一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

中倉宏美女流二段は、女優の小雪に似ている

2010-11-30 00:48:53 | 似ている
きのう29日に放映されたテレビ東京系「モリのアサガオ」に、東京・駒込駅前の商店街が映り、ちょっと懐かしい気持ちになった。また自宅最寄り駅前の陸橋もロケ地に使われ、これもちょっとビックリした。なおこの場所は、一部鉄道マニアでは有名である。

ここからが本題。中倉宏美女流二段は誰に似ているだろうか。
誤解を恐れずに書くが、中倉女流二段といえば「平安顔」である。清少納言をはじめとして、平安時代に描かれた絵の中に、中倉女流二段によく似た女性が出てくる。いや、出てくるイメージがある。
しかし「中倉女流二段は、歴史の教科書に出てくる十二単をまとった女性に似ている」ではあまりにも漠然としているので、やはり現在の芸能界から選びたい。
そこで…

中倉女流二段は、女優・モデルの小雪に似ている

とする。小雪をテレビドラマで見た記憶はあまりないが、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」では見事な演技を見せてくれたし、サントリーやPanasonicのCMでも、その容姿はお馴染みである。
中倉女流二段と小雪は、やや小雪のほうがお姉さん。とくに共通点はない。顔のパーツも、ひとつずつ見ていくと似ていない。強いていえば、目がやや似ているか。
ただ、パッと見の雰囲気が、両者はよく似ているのである。あれは何のCMだったか、小雪が肩を露出したCMがあるのだが、肌の系統が中倉女流二段と同じで、あれっ? 中倉女流二段? と驚くことが何回もあった。
両者ともしっとりとした雰囲気で、私はとても好感を持っている。
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11月26日のLPSA芝浦サロン

2010-11-29 00:16:55 | LPSA芝浦サロン
26日(金)のLPSA芝浦サロンは、女流棋士の2本立て。前半(午後2時~5時)が多田佳子女流四段、後半(午後6時~9時)が石橋幸緒天河の担当だった。芝浦移転後初の体制だが、2局目は追加料金がかかる。ちなみに旧金曜サロンは毎回2名担当で追加料金はかからなかったから、現システムでは値上げの印象を受ける。
さて多田女流四段がサロンに登板するのは珍しい。旧金曜サロンでも、開講初期に1回か2回担当したのみだ。私はLPSA女流棋士の中で、多田女流四段と寺下紀子女流四段にはまだ指導対局を受けたことがなかったので、今回ははやる思いで、2時の回に予約を入れた。
そんな多田女流四段との指導対局は、まさかの結末になったのだが、それは別の機会に記す。
この日は珍しくKur氏が来ていた。月に一度くらいの割合で、忘れたころに訪れる。風貌は典型的なアキバ系で、私と雰囲気がよく似ている。
多田女流四段とは角落ちで指していたと思うが、終盤でKur氏が巧妙な寄せを見せたので、それを記しておこう。

下手番。自玉は受けなしだから、上手王を寄せるしかない。
平凡に☗3三銀では、☖4三王に☗4四歩が打ち歩詰めで負け。ここでKur氏は☗3五銀と出た。これが後の打ち歩詰めを回避する好手。以下☖同歩☗同竜☖5五王☗4六竜☖4四王☗3三銀☖4三王☗4四歩☖3四王☗3五竜(投了図)まで、Kur氏の勝ち。
☖3五同歩にはすぐ☗3三銀でよかったが、本譜でも立派な勝ちだ。終了3手前の☗4四歩が、☗3五銀と捨てた効果。こうした手筋が実戦で現われるのは珍しく、いいものを見せてもらった。

私はU氏との練習将棋。私の先手で☗7六歩☖3四歩☗2六歩☖3二金と進んだ。早めの☖3二金は一手損角換わりの用意だろうか。私は☗6六歩と指し、その狙い?を外した。
以降は矢倉に進めたが、作戦負けから形勢を損ね、後手王にまったく迫れないまま、完敗した。
続いてはIs氏との将棋で、私が後手。これも一手損角換わりに誘導されそうな雰囲気があったので、私のほうから角を換わり、筋違い角を打ってみた(注:Is氏から角交換したようだ。記憶が曖昧で申し訳ありません)。
しかし指し慣れぬことはするものではない。1歩得はしたものの、その後の構想が悪く、却って作戦負けに陥ってしまった。もっともIs氏のほうも、指しにくさを感じながら指していたという。しかし客観的に見れば、こちらがわるい。
それが終盤の数手でクルッと形勢が入れ替わり、私がよくなった。その局面を先後逆で記す。

ここで私は☗3四角と出た。☖3四同銀なら☗4二金を見たもので、この局面は私がいいと思う。しかし☖2三金と上がられてハタと困った。この時点で私の残り時間は7分あったのだが、後手王に思わしい寄せが見つからないのだ。
考えてもムダなので☗4三銀と打ったが、すでに30秒将棋のIs氏は☖3四銀と角を取る。以下☗4二成桂☖2二王☗3二成桂☖1二王☗3四銀成まで、私の勝ちとなった。
☖3四銀が秒読みに追われた悪手。ここで☖3四金なら、☗4二金☖2二王☗3二金☖2三王で、後手が残していた。3三の銀が4二の地点にも利き、2三への逃げ道も作ったからだ。
勝ちはしたものの、内容的には負け。僥倖の勝利は、あまり嬉しくない。実力不足を痛感した一局だった。
続いて石橋天河の大盤解説。題材は竜王戦第4局(2日目)である。この大盤解説も、旧金曜サロンでの隠れた人気企画だったが、芝浦に移ってからはそれもなくなった。今回は石橋天河によるサービスである。
この時点で5時20分ごろだったので、まだ将棋は終わっていない。途中までの解説となる。
87手目☗5三銀に☖3四玉が不思議な一手。ここは☖2五桂だと思った。もっともそれは☗2六金で攻めが続くのか。いずれにしても、天才の考えは私のような凡人にはよく分からない。
石橋天河との指導対局も終わり、最後にY氏と一局。
「平手でも香落ちでも、大沢さんの好きなほうで」
とY氏が言うので、
「じゃあ角落ちでやってみましょうか」
と、こちらのほうから「角」を申し出る。しかしこれはさすがに無謀だった。上手に面白い局面がまったくなく、完敗した。合宿ではスットコドッコイな手を指して、すっかり私からの信用をなくしたY氏だったが、やはり三段の棋力はあった。失礼な手合いにしてしまったと思う。
…とはいうものの、私もちょっとヨソ行きの指し方だったことは確かである。序盤を緻密に指せば、まだ戦える、の感触を持った。次のY氏との対局では、どの手合いにするか。でもまあやはり、平手であろう。
放課後の参加は6人。今回は「サイゼリヤ」ではなく、駅前のシャレた店に入る。ここが洋風居酒屋で、アイスコーヒーは500円だった。ソフトドリンクでこの額だから、酒類やつまみの額も推して知るべし。これなら駅へ向かう途中で、安い居酒屋がいっぱいある。
私はみんなに無理を言って、この店はこれで最後にしてもらった。
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木曜ワインサロン

