一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

JR(国鉄)北海道廃止路線一覧・2023年版

2023-04-30 00:49:56 | プライベート
JR北海道・留萌本線の石狩沼田―留萌35.7kmが、4月1日に廃止になった。私は不覚にもこの廃止日を知らず、ニュースで知って驚愕した次第だ。
私は2月に北海道を訪れており、留萌本線に乗ることも考えたのだが、目的地の増毛が遠すぎて、断念したものである。だが廃止と知っていれば無理してでも乗ったので、後悔先に立たずになってしまった。
では、JR北海道の廃止一覧最新版を載せておく。

胆振線 京極―脇方 7.5km 1970.10.30(最終運行日、以下同じ)
根北線 斜里―越川 12.8km 1970.11.30
札沼線 新十津川―石狩沼田 34.9km 1972.06.18
函館本線 美唄―南美唄 3.0km 1973.09.08
千歳線(旧)上野幌―東札幌 9.3km 1973.09.09
函館本線 東札幌―月寒 2.8km 1976.09.30
函館本線 桑園―札幌市場 1.6km 1978.10.01
函館本線 近文―旭川大町 2.9km 1978.10.01
夕張線 紅葉山―登川 7.6km 1981.06.30
白糠線 白糠―北進 33.1km 1983.10.22
万字線 志文―万字炭山 23.8km 1985.03.31
渚滑線 渚滑―北見滝ノ上 34.3km 1985.03.31
相生線 美幌―北見相生 36.8km 1985.03.31
岩内線 小沢―岩内 14.9km 1985.06.30
興浜北線 浜頓別―北見枝幸 30.4km 1985.06.30
興浜南線 興部―雄武 19.9km 1985.07.14
美幸線 美深―仁宇布 21.2km 1985.09.16
手宮線 南小樽―手宮 2.8km 1985.11.04
胆振線 倶知安―伊達紋別 83.0km 1986.10.31
富内線 鵡川―日高町 82.5km 1986.10.31
広尾線 帯広―広尾 84.0km 1987.02.01
瀬棚線 国縫―瀬棚 48.4km 1987.03.15
湧網線 中湧別―網走 89.8km 1987.03.19
士幌線 帯広―十勝三股 78.3km 1987.03.22
羽幌線 留萌―幌延 141.1km 1987.03.29
幌内線 岩見沢―幾春別 18.1km 1987.07.12
松前線 木古内―松前 50.8km 1988.01.31
歌志内線 砂川―歌志内 14.5km 1988.04.24
標津線 標茶―根室標津 69.4km 1989.04.29
標津線 厚床―中標津 47.5km 1989.04.29
名寄本線 名寄―遠軽 138.1km 1989.04.30
名寄本線 湧別―中湧別 4.9km 1989.04.30
天北線 南稚内―音威子府 148.9km 1989.04.30
池北線 池田―北見 140.0km 1989.06.03(翌日より第3セクター「ちほく高原鉄道」として営業。2006.04.21廃止)
函館本線上砂川支線 砂川―上砂川 7.3km 1994.05.15
深名線 深川―名寄 121.8km 1995.09.03
江差線 木古内―江差 42.1km 2014.05.11
江差線 五稜郭―木古内 37.8km 2016.03.25(翌日より第3セクター「道南いさりび鉄道」として営業)
留萌本線 留萌―増毛 16.7km 2016.12.04
石勝線夕張支線 夕張―新夕張 16.1km 2019.03.31
札沼線 北海道医療大学―新十津川 47.6km 2020.05.06(最終運行は04.17)
日高本線 鵡川―様似 116km 2021.03.31
留萌本線 石狩沼田―留萌 35.7㎞ 2023.03.31
※JR(国鉄)北海道の総廃線距離……1980km

