一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

ページごとの閲覧数

2016-09-30 22:47:55 | プライベート
先日発表した「無料アクセス解析」。今日は「ページごとの閲覧数」を見てみよう。9月25日と28日のものである。

9月25日
1 トップページ 209PV
2 1期だけA級を務めた棋士 2016-09-24 68PV
3 カテゴリー毎の記事一覧(女流棋士) 40PV
4 カテゴリー毎の記事一覧(旅行記) 36PV
5 今月の検索キーワード 2016-09-25 33PV
6 第28回将棋ペンクラブ大賞贈呈式(4) 2016-09-21 24PV
7 タイトル獲得のブランクが長かった棋士 2016-09-23 14PV
8 89連勝 2016-09-22 10PV
9 鳩間島でのショック 2011-08-19 8PV
10 第28回将棋ペンクラブ大賞贈呈式(1) 2016-09-18 7PV
11 鳩間島へ行く 2010-08-22 7PV
12 高橋和女流三段のブログにイラッとくる 2009-06-04 7PV
13 第28回将棋ペンクラブ大賞贈呈式(3) 2016-09-20 7PV
14 本日2日は、室谷―西山戦!! 2016-03-02 7PV
15 冬の九州旅行7・サイキック喫茶店「あんでるせん」に行く(後編)・マスターに感謝 2011-12-24 6PV
16 機関誌「将棋ペン倶楽部」への投稿一覧 2016-09-16 6PV
17 第28回将棋ペンクラブ大賞贈呈式(2) 2016-09-19 6PV
18 宏美・咲緒里・奈穂・いづみのトークショー(第3幕)・怒濤のトーク 2012-10-29 6PV
19 記事一覧 6PV
20 月別表示(2015年05月) 5PV
21 LPSA芝浦サロン・渡部愛ツアー女子プロ1 2014-09-04 5PV
22 中倉宏美に将棋愛はあるか 2011-10-20 5PV
23 熊倉紫野女流初段の決心 2010-12-17 5PV
24 中倉宏美女流二段との初対局 2011-01-26 5PV
25 カテゴリー毎の記事一覧(将棋ペンクラブ) 5PV
26 船戸式指導法 2010-02-06 4PV
27 Twitter風 2011-08-20 4PV
28 1月31日付読売新聞の記事に思うこと 2012-02-04 4PV
29 ある普及指導員の苦悩 2009-11-10 4PV
30 あきちゃん、おめでとう!! 2014-11-07 4PV
31 将棋ペンクラブ関東交流会2016(6)「いけないこと」 2016-06-18 4PV
32 冬の九州旅行6・サイキック喫茶店「あんでるせん」に行く(中編)・失恋の痛手を克服する方法とは 2011-12-23 4PV
33 九州旅行2014・3「博多どんたく港まつり(前編)」 2014-11-24 4PV
34 女流棋士出身地一覧 2015-07-16 4PV
35 竹部さゆり先生、医者に診てもらってください 2014-06-29 4PV
36 藤田綾女流初段は、グラビアアイドルの篠崎愛と、フェアリーズの藤田みりあに似ている。 2016-03-24 4PV
37 ブログ内検索 3PV
38 愛VSあき 2015-06-19 3PV
39 山下カズ子「ツアー女子プロ」誕生について思うこと 2012-04-03 3PV
40 石垣島上陸・竹富島に行く 2011-08-18 3PV
41 天才・芹沢博文 2011-12-09 3PV
42 丸山さんについて思うこと 2012-11-25 3PV
43 似ているシリーズ一覧・最新版 2015-07-11 3PV
44 船戸陽子女流二段への懺悔 2009-07-01 3PV
45 大工鉄夫さんの思い出 2011-08-21 3PV
46 中倉宏美に将棋愛はあった 2012-01-25 3PV
47 将棋文化検定直前・将棋クイズ50問(問題編) 2012-10-11 3PV
48 熊坂五段の順位戦復帰の目を考える・最終回 ありがとうございました 2015-03-20 3PV
49 「子」を取ってみた 2011-07-13 3PV
50 女流棋士の休場 2015-05-11 3PV