2010-11-28 00:18:18 | LPSA木曜ワインサロン
LPSA芝浦サロンは木曜日が定休であるが、10月21日(木)から、「木曜ワインサロン」という催しを始めた。講師は船戸陽子女流二段である。
言うまでもないが、船戸女流二段は「ソムリエ」の資格の持ち主。その資格取得はたいへんである。単純に知識を詰め込むだけではダメで、筆記試験に合格しただけでは「ワインエキスパート」にすぎない。ソムリエは、飲食店での実務経験5年以上、「日本ソムリエ協会」に3年以上在籍、などの実績がないと名乗れないのだ。
船戸女流二段はそれらをクリアしたうえで認定試験に合格したわけで、私が以前「ソムリエは、女流棋士になるより難しい」と書いたのは、そんな理由による。
ソムリエは英語やフランス語も堪能でなければならず、堕落した生活を送っている私は、それだけで船戸女流二段を尊敬してしまう。
木曜ワインサロンは、3ヶ月で5回催される。船戸女流二段が毎回オススメのワインを持参してミニ講義を行い、私たちはそれを楽しみながら、指導対局を受けるというシステムだ。
完全予約制で、定員は5名(ないし6名)。別名「ひみつサロン」というだけあって、大っぴらに告知はしていない(ただし、調べれば分かる)。時間は午後7時から9時までで、会費は1回4,000円である。
前回(第3回)は、25日に開かれた。私は第1回(10月21日)に続いての参加である。第2回(11月4日)も参加したかったのだが、定員に達したということで、断られた。ところがこれには後日談があり、当日は無断欠席が2組あって、私も参加できたらしい。ドタキャンは貴重な席が空いてしまい、主催者もほかの客も迷惑する。予約のキャンセルは早めにする。これは最低限のマナーであろう。
25日は、山梨県産の赤ワインが供された。グラスにワインを注ぐ船戸女流二段の仕種は、ソムリエだから当然とはいえ、堂に入ったものである。レジュメを片手にワインの講義をするその姿は、女流棋士とは一味違う凛々しさがあり、思わず見とれてしまった。
そんな船戸女流二段の口唇には、口紅が塗られていない。ワイン本来の味を楽しむために口紅は引かない、と本人から聞いたことがある。もう、ワインに対する心構えが違うのだ。
対して私は、酒は飲めないのだが、船戸女流二段を鑑賞したい、という一心だけで参加している。それでも船戸女流二段のピックアップしたワインは美味い。ほろ酔い気分で一局、というのもオツなもの。実に上質な時間である。
船戸女流二段はかねがね、ワインを楽しみながらファンと将棋を指す会を開きたい、と言っていた。木曜ワインサロンは、それが結実したものである。ファンの声も好評のようで、25日のサロンでは、来年も継続されることが決定した。
ちなみに次回の開催は12月2日である。まだ空きがあるそうだが、私はまだ申し込んでいない。前日あたりに問い合わせて、もし空きがあるようだったら、申し込もうかと考えている。
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「第7回 将棋寄席」

2010-11-27 15:21:04 | 落語
きのう26日、私宛に一通の封書が届いた。差出人は、将棋ペンクラブ・湯川博士統括幹事である。私は長年の将棋ペンクラブ会員で、会報にも何回か投稿している。湯川統括幹事にも書面や口頭、電話でアドバイスをいただいた。
しかし湯川統括幹事は、泣く子も黙るオニヅラである。自分の文章に落ち度はないと思っても、封書や電話がくるたび、私は何かマズイことを書いたかなと、ビクビクする有様だった。
そして今回の封書である。何だろう…何が書かれてあるのだろう。恐る恐る封を切ると、「第7回 将棋寄席」の案内チラシと、湯川統括幹事の手紙が入っていた。
「将棋寄席」とは、将棋ペンクラブ幹事が主催する年忘れ落語会で、2004年から催され、今年で7回を数える。
私は昨年初めてお邪魔し、大いに笑い、その模様は会報誌「将棋ペン倶楽部」に投稿させていただいた。
封入されていた、バトルロイヤル風間氏のペンによるチラシは、船戸陽子女流二段と中倉宏美女流二段のイラストが描かれてあった。将棋寄席の名物・バトル氏の「上の空似顔絵問答」に、今年はこの両女流が登場するらしい。寄席の常連、「ビシバシ亭さちお」こと石橋幸緒女流四段が今年は不参加らしいが、それを補ってあまりあるゲストである。
ただしこのイラスト、中倉女流二段は雰囲気がよく出ていて美人に描けているが、船戸女流二段のそれはちょっと下膨れで、中日ドラゴンズ・落合博満監督の奥さまのようだ。言うまでもないが、船戸女流二段は、もっと美人である。当日のバトル氏の似顔絵ライブでは、船戸女流二段をどう描くかが注目される。
話を戻して、湯川統括幹事の手紙には「今年は船戸さんが出演するので、よろしければどうぞ」としたためられていた。私は船戸女流二段をテーマに何本か投稿しているので、私が彼女のファンだということは、湯川統括幹事も先刻承知である。私を慮っての、ありがたいお知らせなのだった。
あらためて書くと、今年の将棋寄席は12月28日。演芸場は東京・浅草「木馬亭(もくばてい)」。木戸銭は2,000円(前売りは1,800円)。午後5時開場、5時25分開演である。演者は将棋ペンクラブ幹事面々のほかに、本職の落語家もいるので、笑えること必定である。問い合わせ先は湯川統括幹事だが、ここに電話番号やFAX番号は書けない。将棋ペンクラブ公式HPや関連サイトで対応してくれると思うので、興味のある方は、お問い合わせいただきたい。
ひとつ注意。椅子席は130あるが、昨年は満員だった。もし行ってみよう、という方がいらしたら、当日は早めに行って席を確保するのがいいだろう。言うまでもないが、当然私も将棋寄席に行く。1ヶ月先の笑い納めを楽しみにしている。
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金曜サロン・中井広恵女流六段⑤

