一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

第43期女流名人戦予選・勝敗予想の答え合わせ

2016-03-31 00:07:28 | 勝敗予想
2015年12月2日の山口恵梨子女流初段×カロリーナ・ステチェンスカ女流3級戦で開幕した第43期女流名人戦予選は、3月16日の対局をもって終了した。
当ブログでは昨年12月5日に勝敗予想を行ったので、その答え合わせをする。

【予想】
1枠
1回戦
○山根ことみ女流初段-●長谷川優貴女流二段
●相川春香女流初段-○蛸島彰子女流五段
○山口恵梨子女流初段-●カロリーナ・ステチェンスカ女流3級
○塚田恵梨花女流2級-●久津知子女流初段
2回戦
●室田伊緒女流二段-○山根ことみ女流初段
●蛸島彰子女流五段-○貞升南女流初段
○井道千尋女流初段-●山口恵梨子女流初段
●塚田恵梨花女流2級-○渡部愛女流初段
3回戦
○山根ことみ女流初段-●貞升南女流初段
●井道千尋女流初段-○渡部愛女流初段
決勝戦
●山根ことみ女流初段-○渡部愛女流初段
※渡部女流初段、リーグ入り。

2枠
1回戦
○斎田晴子女流五段-●高浜愛子女流3級
○山田久美女流四段-●島井咲緒里女流二段
●石高澄恵女流二段-○中倉宏美女流二段
●高群佐知子女流三段-○北尾まどか女流二段
2回戦
●中村桃子女流初段-○斎田晴子女流五段
○山田久美女流四段-●竹俣紅女流1級
●千葉涼子女流四段-○中倉宏美女流二段
●北尾まどか女流二段-○伊奈川愛菓女流初段
3回戦
●斎田晴子女流五段-○山田久美女流四段
●中倉宏美女流二段-○伊奈川愛菓女流初段
決勝戦
○山田久美女流四段-●伊奈川愛菓女流初段
※山田女流四段、リーグ入り。

3枠
1回戦
○長沢千和子女流四段-●飯野愛女流1級
●上川香織女流初段-○渡辺弥生女流初段
○和田あき女流初段-●藤田綾女流初段
○中澤沙耶女流1級-●村田智穂女流二段
2回戦
○伊藤沙恵女流二段-●長沢千和子女流四段
●渡辺弥生女流初段-○岩根忍女流二段
○鈴木環那女流二段-●和田あき女流初段
○中澤沙耶女流1級-●船戸陽子女流二段
3回戦
○伊藤沙恵女流二段-●岩根忍女流二段
○鈴木環那女流二段-●中澤沙耶女流1級
決勝戦
○伊藤沙恵女流二段-●鈴木環那女流二段
※伊藤女流二段、リーグ入り。

4枠
1回戦
●安食総子女流初段-○大庭美樹女流初段
●山口絵美菜女流3級-○鹿野圭生女流二段
○真田彩子女流二段-●野田澤彩乃女流1級
2回戦
●竹部さゆり女流三段-○本田小百合女流三段
●大庭美樹女流初段-○中井広恵女流六段
●北村桂香女流初段-○鹿野圭生女流二段
●真田彩子女流二段-○熊倉紫野女流初段
3回戦
○本田小百合女流三段-●中井広恵女流六段
●鹿野圭生女流二段-○熊倉紫野女流初段
決勝戦
○本田小百合女流三段-●熊倉紫野女流初段
※本田女流三段、リーグ入り。

【結果】
1枠
1回戦
●山根ことみ女流初段-○長谷川優貴女流二段
○相川春香女流初段-●蛸島彰子女流五段
○山口恵梨子女流初段-●カロリーナ・ステチェンスカ女流3級
○塚田恵梨花女流2級-●久津知子女流初段
2回戦
●室田伊緒女流二段-○長谷川優貴女流初段
○相川春香女流初段-●貞升南女流初段
●井道千尋女流初段-○山口恵梨子女流初段
●塚田恵梨花女流2級-○渡部愛女流初段
3回戦
○長谷川優貴女流二段-●相川春香女流初段
○山口恵梨子女流初段-●渡部愛女流初段
決勝戦
●長谷川優貴女流二段-○山口恵梨子女流初段
※山口女流初段、リーグ入り。