9月28日
1 トップページ(今日は倉敷藤花戦挑戦者決定戦・上田女流三段VS室谷女流二段!!)263PV
2 今日は倉敷藤花戦挑戦者決定戦・上田女流三段VS室谷女流二段!! 2016-09-28 92PV
3 女流初段の強さ 2016-09-27 88PV
4 奨励会三段の強さ 2016-09-26 30PV
5 1期だけA級を務めた棋士 2016-09-24 14PV
6 今月の検索キーワード 2016-09-25 13PV
7 その他 10PV
8 第8回・世田谷花みず木女流オープン戦(4) 2015-05-04 9PV
9 高橋和女流三段のブログにイラッとくる 2009-06-04 7PV
10 村山聖九段からの挑戦状 2009-06-15 7PV
11 第28回将棋ペンクラブ大賞贈呈式(2) 2016-09-19 7PV
12 タイトル獲得のブランクが長かった棋士 2016-09-23 6PV
13 中村桃子女流1級は、「開運!なんでも鑑定団」アシスタントの青木直子に似ている2012-11-30 6PV
14 沖縄の星 2009-07-04 6PV
15 第28回将棋ペンクラブ大賞贈呈式(4) 2016-09-21 5PV
16 89連勝 2016-09-22 5PV
17 羽生棋聖の「▲6二歩成」 2015-07-17 4PV
18 木村一基八段がタイトルを取れない理由 2009-08-13 4PV
19 LPSA芝浦サロン・石橋幸緒女流四段(当時)4(後編) 2016-09-09 4PV
20 女流棋士出身地一覧 2015-07-16 4PV
21 「近代将棋」元編集長・永井英明氏を偲ぶ 2012-09-26 4PV
22 金曜サロン・大庭美樹女流初段① 2009-05-25 4PV
23 カテゴリー毎の記事一覧(旅行記) 4PV
24 その他 4PV
25 その他 4PV
26 月別表示(2015年05月) 3PV
27 月別表示(2015年02月) 3PV
28 第4回・私が勝手に選ぶ女流棋士ファンランキングトップ10 2011-02-13 3PV
29 天才・芹沢博文 2011-12-09 3PV
30 女流棋士発足40周年記念パーティー・4 2014-07-06 3PV
31 元祖大内システム 2015-10-13 3PV
32 冬の九州旅行7・サイキック喫茶店「あんでるせん」に行く(後編)・マスターに感謝2011-12-24 3PV
33 堀彩乃女流3級、LPSAに入会 2016-08-20 3PV
34 竹部さゆり先生、医者に診てもらってください 2014-06-29 3PV
35 斎田晴子女流五段は、スピードスケートの岡崎朋美に似ている 2015-12-04 3PV
36 宮古島・吉野海岸の謎のおじさん 2011-08-15 3PV
37 カテゴリー毎の記事一覧(LPSA麹町サロンin DIS) 3PV
38 その他 3PV
39 ブログ内検索 2PV
40 月別表示(2014年05月) 2PV
41 月別表示(2011年02月) 2PV
42 月別表示(2010年07月) 2PV
43 謝りたくても謝れない 2014-07-11 2PV
44 10数年ぶりの発見 2010-02-23 2PV
45 金曜サロン・石橋幸緒天河⑦ 2010-06-14 2PV
46 第28回将棋ペンクラブ大賞贈呈式(1) 2016-09-18 2PV
47 マイナビ女子オープン・予選一斉対局公開抽選会に行く(中編)・室谷由紀女流初段の美しさ 2012-06-30 2PV
48 熊倉紫野女流初段の決心 2010-12-17 2PV
49 40歳以上でA級経験かつタイトル戦未経験の棋士 2014-08-20 2PV
50 四十たび大野教室に行く(中編) 2013-02-09 2PV

けっこうむかしの記事も閲覧されている。
それにしても、よくこれだけの記事を書いたものだ。数は力。私はけっこうすごいのかもしれない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

28日の倉敷藤花戦は、室谷女流二段の勝ち!!