留萌本線は、これで深川―石狩沼田の14.4㎞となった。「本線」としては50.1㎞の時点で日本最短だったが、今回はそれを大幅に更新してしまった。
石狩沼田から6.3㎞のところにあった恵比島駅は、NHK朝のテレビドラマ「すずらん」のロケ地で、「明日萌駅」として放映されていた。
1999年5月1日より「SLすずらん号」が深川―増毛間を1往復することになった。私はその初日に乗る機会に恵まれ、大いに誇らしかった。
停車駅である「明日萌駅」ではイベントが開かれた。私は駅員に服したボランティアの方々と記念写真を撮り、それを「道内時刻表」に投稿したところ、めでたく掲載された。私の顔が全国誌に載った、最初で最後の出来事であった。
留萌本線が「本線」である理由は、「支線」である羽幌線があったから。しかしその羽幌線も1987年に廃止されており、すでに本線の意味をなしていない。
そして残る14.4㎞も、2026年に廃止予定である。ひとつの路線がじわじわと廃止されていくさまは、JR北海道の縮図を見ているようである。
なお、根室本線・富良野―新得(81.7km)も、2024年3月31日に廃止予定である。すでに東蘭越―新得が運休中であり、復旧せぬまま最期を迎えることになった。
根室本線が一部廃止されると、JR北海道の廃線距離は、2000キロを越えることになる。
もうどうしようもない。
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第81期名人戦第2局・第2日目

2023-04-29 20:26:46 | 男性棋戦
藤井聡太竜王の封じ手は香浮きだった。次に飛車を寄ればスズメ刺しに近い。
それを喰らってはたまらないが、渡辺明名人も反対側の端を狙っている。このあたり、昭和の相矢倉のようで懐かしい。もう、お互い端を狙う牧歌的な指し手など、古典になってしまった。
渡辺名人は端に手をつけるが、藤井竜王はいざとなれば▲8八銀の応援が利く。対して渡辺陣は玉が守っているのみ。これは手数が進めば藤井竜王側に針が振れる……と思いきや、しばらく経ってABEMAの形勢バーを見ると、渡辺名人が60%になっていた。
これは渡辺名人有望か……と見ていると、もう互角に戻った。
渡辺名人は駒損を甘受して飛車を成ったが、藤井竜王の銀引きがピッタリだ。
渡辺名人は香を成って飛角両取り。私ならどちらを逃がすかで頭を悩ませるところだが、藤井竜王は金取りに桂を打った。両取り逃げるべからずどころか、藤井竜王はギリギリの一手勝ちにいったのだ。そしてそれは成算があってのことと決まっている。
ということは、藤井竜王の勝ちということだ。
渡辺名人は角を取って王手飛車を掛けたが、藤井竜王は銀打ちで当て返す。藤井竜王は最終盤で飛車を捨てる(切る)ことが多いが今回も類型で、飛車を見捨てたわけだ。それで自玉の不詰めを読み切っているのは言うまでもない。
以下は歩の王手に渡辺名人投了。藤井竜王の2連勝となった。
どうであろう、2局の勝敗予想を行ったら、藤井竜王の2勝という声が最も多かったのではないだろうか。そして現実にそうなっているのが恐ろしい。
藤井竜王は「序盤の構想の立て方と中盤で少し誤算があった。苦しい将棋だったので、次の対局につなげられたらと思う」と話した。勝っても反省を口にする藤井竜王。これ、対戦相手としてはクサルばかりではないだろうか。「会心の一局じゃなかったの?」と嫌味のひとつも言いたくなるところではなかろうか。
渡辺名人はツイッターで、ファンにお詫びのコメントを出した。まったく痛々しい限りで、もう名人位の行方が決まってしまったかのようである。
第3局は5月13日・14日。もう渡辺竜王に作戦のカードがない気がするが、ファミレスの中飛車で行くか。
コメント (2)
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第81期名人戦第2局・第1日目