2枠
1回戦
●斎田晴子女流五段-○高浜愛子女流3級
○山田久美女流四段-●島井咲緒里女流二段
●石高澄恵女流二段-○中倉宏美女流二段
○高群佐知子女流三段-●北尾まどか女流二段
2回戦
●中村桃子女流初段-○高浜愛子女流3級
○山田久美女流四段-●竹俣紅女流1級
●千葉涼子女流四段-○中倉宏美女流二段
○高群佐知子女流三段-●伊奈川愛菓女流初段
3回戦
●高浜愛子女流2級-○山田久美女流四段
●中倉宏美女流二段-○高群佐知子女流三段
決勝戦
○山田久美女流四段-●中倉宏美女流二段
※山田女流四段、リーグ入り。

3枠
1回戦
○長沢千和子女流四段-●飯野愛女流1級
○上川香織女流初段-●渡辺弥生女流初段
○和田あき女流初段-●藤田綾女流初段
○中澤沙耶女流1級-●村田智穂女流二段
2回戦
○伊藤沙恵女流二段-●長沢千和子女流四段
●上川香織女流二段-○岩根忍女流二段
○鈴木環那女流二段-●和田あき女流初段
○中澤沙耶女流1級-●船戸陽子女流二段
3回戦
○伊藤沙恵女流二段-●岩根忍女流三段
○鈴木環那女流二段-●中澤沙耶女流1級
決勝戦
○伊藤沙恵女流二段-●鈴木環那女流二段
※伊藤女流二段、リーグ入り。

4枠
1回戦
○安食総子女流初段-●大庭美樹女流初段
●山口絵美菜女流3級-○鹿野圭生女流二段
○真田彩子女流二段-●野田澤彩乃女流1級
2回戦
●竹部さゆり女流三段-○本田小百合女流三段
●大庭美樹女流初段-○中井広恵女流六段
○北村桂香女流初段-●鹿野圭生女流二段
●真田彩子女流二段-○熊倉紫野女流初段
3回戦
●本田小百合女流三段-○中井広恵女流六段
●北村桂香女流初段-○熊倉紫野女流初段
決勝戦
○中井広恵女流六段-●熊倉紫野女流初段
※中井女流六段、リーグ入り。

ちょっと分かりづらいが整理すると、1回戦の勝敗予想は9勝6敗、2回戦は9勝7敗、3回戦は2勝6敗。そして決勝戦の予想は1勝3敗だった。正解率は約5割だが、トーナメントが上がるごとに対戦カードが変わる率が高くなってくるので、この数字は高い方だと思う。
なお、リーグ入り者単体だと、山田女流四段と伊藤女流二段の2人が当たった。
やや悔やまれるのが中井女流六段×本田女流三段戦の予想だ。この2人は女流王位戦でも当たっていて、私は1勝1敗と予想した。それを女流王位戦→中井勝ち、女流名人戦→本田勝ちと振り分けたのだが、実際は逆の結果。これは痛かった。
リーグ戦は、実績十分の清水市代女流六段が本命だろうが、個人的には中村真梨花女流三段を推したい。そう、私は中村女流三段を高く買っているのだ。
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「将棋ペン倶楽部」2016年春・第65号

2016-03-30 00:07:01 | 将棋ペンクラブ
今月中旬、「将棋ペン倶楽部」2016年春・第65号が発行された。今日はその紹介をする。

●表紙 中原周作

●新春対談 渡部愛女流初段×木村晋介将棋ペンクラブ会長…P3~12
(女流)棋士のロングインタビューは「将棋世界」でもなかなかない。しかも渡部女流初段はLPSA所属だから、今回のそれはさらに貴重だ。木村会長のリードで渡部女流初段の人となりがくっきりと浮かび上がり、楽しい読み物となっている。

●頭脳スポーツ三種競技 中林速雄(元NHKアナウンサー)…P13~16
三重県菰野町では、平成24年から将棋イベントを行っている。昨年の第4回は囲碁、チェスも加わって、多彩な催しとなった。それを中心にレポートしている。

●将棋川柳 ゲゲゲのきたろう(中野隆義)…P17~18
今回は8句を掲載。

●米長哲学の真意 大沢一公…P19~21
久しぶりに投稿した。私は、ブログは無料のテレビ、紙媒体は有料の映画と考えている。無料のブログは軽く書いているが、有料の本誌にはやっぱり、チカラを入れて書くことになる。読者がおカネを出して読んでくれるから、こちらも無様な投稿はできないのだ。今回は書いている途中で結論が変わったりして、脱稿までとても苦労した。

●ペコチャンの将棋 土井圭子…P21~22
○○○のペコチャンの目から見た、ある夫婦の将棋。

●詰将棋五手詰難問集2 前田知弘…P23~29
古今東西の詰将棋から、選りすぐりの5手詰を届ける。

●ペンクラブ幹事一年生 福岡美恵子…P30~31
福岡さんは文章が抜群にうまく、軽い嫉妬を覚える。投稿原稿は大なり小なり編集部のアカが入るが、福岡さんの原稿はノーチェックだったのではないか。次回も何か書いてほしい。

●小説 晴天の稲妻―ジャンジャン横丁異聞― 水野保…P32~46
正味15ページの大作。大阪新世界・ジャンジャン横丁界隈にある将棋道場に通う、安田一郎をめぐる人間模様。

●或る仇討ち 平山尚彦…P47
文化十四年十二月二十日の夜に起こった、ある仇討ちの話。これから話がおもしろくなる、というところで何とオワリ。驚愕の1ページ小説であった。

●山梨将棋所と山梨県立文学館めぐり 榊原智…P48~49
山梨県在住のアマ強豪が経営する将棋道場と、山梨県の文学館を訪ねる。素材はおもしろいのに惜しむらくは分量が少なすぎる。もったいない。

●将棋道場日誌2 手島武雄…P49~50
文章が分かりづらい。文章を書く時、当人は状況が分かっているから、つい物事を省略して書いてしまう。しかしそれでは読者に不親切である。もっと文章を練ってほしかった。

●将棋書籍リスト…P52~54
2015年4月以降に発行された書籍を記している。

●将棋ペンクラブ大賞歴代受賞者一覧…P55~64

●出版記念詰将棋…P64

●会員の声…P66~67
会費入金の振替用紙に書かれたコメントを紹介している。

●オレたち将棋んゾンビ17 バトルロイヤル風間…P68~69
未掲載ネタ3本を掲載。

●編集日記 湯川博士…P72
これがおもしろい。
コメント (2)
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伊奈川愛菓女流初段は、NMB48の矢倉楓子に似ている。

2016-03-29 00:33:18 | 似ている
日付変わって今日3月29日は、伊奈川愛菓女流初段の25歳のお誕生日。おめでとうございます!!
その伊奈川女流初段は、NMB48の矢倉楓子(ふうこ)に似ていると思う。
矢倉楓子は1997年2月24日、大阪府生まれの19歳。2011年、NMB48のオーディションに合格。翌年、正規メンバーに昇格した。以後はAKB48と兼務するも、現在はNMB48一本での活動に落ち着いている。
矢倉楓子は読売テレビ系「マネーの天使~あなたのお金、取り戻します!~」に井上マリア役で出演していた。その風貌、アンニュイな感じが伊奈川女流初段にそっくりで、本人が出ているのかと思ったほどだ。矢倉楓子はチームメートから「幽霊っぽい」と言われているらしいが、伊奈川女流初段にもそんな雰囲気がある(いやこれは失礼)。やっぱり2人は似ているのだ。
矢倉楓子は将棋を指すにはもってこいの名字だし、乃木坂46・伊藤かりんに対抗して将棋を覚えるのもおもしろいと思う。

伊奈川女流初段は来年度から2年間、休場する。現在伊奈川女流初段は医者を目指しており、その措置である。
もし医者になれば、医師の資格を持つ女流棋士、あるいは女流棋士の肩書を持つ女医という、2時間サスペンスドラマのようなキャラクターが誕生するわけだ。
医師への道は厳しいと思うが、ぜひとも実現してほしい。陰ながら応援しています。
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3月の検索キーワード

2016-03-28 21:09:53 | プライベート
今月も下旬から、goo恒例の「無料アクセス解析」が始まった。
これは2か月に一度行われ、ふだんは有料のアクセス解析(閲覧の時間帯、訪問者の時間帯、検索キーワード、ページごとの閲覧数、閲覧元URL、ブラウザリスト)が10日間、無料で見られるというものである。例えば初日だと、その前の10日分のデータも見られるので、実質20日近くのデータが見られることになる。
今回は「検索キーワード」の3月22日分を転載する。

1 一公(5PV)
2 一公の将棋雑記(3PV)
3 飯野愛女(2PV)
4 大沢一公(2PV)
5 女流棋士親睦会(2PV)
6 室谷由紀(2PV)
7 岩根忍(2PV)
8 アンデルセン 長崎 マスター 言葉(2 PV)
9 蕨市 将棋教室(1PV・以下同じ)
10 道端アンジェリカお腹ほくろ
11 藤岡弘、 あんでるせん
12 竹俣紅 どのくらい強くなる
13 谷川十七世名人
14 早水千紗 休場 理由
15 早水千紗 休場
16 将棋 神田真由美
17 女流棋士との親睦将棋会2016
18 山口恵梨子
19 熊倉紫野 休場
20 近代将棋
21 岩根忍(註・一部改)
22 加治マヤ ハーフ
23 岡村孝子 似
24 永井英明
25 一公 将棋
26 ホテルカイコー札幌 宿泊記 朝食
27 ハイハイタウン 将棋
28 お祭りバトンパレード写真
29 いっこう 将棋

以上である。なお、この日の訪問者(IP)は467人、ページビュー(PV)は1749だった。
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北海道新幹線開業の光と影

2016-03-27 11:10:55 | プライベート
昨日2016年3月26日、北海道新幹線が開業した。1973年の整備新幹線確定から43年、1988年の青函トンネル開業から28年。実に長い道のりだった。まずはおめでとうございます。

北海道新幹線 はやぶさ19号

もう何度も報道されているが、北海道新幹線は、東京―新函館北斗間を最短4時間2分で結ぶ、待望の新路線だ。比較が古いが、かつては青函連絡船だけでも3時間55分かかっていたから、この新幹線がいかに快速か分かるというものだ。
ただし北海道新幹線は函館駅へ直通しないので、リレー列車に乗ることになり、実際はもう少し時間がかかる。最速は4時間29分となる。
ともあれこれで北海道がグンと近くなり、JR東日本もJR北海道も日本国民も万々歳といいたいところだが、そうもいかない事情がある。
言うまでもなく飛行機の存在で、これだけ陸路の利便性が発達しても、やはり北海道へは飛行機が早く着いてしまう。
料金は新幹線のほうが安いがそれは通常料金の話で、飛行機は事前購入割引の特典がふんだんにあるから、実質的には飛行機のほうが安い。
しかも北海道の中心は札幌である。新函館北斗から札幌まで、特急で約3時間20分。これではまったく飛行機に太刀打ちできず、今回の開業があっても、思うほど新幹線には流れないのでは…と危惧する。
さらにローカル線の問題もある。まず今回の開業で、並行在来線の江差線(五稜郭―木古内)が廃止になり、第3セクター「道南いさりび鉄道」に生まれ変わった。
これは昨年の北陸新幹線開業、5年前の九州新幹線全線開業の時と同じ措置である。江差線は北海道の中でもトップクラスの赤字路線で、2014年5月には、木古内―江差42.1kmが部分廃止されている。この区間は2013年に発表されたJR北海道輸送密度のワースト4位だった。今のJRに、並行在来線と新幹線を同時所有する体力はないのだ。
江差線は私も乗ったことがあるが、これは未乗の路線だから記念に乗っただけであって、ふつうの旅行者は函館から札幌に向かってしまう。
そこで頼みの綱は地元住民だが、これも慢性的に人口が減少している。しかも今回の転換によって、同区間の乗車料金は若干上がっている。ますます沿線住民の負担が大きくなる。
さらに、内地の新聞ではまったく触れられていないが、今回のダイヤ改正で、JR北海道は普通列車の「リストラ」を行った。全体の7%を削減したのだ。
その中に私の好きな札沼線も入っており、新十津川発着3本が、何と朝の1本のみに削減されてしまったのだ。これはかなりのショックだった。
私が2月に北海道を訪れた時、私のウッカリで札沼線末端区間のダイヤが削減されたと錯覚したことがあったが、それが本当になってしまったのだ。
ただそれも予想できたことで、当時列車内の広告に、利用者の少ない普通列車の見直しを行う、という一文を見たのだ。ちなみに上記の輸送密度でいうと、北海道医療大学―新十津川はワースト1位だった。
ほかには、利用のない駅を8つ廃止した。いずれも客の乗降がない、いわゆる秘境駅というやつである。
さらにこれは噂だが、留萌本線の留萌―増毛間を来年度中に廃止にするという動きもある。ほかにも存続が危ぶまれるローカル線がある。
さらに追い打ちを掛けているのが都市間バスの充実だ。高速道路と一般道が整備され、今や路線網はあっちこっちに本数を伸ばしている。特急列車と比べれば時間的に劣るが、バスは都市間を最短距離で結ぶので、バスのほうが早いケースも多い。こうなれば、料金の安いバスに軍配が上がる。JR北海道では全廃された、夜行便があるのも大きい、
とにかくJR北海道は赤字まみれで、上層部とすれば、一部のドル箱路線を除いてすべて廃止したい、というのが本音であろう。かつての鉄道王国北海道は、今やすっかり廃れてしまったのだ。
これを解決する明快な方法はない。とにかく沿線の乗客が少なすぎるのだ。
あとは魅力的な列車を走らせて鉄道マニアを呼ぶくらいしかないが、これも焼け石に水である。
今後JR北海道がどこに向かうのか、私には分からない。
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