2016-09-29 22:19:49 | 女流棋戦
昨日の第24期倉敷藤花戦の挑戦者決定戦、上田初美女流三段VS室谷由紀女流二段戦は、室谷女流二段の勝ち!! マイナビ女子オープンに続いて、2度目のタイトル戦登場となった。
実は本局、午後の経過は見ていなかったので、対局終了後に記譜を再生した。しかし室谷女流二段の囲いが薄く、これは負けたんだろうナ、と思いながら見ていた。
ところが、室谷女流二段が快勝。固さより広さを重視した室谷女流二段の指し手に感服した、というわけだった。
では、本局を簡単に振り返ってみよう。

昨日書いたとおり、序盤は室谷女流二段の構想が空回り気味で、上田女流三段が指しやすいように見えた。
…が、▲2八飛が上田女流三段の疑問手とされた。というのは、室谷女流二段に△3五歩▲同銀△3八歩の手段が生じたから。
▲6五歩の銀取りに、室谷女流二段は△同銀。ここは△7三銀と守りを固めるのがよしとされたが、オンナはそんな軟弱な手は指さないのである。
数手進んで、▲6八金上もマズかったらしい。室谷女流二段は△4八角。ここ、上田女流三段は△3九歩成を読んでいたという。まあそうだろう。△3八歩と打ったからには△3九歩成としそうなものだ。そこをギアチェンジの△4八角はちょっと浮かびづらい。
上田女流三段は動揺したか▲2七飛と浮いたが、ここも▲3八飛がよかったという。
ここから室谷女流二段の指し手が冴えまくる。数手進んで△3三角の竜取り。手順に飛車を交換し、▲7四桂の脅しには△7三歩と落ち着いたものだ。
▲4五銀の角取りには、△2二歩と飛車取りで返す。このあたりの室谷女流二段の指し手は味わい深く、盤に並べたいところだ。
このあと大駒のハデな交換が行われたが、一段落して△7四歩と桂を外して、素人目にも後手優勢が見えてきた。
さらに進んで113手目▲2二飛成に、室谷女流二段は△5二金引。この金引きが落ち着いた好手で、先手に手段が尽きたようだ。以下、室谷女流二段が寄せに転じて、うれしい勝利となった。
上田女流三段はちょっと元気がなかったか。序盤は優位に進めていたのに、あまり自信はなかったようである。ふだんは強気?の上田女流三段にしては珍しいことだ。
しかし▲2八飛引や▲6八金引が疑問手とは、将棋はつくづくむずかしい。何かの時のアタリを避けて▲2八飛引きはある手だし、玉の脇を締めて玉頭を厚くする▲6八金上もふつうの手に見える。また△4八角にも飛車のタテ利きを残して▲2七飛と浮きたくなるではないか。
少なくとも私たちレベルでこの手を指しても、先手が咎められることはない。そのまま先手のネライが炸裂して、先手が快勝していたはずである。
本局は室谷女流二段の会心局。とくに受けの力が素晴らしく、中盤以降の指し回しは大山十五世名人の指し手を見るかのようだった。

里見香奈倉敷藤花との三番勝負は、11月8日から。里見倉敷藤花は奨励会三段だが、室谷女流二段も加藤桃子女王(奨励会初段)とのタイトル戦ではほぼ互角に渡りあったから、室谷女流二段にも十分勝機はある。当人もその日まで猛勉強するらしく、その意気やよしである。私が倉敷まで応援に行くかどうかは分からないが、とにかく健闘を祈ります。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日は倉敷藤花戦挑戦者決定戦・上田女流三段VS室谷女流二段!!

2016-09-28 12:44:21 | 女流棋戦
今日は第24期倉敷藤花戦の挑戦者決定戦、上田初美女流三段VS室谷由紀女流二段戦が行われている。
私が応援するのはもちろん室谷女流二段である。室谷女流二段は5年前の同棋戦でも挑戦者決定戦に進出したが、清水市代女流六段に屈した。しかし室谷女流二段の成長は素晴らしく、当時よりは大駒1枚強くなっているはずである。本局も自信を持って臨んでいるに違いない。
将棋は上田女流三段の居飛車明示に、室谷女流二段の四間飛車となった。室谷女流二段は美濃囲いに組まず、△6二金~△8二銀と意欲的な動き。室谷女流二段のココロがまったく分からず私は不安を覚えるが、定跡に頼らずオリジナリティを求める姿勢には大いに拍手を送りたい。
局面はやや室谷女流二段が指しにくそうに見えるが、まだまだ勝負はこれからだ。
もし室谷女流二段が挑戦者になったら……。

やっぱり倉敷まで応援に行かないかんのかなぁ。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女流初段の強さ

2016-09-27 22:51:14 | 将棋雑記
今日、渡辺明竜王のブログを何気なく見たら、白瀧あゆみ杯の記事が載っていた。
何と、相川春香女流初段が西山朋佳奨励会三段を破り、優勝したという。

白瀧あゆみ杯は、白瀧呉服店が後援する非公式戦。関東の若手女流棋士を中心に行われており、今年で10回を数える。
日本将棋連盟のWebサイトには詳らかな記事が載っていないのだが、今年は甲斐智美女流五段、西山奨励会三段、伊藤沙恵女流二段、相川女流初段が参戦した(昨年は8人の参戦だったから今年もあと4人参戦した可能性はあるが、トーナメント表が載っていないので、分からない)。
9月11日に準決勝の2局・甲斐―西山戦、伊藤―相川戦が行われ、それぞれ後者が勝った。
そして25日に行われた決勝戦で、相川女流初段が優勝したというわけだった。
しかしこれ、将棋をそこそこ指す人なら、相当意外な結果に思えるのではないだろうか。
まず、あの西山奨励会三段が負けたことが信じられない。昨日の記事をもちだすまでもなく、彼女は今回の奨励会三段リーグで堂々と勝ち越しを決めた、全女性の中でもトップクラスの実力者である。
片や相川女流初段は、2011年10月、女流3級の資格を申請。しかし以後は勝ち星に恵まれず、2013年8月のマイナビ女子オープンで本戦入りし、やっと女流2級に昇級した。もしここで敗れていたら事実上引退で、文字通りすべりこみで女流棋士の資格を得たのだった。
ところが彼女はその後も勝ったり負けたりの繰り返しで、女流初段まで昇ったものの、今期の成績は2勝5敗。途中は降級点の心配もあったほどだった。
その二人が対戦したら、誰だって西山奨励会三段が勝つと思うだろう。
いやその前の伊藤―相川戦だって、予想を取れば伊藤女流二段・圧勝だったはずである。それがともに相川女流初段の勝ちになった。これらの結果をどう見るか。

たとえば私が奨励会三段と対局しても、勝つ可能性はまったくない。私が心身ともに絶好調、読みが冴えに冴えていて、片や奨励会三段が絶不調だったとしても、私は100局指して1回も勝てない。奨励会の力はそのくらいのものである。
いやアンタは植山七段に平手で時々勝ってるじゃないか、という読者もいよう。が、これはあくまでも多面指しの指導対局であって、棋士には勝とうの気持ちがこれっぽっちもない。パッパッと指し、あなたに勝ち筋が見つけられますか? という指し方をしてくるのだ。そこで下手が勝っても、全然自慢にならない。
だが今回は、女流初段が奨励会三段に勝った。ということは、双方の調子の差で、女流初段が勝つ可能性は十分にあるということだ。これはかなり衝撃的な事実だった。
いやまあ冷静に考えれば、渡部愛女流初段が若手棋士に勝ったことがある。
ただ、渡部女流初段は段位を越えた実力者である。しかし相川女流初段は失礼ながら、「女流初段」の実力しかないと思われる。
そういえば、先日の女流王座戦で、貞升南女流初段が、里見香奈奨励会三段(女流四冠)相手に善戦した。どうも「女流初段」は、私が認識している以上に強いようだ。さすがにプロというべきだろう。
私は相川女流初段の実力を誤認していた。いや、本当に申し訳ない。

それにしても…。なぜ今回の白瀧杯に、相川女流初段が出場したのだろう。
ほかにも候補がいっぱいいたと思うのだが、そこをあえて相川女流初段に白羽の矢を立てた。主催者の慧眼に脱帽するのである。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奨励会三段の強さ

2016-09-26 22:46:24 | 将棋雑記
もう何度も書いているが、私は奨励会員の棋力を高く評価している。
大野教室には生徒に研修会員もいるが、彼らはそろって実力者で、対局した私もかなり分が悪い。奨励会員はその彼らより強いのだから、奨励会有段に至ってはどのくらいの強さなんだ、と恐れおののくのだ。

女流王座戦が5年前に創設されて、主催社は当初から、奨励会員の参加を認めた。が、まあそんなわけだから、これをやったらタイトルホルダーは奨励会員一色になってしまうのではないか、と私は危惧した。
果たして第5期までは奨励会員の天下で、女流棋士は顔色(がんしょく)なしだった。
そして第6期の今期は、本戦準決勝で、里見香奈女流四冠(奨励会三段)VS香川愛生女流三段、西山朋佳奨励会女流三段VS伊藤沙恵女流二段というカードが実現した。香川女流三段、伊藤女流二段は元奨で、それぞれ2011年・4級、2014年・1級で退会している。

対奨励会員になみなみならぬ闘志を燃やしている女流棋士といえば、奨励会未経験者は上田初美女流三段、経験者は香川女流三段の名が浮かぶ。
また伊藤女流二段は前期の挑戦者で、加藤桃子女流王座をあと一歩のところまで追い詰めた。さらにさかのぼれば、第1期の本戦準決勝でも二人は対決しており、これに勝った加藤奨励会1級が決勝五番勝負も勝ち、初代女流王座に就いた経緯がある。
いずれにしても、準決勝の2局は、おもしろいカードになったのである。
ところが――。

準決勝第1局の伊藤女流二段―西山奨励会三段戦は、8月24日に行われた。
第1図は中盤の局面。

ここから△5五銀▲6九飛△3六歩▲同歩△同飛▲3七歩△7六飛▲8七歩△6六銀▲6五銀△8六飛▲同歩△5七銀成(第2図)と進んで、後手快勝。
天王山に打った銀が手厚い。以下中央に殺到して、伊藤女流二段に粘る余地を与えなかった。
伊藤女流二段はふだん早指しで、本局に至るまで、バキバキと対戦相手をなぎ倒してきた。
その伊藤女流二段でさえ、現役奨励会三段の前では惨敗してしまう。恐るべき三段の力である。

その3日後、今度は里見女流四冠―香川女流三段戦が行われた。

第1図から△5四歩▲同歩△同金▲2四歩△4六歩▲同歩△6五歩▲同歩△2四歩▲4七金△2三角▲7七桂△4五歩▲6六銀右△4六歩▲同金△6四歩▲同歩△6五歩▲同桂△6四金▲5三桂成△6五金▲6二成桂△6六金▲4五歩(第2図)と進んで、以下先手勝ち。
香川女流三段は△5四歩から動いたが、うまくいかなかった。6筋からの攻めが強引で、飛車を見捨てて△6六金と突っ込んだが、里見女流四冠に慌てず▲4五歩とフタをされ、香川女流三段の攻めが切れてしまった。

大事な準決勝なのに、香川女流三段はなぜもっと大事に指さなかったのだろう。こんなイチかバチかの攻めに出なくてもよかったのに…。
「奨励会三段」の影におびえ、玉砕覚悟の決死行に出たように思えてならないのだ。

ああ、奨励会三段の強さよ。伊藤女流二段も香川女流三段も強豪だが、まったく問題にしなかった。
そんな二人の対局だから、挑戦者決定戦は大いに期待できた。が、結果は里見女流四冠の快勝。ちょっと拍子抜けで、これがどうにも理解できない。
もっとも、先日終了した奨励会三段リーグでは、里見奨励会三段が7勝11敗、西山奨励会三段が10勝8敗だった。やはり西山奨励会三段は強いのだ。

話を戻すが、本戦トーナメント表を見た時、左右の山から、里見女流四冠と西山奨励会三段が勝ちあがってくると(ほとんどの将棋ファンが)予想した。そして結果もそうなった。
だが、簡単に予想が当たるようではダメなのである。このままでは女流棋士の存在意義が危ぶまれる。女流棋士のいっそうの奮起を望む。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする