一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

「将棋ペン倶楽部 通信63号」

2024-07-12 23:12:08 | 将棋ペンクラブ
先月、「将棋ペン倶楽部 通信63号 2024年夏号」が発行された。
今号の表紙は、5月25日に行われた、関東交流会の一コマ。堀彩乃女流初段に対峙しているこのオッサンは誰だ、と思ったら、どうも私っぽい。うしろから見ると、意外と禿げていない。私の場合、頭頂部が禿げており、それが前方まで波及している。だから鏡を見るのがきつい。
巻頭は3氏による関東交流会のレポート。岡松三三さんはペンクラブの専属カメラマンだが、ほかのK氏,
M氏は初投稿だ。K氏は以前当ブログにも登場したが、元高校竜王の現役東大生で、交流将棋対局では美馬氏に勝った。
残念なのは、その将棋に触れているも、局面が載っていなかったことだ。K氏の棋力なら指し手を覚えているはずで、それを紹介してほしかった。
もうひとりのM氏は将棋初心者だが、将棋対局では最後に勝てて何よりだった。
美馬和夫氏の「将棋狂の詩」は、「親将物語」の続編。前回、予選決勝で勝ち将棋を負けてしまった娘さん。私の予想通り、娘さんは全国大会に進出できたのだが、それは意外な理由からだった。
天童での全国大会で、娘さんは父親直伝の振り飛車穴熊を指す。これがなかなかサマになっていて、さすがに蛙の子は蛙である。
娘さんは高校に入っても将棋を続け、3年生の大会を終える。ここでなんと、次号に続く、である。今号は中編で、次号が後編なのだった。
今号は私も投稿している。題して「タイトル戦の持将棋」で、2019年に当ブログに発表したものを加筆・訂正した。具体的には今年2月の第49期棋王戦第1局、それに3年前の叡王戦2局の持将棋を加えている。
最初は棋王戦だけを加筆したのだが、直後に叡王戦を失念していたことに気づいた。この叡王戦はタイトル戦史上初の連続持将棋で、七番勝負が十番勝負になったことでも話題になった。この記事を書けたのは大きかったと思う。
なお持将棋は現在、「入玉宣言法」や「500手ルール」があるが、本文とは趣旨が異なるので、割愛した。
今号の投稿は、むかしの分量規定の4ページぴったりだった。別に計算したわけではないから私が天才的なのだが、編集部がうまくやってくれたのだろう。編集部の皆様にはいつも感謝している。
中山氏は「春のアウトドアイベント」として、3つのイベントを紹介している。そのうちの一つ、「シモキタ名人戦」は私も何度もお邪魔したが、ここ何年かはよんどころない事情で、お邪魔できないでいる。よって本文も、読みたいような読みたくないような、複雑な気分だった。
土日や祝日を当たり前のように休める環境に戻りたいが、いつになるだろう。
そのほかにも常連氏の執筆があり、全部で40ページ。冊子号は、せめて48ページはほしいが、会員が投稿してくれないことにはどうしようもない。新人の投稿を待つ。
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