったが、一手足りなかった。
傍らのM氏は戦況をしっかり見ているが、かなりの手練れに思える。彼はいったい何者なのだろう。
11時05分、山野氏勝ち。女性も頑張ったが、最後は山野氏の自力が勝ったか。
その2分後、S氏も勝った。これでチーム4勝、中山氏の勝敗は関係がなくなった。
その中山氏、かなり盛り返し、現局面は中山氏持ちである。ということは、このまま中山氏が勝つだろう。
11時11分、三上氏負け。うまく上部に逃げ切れるかと思ったが、捕まってしまった。
感想戦を終えた山野氏に、「じゃあ次はオレが副将に入るから、山野さんは三将に戻ってくれ」と伝えた。
そして11時22分、中山氏勝ち。まさに薄氷の勝利で、連勝が継続した。
終わってみれば5-2で、チーム5連勝となった。
見ていたこっちも疲れたので休息していると、M氏が「大将から四将までは固定ですね」と誰かに話している。私は意味が分からなかったが、2回戦の準備に入ると、M氏から「2回戦は出ますか」と聞かれた。
「……いやもちろん。そのためにここに来たんだから」
「では五将で指してください」
「……はあ」
私が五将で指すとはずいぶん落ちたものだが、なんでM氏がオーダーを決めているのだ?
阿部氏がいたのでその辺を聞くと、彼は私がいないときに、よく社団戦に出ていたという。コロナ禍前にも来ていたという。それならかなりのベテランだが、私は一度も会ったことがない。私はそんなに社団戦を休んでいたか?
2回戦の相手は「横浜宇宙棋院Ⅱ」で、初参加。こちらのスターティングメンバーは中山氏、山野氏、S氏、笛木氏、私、M氏、三上氏。私の相手はムキムキの男性だ。副将、四将が子供で、六将は女性だった。四将と五将は親子で、奥さんも来ていた。その奥さんが六将だったかどうか失念したが、家族で将棋が趣味とは素晴らしいことである。
見ると、私の周りは全員が扇子を用意している。では私も……と思ったが、LPSA直筆扇子を忘れてきてしまった。これでは気合負けである。
私の後手で、対局開始となった。
(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第37期女流王位戦予選のリーグ入り予想

2025-08-21 13:11:37 | 勝敗予想
第36期女流王位戦五番勝負は大激戦のうちに終わったが、あす22日から、第37期女流王位戦が始まる。
では今期も、リーグ入り6名を予想しよう(予選表は割愛)。

【1枠】
左の山からは磯谷祐維女流初段、宮澤紗希女流初段、右の山からは和田あき女流初段、中井広恵女流六段が勝ち上がってくると思う。ここからの予想が難しいが、女流名人リーグ入りも果たしている宮澤女流初段を推してみようか。

【2枠】
左の山は鈴木環那女流三段が大本命。右の山は香川愛生女流四段、清水市代女流七段が勝ち上がってくると予想する。この決戦が難しいが、白玲戦・女流順位戦で惜しかった鈴木女流三段がこちらで敵を討つ、ということで鈴木女流三段を推す。

【3枠】
左の山は加藤圭女流二段と本田小百合女流四段の決戦になると思う。右の山は本命なし。よって加藤VS本田戦になるが、白玲戦・女流順位戦でのクラスを尊重し、加藤女流二段のリーグ入りと予想する。

【4枠】
左の山は塚田恵梨花女流二段の勝ち上がりか。右の山は上田初美女流四段、野原未蘭女流二段の勝ち上がりと見る。この3名から選ぶのが難しいが、実績十分の上田女流四段としておこうか。

【5枠】
中七海女流三段でキマリ。

【6枠】
元奨励会1級の今井絢女流初段を推したいのだが、今井女流初段は女流名人リーグでまさかの0勝5敗。なんで今井女流初段はこんなに弱くなってしまったのだ。右の山を見ると、中澤沙耶女流二段、石本さくら女流二段、木村朱里女流初段、村田智穂女流三段と、なかなかな実力者が揃っている。これらの中から選ぶとして、石本女流二段のリーグ入りとしておこうか。

白玲戦・女流順位戦が創設されたとはいえ、リーグ入りで5局指せるのは大きい。予選参加の皆さまは、是非リーグ入りしてもらいたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第66期王位戦第4局・第2日目