2023-04-28 00:31:54 | 男性棋戦
第81期名人戦第2局が始まった。第1局は藤井聡太竜王の勝ち。…あ、そうそう、今期七番勝負は「名竜決戦」なのだが、藤井竜王の最年少名人の話題が強すぎて、先の話題はほとんど聞かない。
それはともかく、ふつう挑戦者が先勝すれば、タイトル戦が面白くなるのが相場だ。しかし藤井竜王の実績がケタ外れなので、今回は例外中の例外だ。早くも渡辺明名人に秋風が吹いている。もはや、藤井竜王の名人奪取は時間の問題、の雰囲気すら漂っているのだ。
それを払拭するには、第2局に渡辺名人が勝つしかない。負けたら本当にアウトである。
だが、その作戦が難しい。第2局は渡辺名人の後手だが、いくら藤井竜王が叡王戦で振り飛車に苦しんだといっても、まさかゴキゲン中飛車を指すわけにもいくまい。ファミレスの中飛車では、藤井竜王に攻略される。よって、相居飛車の中で工夫を凝らさなければならないのだ。
第2局は藤井竜王が飛車先の歩を突いてスタート。と、渡辺名人が4手目に角道を止めた。これが渡辺名人の用意した作戦だった。
角換わりの将棋にすれば、いままでのデータから見て、藤井竜王の勝勢となる。渡辺名人としては穏便にコトを収め、玉を固めて攻める将棋にしたい。そのための「屈服」だった。
以下、双方慎重に駒組を進める。さすがの藤井竜王も、今回は居玉での仕掛けができず、1回は玉を寄った。
第1局の力戦調と比べるとはるかに品がよく、もはや令和より平成の将棋といえた。ということは、渡辺名人の構想が奏功したのではなかろうか。
ただ、夕方に指した渡辺名人の左の桂ハネはどうだったのだろう。
これに呼応するように藤井竜王は1筋の歩を突く。これがなかなかに恐ろしい手で、数手後の端攻めを見ている。
もっとも、桂ハネに対するAIの評価はそんなに悪くなかった。しかし、後手は上記の端攻めをつねに警戒せねばならず、桂頭の不安も抱えることになった。苦労が多い将棋になってしまったのではないだろうか。
ま、これは素人の戯言であり、渡辺名人は意に介していないだろう。
将棋は藤井竜王が43手目を封じた。2日目の指し手が楽しみである。
コメント (3)
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最近見た夢(2023-03-30、31、04-06、13、21、26、27)

2023-04-27 21:51:03 | 
最近見た夢を記しておこう。
まず3月30日に見た夢。この日は深夜から朝にかけて、尿意で3回目が覚めた。膀胱も固くなってきたようで、老化を感じる。
その中の夢で、将棋ペンクラブの関係者が出てきた。そこで私は、「将棋ペン倶楽部の最新号が届いてないんだけど」と言った。
そのほかの夢は覚えていないがこの言葉は本当で、20日発行の同誌が私の手元にない。いろいろ原因はあるのだろうが、特定できていない。

続いて31日に見た夢。
プロ野球のオリックスバファローズが、サヨナラ勝ちしたらしかった。

続いて4月6日に見た夢。
朝方に2回、小便で起き、寝直したときに見た夢。
私は過酷な労働を強いられていた。各所から労働者が集まり、私ともう一人は、ヒトが立って2人分入れるところが休憩所に充てられた。
入口の扉は折り畳み式になっていて、表では関係者がよからぬ話をしていた。
私がその話を聞いていたことに気付かれたが、私は扉を閉め、捕まらずに済んだ。
場面変わって、俳優の前野朋哉らしき男が道端に足を崩していて、やはりこの仕事のシステムに文句を言った。それを私と相棒は黙って聞いていた。
すると、島井咲緒里女流二段もこの仕事場に呼ばれたようだが、島井女流二段はキッパリと拒絶の意を示し、ここを出て行ったという。
私にその度胸はないので、うらやましく思った。

続いて13日に見た夢。
職人がいっぱいいて、長い鉄の棒に何か大きなものを取り着ける作業をしていた。それをやる前に、棒にテープのようなものを貼る(巻く)。
ある女性が指名されたが、その女性は第1手にテープを巻いたので、さすがだと思った。

続いて21日に見た夢。
私はどこかに何かを運ぶ役目を担っていた。
そばには大人用の自転車と子供用、というか超ミニの自転車が1台ずつあり、大人用は別の人が乗った。
私はミニに乗ったが、あまりにも小さすぎる。そこで八嶋智人に似た人が名乗り出て、ミニの自転車に乗ることになった。
だがそれでも小さく、八嶋智人似はイタチのような小動物に変身した。これならミニに乗れる。
ところがそれで川を渡ったら、八嶋智人似は流され、亡くなってしまった。
私は、大変なことになったとアオくなった。イタチに変身なんかしなければ死ななかったのに、なんてことだ。
しかもこのあと、八嶋智人似の親族に、それを報告しなければならない。
私はとても憂鬱になった。

続いて26日に見た夢。
私はトラックに乗って国道を走っていた。私が運転していたか、助手席にいたかは分からない。
ある駅に、マグロの形をした列車が到着した。そのマグロは方向を変え、すぐさま出発した。
私はそのマグロ列車をトラックで追い駆けた。
左手にマグロを見て、私は右側の国道に入ることができた。これでマグロに追いつける、というところで、スマホのアラームに叩き起こされた。

続いてきょう27日に見た夢。
私は胆石持ちなのだが、そのせいなのかどうか、最近は就寝中に背骨が痛くなり、寝返りが打てない。もう、人生終わりだと思う。
当然眠りも分断され、熟睡できない。その1回目に起きた時だったか、出川哲朗が出演していた。
それは間違いないのだが、内容は忘れてしまった。

このあたりでアップしておこう。
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第34期女流王位戦第1局

2023-04-26 22:53:53 | 女流棋戦
第34期女流王位戦五番勝負が、本日開幕した。タイトル保持者は里見香奈女流王位。挑戦者は、この18日に昇段を決めた伊藤沙恵女流四段。女流三段昇段が4年前の今日だったから、4年間で130勝を挙げたことになる。年間30勝以上は、恐るべき勝利ペースだ。
伊藤女流四段は第48期女流名人戦で里見女流名人からタイトルを奪取した。里見女流五冠に7度目の挑戦で、うれしい初戴冠となったのは記憶に新しい。
だがその女流名人を、今年西山朋佳女流二冠に取られた。ふつうならここで落胆し、調子を崩すところ。しかし上記のとおり、伊藤女流四段は勝ち続け、女流王位の挑戦権を勝ち取った。やはり地力が違うのだろう。
伊藤女流四段の対里見戦は9勝23敗だが、直近の3勝は、上の女流名人戦である。奪取の記憶が上書きされて、伊藤女流四段に里見女流王位への苦手意識はもうあるまい。自分の都合のいいように考える。それが勝負師である。
第1局は伊藤女流四段の先手で、飛車先の歩を突いてスタート。と、伊藤女流四段は早くももう1回その歩を突いた。それを見て、里見女流王位は向かい飛車に振った。飛車先の歩を2つ突かれてはこう振りたくなるのが振り飛車党のサガだが、それこそが伊藤女流四段の狙い—ゴキゲン中飛車封じ?―だったかもしれない。
伊藤女流四段は銀冠に組み、予定通り、穴熊に潜る。渡部愛女流三段が得意とする手順だが、これは堅さより、玉の遠さを主張したものだろう。
その後、中央で戦いが起こり、里見女流王位が金桂交換の駒得を果たした。しかしこの桂は右桂で、左の桂は不動である。見た目ほどの得ではないのかもしれない。
と、里見女流王位が5筋のと金を6筋に入り、捨てた。
これが貧乏人の私には思いもつかない手で、驚いた。伊藤女流四段は当然銀で取る。そして手薄になった8筋に、里見女流王位は金を打った。対して伊藤女流三段も金を打って対抗する。
そこで里見女流王位は角を取ったが、それを伊藤女流四段が金で取り返した局面をどう見るか。里見女流王位はと金を捨てて角金交換の駒得に成功したわけだが、AIの世界では角より金のほうが価値が高い、と考える向きもある。それが穴熊戦となればなおさらで、ここは金を手にした伊藤女流四段が得をしたように思えた。
その後は伊藤女流四段に攻めに転じ、桂で金を取ったあと、飛車を成りこんだ。こうなれば玉の遠い穴熊ペースである。伊藤女流四段は、手を読んでいて楽しかっただろう。
里見玉は8二から大脱出を図り、宇宙遊泳のすえ1二まで辿り着いたが、伊藤女流四段の落ち着いた指し手の前に、投了を余儀なくされた。
まずは挑戦者が勝って、五番勝負は面白くなった。8つもタイトルがありながら、それを2人の女流棋士が分け合っている図は面白くない。伊藤女流四段は里見女流王位にまだまだ借りを返せていないこともあるし、ここは伊藤女流四段に頑張ってもらいたいと思う。
第2局は5月16日。
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