2010-11-26 02:08:47 | LPSA金曜サロン
女優・月見栞の公式ブログが、7月5日を最後に更新されていない。レースクイーン時代は1日に何回も更新があったが、女優に転身してからはそれもまばらになり、ついに休眠状態となってしまった。ビデオも8月にリリースしたのが最後のようである。月見栞、このまま引退してしまうのか。ファンとして静観するしかないのが、つらいところである。

さてLPSAでクイーンといえば、「クイーン名人」の称号を持つ、中井広恵女流六段である。
9月10日のLPSA金曜サロン、2部の担当は、その中井女流六段だった。
中井女流六段の棋歴は、あらためて述べるまでもない。女流棋士人生29年半。タイトル獲得19期、棋戦優勝9回の実績を持つ、女流棋界を代表する大豪である。○歳を過ぎて今年は各棋戦で大爆発。8月には19連勝という、女流公式戦の連勝新記録を打ち立てた。
そんな女流棋士に指導対局をいただける環境を、ありがたく思う。本局は3月5日以来の、実に半年ぶりの指導対局となった。
対局開始。中井女流六段の女流公式戦連勝記録は8月26日の対里見香奈女流名人戦でストップしたものの、これだけ鬼のような強さを見せつけられては、まったく勝てる気がしない。とにかく笑われない手を指すことだけを考えた。
☗2六歩に☖3四歩。ひねり飛車を視野に入れていたが、2手目で早くも外された。それならと私は、横歩取りを目指す。中井女流六段が☖8五飛と引けば、角を換わって☗9六角、と決戦してみたかった。
ところが中井女流六段は、私の狙い?を看破したか、18手目に☖8四飛と引いた。ここで2度目の肩すかしである。さらに4手後、☖5二王。中住まいだ。もう、完全な昭和の将棋である。こうなっては、こちらは自力で最善手を見つけるしかない。いやはや、厄介な局面にされてしまったと思った。
中井女流六段、30手目に☖7四飛。ここで私が☗7七金と立ったのが疑問手だった。☗3五歩とでも突いて、飛車の横利きを通すのだったか。
本譜はここで☖4四角と飛車取りに覗かれ、一遍に形勢を損ねた。
1筋の突き合いがあるので、たとえば飛車を2九に引くと、☖1五歩☗同歩☖1八歩☗同香☖1七歩で、たちまち上手の勝ちとなる。☗3七桂を跳ねているので、☖3五歩の桂頭攻めもある。
以下屈服の手順が進み、5七に作られた馬を2四に引かれたところで、戦意喪失。もはやこれまでと投了した。
「エエーッ!?」
と驚く中井女流六段。しかし攻防ともに見込みがなく、投了はやむを得なかった。その証拠に、以下に投了図を示す。

44手まで。この将棋で痛感したことは、私程度の棋力で手将棋模様に持ち込まれると、最善手がまったく浮かばない、ということだった。また定跡がいかに大事かを再認識するとともに、その手の意味もしっかり理解して指さなければならない、と教えられたのだった。

余談ながら、☖8五飛に対する☗3三角成~☗9六角は、わらび山荘将棋合宿で中井女流六段に指したものの、的確に咎められ、完敗した。やはりこの手順は疑問である。
コメント (3)
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