2025-08-20 22:38:08 | 男性棋戦
伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦第4局・2日目である(主催:新聞三社連合、日本将棋連盟)。
永瀬拓矢九段の封じ手は6筋の歩を取り込む手で、これはまあ予想通り。対して藤井聡太王位もこの歩を取り、2日目の始まりである。
永瀬九段が8筋に歩を打った手に対し、藤井王位は敵飛車を取り、その飛車で両取りに打つ。しかしこの馬は要所に利いていたし、後手の飛車は半ば蟄居気味だったので、永瀬九段としては、この順は歓迎だっただろう。
ここで永瀬九段はバッサリ角を切った。あれは久保利明九段だったか、大駒を切る時は、その駒が取りになったときがベストだと語っていた。それなら、取りに打った駒が一瞬、スカタンになるからである。
永瀬九段は返す刀で、桂で銀取りに打ち、この折衝で永瀬九段が有利になったように思えた。
とはいっても後手にはもうひとつの金取りは残っている。しかし先手はこの金を一手かけて取るヒマはない。とすれば、後手の金はまだ働いていることになる。
藤井王位はもはやこの金に構っておられず、飛車を切ってシャニムニ攻める。こう進むと、藤井王位を持ちたくなるから不思議だ。
というところで、永瀬九段が僻地に金を打ったのが、永瀬流の受け。良くも悪くも、永瀬ワールドが垣間見えて、永瀬九段の将棋になってきたと思えた。
一段落したところで永瀬九段が、竜取りに角を打つ。実に本局3度目の異筋の角で、そのどれもが効果的な働きをしている。
この角はいったん歩でふさがれたが、数手後にその歩を取って飛び出した。以降も永瀬九段がじわじわと寄せの網を絞り、素人目にも後手の勝ちは動かないように見えた。
最後は永瀬九段の角がひとつ動いて空き王手。ここで藤井王位が投了した。残り時間は、藤井王位が1分、永瀬九段が44分。永瀬九段の持ち時間の貯金が最後まで生きた感じで、うまい時間の使い方だったと思う。
対して藤井王位は7一の成桂が最後まで働かなかったのが誤算。遊び駒を作らない藤井王位には珍しいことだった。
かくて、第1日目終了時の私の予想とは裏腹に、永瀬九段が完璧な指し回しを見せ、1勝を返した。永瀬九段はまだカド番だから不利には違いないが、次に永瀬九段が勝てば、俄然面白くなる。
第5局は26日・27日。1日でも長くタイトル戦が楽しめるのはありがたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第66期王位戦第4局・第1日目

2025-08-19 21:31:13 | 男性棋戦
19日・20日は、伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦第4局である(主催:新聞三社連合、日本将棋連盟)。第3局が行われたのは7月29日・30日だったので、お盆を挟んでずいぶん久しぶりとなる。私が挑戦者の立場だったら緊張感が切れるが、永瀬拓矢九段だから、逆に新鮮な気持ちになっているかもしれない。
スコアはここまで藤井聡太王位の3勝0敗。永瀬九段は文字通り後がないが、「奇跡の3連敗4連勝」を達成するには、最初の3局を負けなければならない。永瀬九段、ここまで奇跡へのロードを驀進中、ともいえる。
対局場は福岡県宗像市。宗像といえば、日本最古級の神社がある、宗像大社が有名である。ただ、私は福岡県に30回以上訪れているが、宗像大社は訪れたことがない。もう私の人生で訪れることはなさそうで、これは失敗した。
さて、対局である。将棋は藤井王位の先手で、やはり角換わり相腰掛け銀に進展した。両者右金をまっすぐ上がって飛車を引く例の形だが、この手順中、先手の右桂が跳ねるのがずいぶん早い。もはやこれは常識で、令和の世界は、スキあらば攻め掛かる姿勢が本流のようだ。
藤井王位、右桂を跳ねて中央に切り込む。この桂損は7筋に歩を打つことで回復できるが、実際ここのマスに歩を打つ順を見たことはなかったので、これは藤井王位ペースに思われた。
藤井王位、桂はすぐに取らず、角を打つ。私ならとりあえず桂を取ってから考えるが、これは味消し。だから私は強くなれないのだ。
永瀬九段も角を打ち、銀を上がる。ここで藤井王位が長考に入った。突然の長考、は永瀬九段にもよくあるが、このツボがヘボにはよく分からない。ただここは、考えがいのある局面である。
そこに対局室の音声トラブルがあり、かなり早く昼食休憩に突入してしまった。再開後の着手は13時32分で、記録上の考慮時間は1時間39分。さんざん考えて指した手が私の第一感と同じ。むろん読みの内容は雲泥の差だが、ここが将棋の面白いところだ。
永瀬九段、角交換ののち、その角を名角の箇所に打つ。これがレーザービームのように敵飛車を狙っていて、確か永瀬九段は以前も藤井王位とのタイトル戦で、この位置に角を打ったことがある。
以下数手進み、永瀬九段が封じるかと思われたが、指した。すると、藤井王位も指した。封じ手直前のこのやりとりも面白い。
ここでやっと永瀬九段が封じたが、その考慮時間、わずか18分だった。これで1日目の消費時間は、藤井王位4時間20分、永瀬九段2時間13分となった。藤井王位がほぼ倍の消費だが、これが2日目終盤になると、面白いように逆転し、永瀬九段が1分将棋になったりするのだ。
形勢は互角だが、これでは永瀬九段が苦しいと思う。いつまで最善手を続けられるかがカギだ。
(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近見た夢(2025-08-02、03、12、15)

2025-08-18 23:25:23 | 
最近見た夢を記しておこう。
まず8月2日に見た夢。私はある飛行機から降りてきた。だが搭乗のときにレーンの向こうに預けた荷物はまだ戻ってこない。
私のほかに男性1名、それとほとんどが女優だった女性4名が空港の外に出た。
ドアの外は砂丘のように一面が砂だらけだった。その砂の中から、女性の4人の旅行ケースが出てきた。

続いて3日に見た夢。
私は小便がしたかった。私は傍らにあった公衆便所に入ろうとすると、マキタスポーツが邪魔をしてきた。それがどういう邪魔の方法だったか判然としないがともかく私は負け、便所に行けなかった。
だが私は隙を見て、便所に入った。小便器は巨大な壺になっていて、その中央には大きな石が壺の中に埋まっていた。
私は壺と石の隙間に小便をすると、石に空いた無数の穴から、アリや毒グモが這い出してきた。
そこで私は、本当の尿意で目が覚めた。

続いて12日に見た夢。
場所は最寄り駅の向こうにある商店街。しかし一面が海原で、その中央に平均台のような細い細い橋が架けられていた。といっても、海原からは高さ約50cmである。
その中央にビートたけし、やや後ろに大杉連、そしてその後ろに私が歩いていた。この3人はひとつのグループである。
そして私の左後方に、女性が歩いていた。そう、これだと女性は橋から落っこちてしまうが、みんな中空を歩いている感じだった。
やがてビートたけしが右に曲がった。そこも商店街の近くではあったが、イメージとしては、自宅に戻っていた。
ビートたけしが感嘆する。目の前には空が広がっていたが薄紫で、星屑のようにキラキラ光っていた。
私はこれまでさまざまな夢を見てきたが、こんなに美しい光景は見たことがない。
と、そのとき、アラーム音で叩き起こされた。

続いて15日に見た夢。
この日はイメージ的な夢を断続的に見てきたが、最後に具体的な夢を見た。
私はある大型客船にいた。だが私は誰かに追われていた。
デッキの一角に大きな湯船があり、そこに高島礼子そっくりの女性がつかっていた。もちろん全裸である。乳●も見え、それは桜色の綺麗なものだった。
彼女は私をチラッと見ると、穏やかに笑みを浮かべ、視線を下に落とした。
ほかにも客がいたが、あまり彼女に関心を示していない。だから私もそこに留まるのがおかしい気がして―あ、いや、私は誰かに追われていたのだ。
私は船内に逃げ込んだが、ほぼ一周してしまった。表に出る手前(つまり湯船のある手前)にカウンターがあり、そこで将棋講座をやっていた。
講師は朝丘雪路に相当する大物女優だっが、誰かは失念してしまった。現在は「玉の逃げ方講座」をやっていて、大阪万博のマスコットキャラクター「ミャクミャク」が玉だった。
その大物女優は私に向かって「玉の逃げ方よー!!」と叫んだ。私は講座を拝聴したかったが、私は逃げなければならない。
だがそこで、スマホのアラームで叩き起こされた。
またもいいところで夢が覚めたが、こんなに色っぽい夢を見たのは初めて。欲求不満がたまっているのだろう。

このあたりでアップしておこう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする