一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

将棋の特色

2020-08-04 00:06:51 | 将棋雑記
藤井聡太棋聖の活躍に伴い、子供に将棋を教える親御さんが多くなってきたらしい。そのついでに、親も将棋を覚えるケースが増えてきたという。
趣味を野球と将棋で比較した場合、両者は大きな違いがある。野球ファンのほとんどが「観戦」なのに対し、将棋は実際に自分も指すことができるのだ。
もちろん野球だってプレーすることはできるが、ほかにメンバーを8人必要とする。相手チームも加えれば17人だ。その点将棋は相手がいなくても、将棋アプリを入れれば無料で、いつでもどこでも楽しめる。棋士が勝利した瞬間に抱く充実感を、自分も体感することができるのだ。
それだけではない。将棋はおカネを出せば、プロに教えていただくこともできる。
野球ファンがプロ野球選手にコーチしてもらえる機会はほとんどないことを思えば、これは画期的である。
たとえば男性将棋ファンが女流棋士に指導を受けるとする。これをAKB48メンバーとの握手会で考えると、そちらは握手券付CDを購入して握手数秒、会話数秒であろう。
しかし女流棋士との指導対局は、多少の私語はもちろん、握手程度なら応じてもらえる(コロナ前)。そしてこれが大事なのだが、数十分から2時間程度、女流棋士を間近にすることができるのだ。しかも感想戦では、盤を通じて会話もできる。
対局時に棋譜を付ければ、あとで寸分違わず再生もできる。その時の興奮を思い出せるのだ。これで数千円の出費なら安いものである。
これが対男性棋士になると若干距離が遠くなるが、現在はSNSも発達しており、意中の棋士にアピールを続ければ、必ず相手に届く。
指し将棋に夢中になったら、覚えることは無限にある。しかも棋力向上には限りがない。どこまでいっても強くなれるのである。棋書やグッズを買って、売り上げ貢献するのもいいだろう。一生の趣味として、将棋ほど適しているものはないと思う。
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