一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

5月14日のLPSA金曜サロン

2010-05-16 00:22:09 | LPSA金曜サロン
5月14日のLPSA金曜サロン、昼は松尾香織女流初段、夕方は石橋幸緒天河の担当だった。
今月はウチにも注文がそこそこ入り、この日も午後6時まで仕事だった。もっともそのピークも来週までであるが。仕事の合間には、松尾女流初段のことを考えていた。松尾女流初段との指導対局で私が今年全敗だったら、倉敷藤花戦の結果とは別に、「マッカラン」を贈呈することになっている。
だからこちらは1回でも多く対戦したいわけで、きょう(14日)の欠席は痛い。それは別にしても、私はなぜか松尾女流初段が気になっていた。いままで私は、松尾女流初段が人妻というだけで、その存在をやや軽視していたのだが、松尾女流初段はオトナの魅力がある。やはり女流棋士は30歳をとうに過ぎてからがよい。
もう2時。指導対局が始まったころだ。4時。私がなかなか顔を見せないので、何か言っているかもしれない。5時30分。きょうは大盤解説をしているのだろうか。
6時。仕事が終わり、駒込へ向かう。サラリーマンが会社の帰りに寄り道するのならともかく、一仕事終えたあと、家からサロンへ向かうのはちょっと億劫である。しかし将棋そのものはもちろん、そのあとの食事会も楽しみで、それが私を駒込へ向かわせる。
6時35分ごろ、入室する。松尾女流初段はすでに上がり。石橋天河が大きなマスクの完全防備で指導対局をこなしている。石橋天河は女流王位戦第1局の仕事で、前日は札幌にいた。とんぼ返りで指導対局はたいへんな負担だと思う。
LPSAは所属人数が少ないぶん、誰かが不調になったら、ほかの誰かが率先してサポートするべきである。私がやらなくても、ほかの誰かがやるだろう、という消極的な考えは、すぐ改めるべきである。人数が多い女流棋士会とは違うのだから。
さてきょうは、金曜サロンレギュラーのW氏が休み。同じくレギュラーのR氏は、仕事の関係で8月まで休み。金曜サロン草創期の中心人物であったM氏、T氏は相変わらず欠席で、この日はヘンな雰囲気だった。
さらに昼は私もいなかったわけで、松尾女流初段らに言わせると、「おかげさまで昼は静かだった」そうだ。い…イヤミか。
将棋ペンクラブ幹事・A氏と奥様の顔が見える。奥様はふだん忙しく、サロンに訪れるのは昨年の8月以来だ。私は昨年度のベストエントリを5つ選んだが、第1位がそのときの模様を描いたものだった。
石橋天河との指導対局の前に、某氏と1局。私の角落ちである。通常は香落ちの手合いなのだが、上手のそんな主張は通らない。あくまでも植山悦行手合い係と下手氏の話し合いで、手合いが決まる。どうもよく分からない。
その将棋は、一進一退の攻防が続いたが、上手・1九竜、2三歩、3二王、3三銀、4一金、6五歩 持駒・金、銀、桂。下手・2六飛、6三角、6六歩、6九金、7六歩、7七金、7八銀、8七歩、8八玉、8九桂、9七歩、9九香。の局面で、私が自信を持って☖6八銀と打ったのが大ポカだった。ふつうに☗同金と取られて、呆れた。対M氏戦で☗2九香と打ち、只で取られた将棋を思い出した。本譜は以下、泣きの☖5三金(打)に☗2三飛成☖同王☗4一角成と迫られたが、ここは植山手合い係の指摘どおり、☗4一角成☖同王☗2三飛成と迫るべきだった。
そこで上手には☖7九角があるが、☗9八玉☖6八角成は、下手玉が詰めろではないので、☗3三竜で下手勝ち。ナナメに利く駒を渡せない、という下手の心理がこの疑問手を生んだといえる。それでも本譜☗4一角成☖3四王の局面は、検討では下手勝ち。しかし30秒の秒読みでは、正着を続けるのはむずかしかった。
最後は上手・1七竜、6八竜 持駒・金。下手・6六歩、7六歩、7七金、7八銀、8七歩、8八玉、8九桂、9七歩、9九香。の局面から、☖7七竜左☗同桂☖8九金☗同玉☖7九金☗9八玉☖7八竜、まで私の辛勝となった。
そして石橋天河との指導対局。石橋天河は対局をこなすだけで精一杯、軽口をたたくどころではなく、静かだった。(女流)棋士はとにかく、体が資本である。1日も早い快癒を祈る。
食事会では、A氏の奥様と隣り同士。奥様はネットで将棋は指さず、専ら将棋ソフトが相手だそうだ。しかし人と指すのがやはり楽しいそうで、前回は初めての将棋道場でコチコチだったが、この日は1日楽しく指せたとのこと。
次に奥様がいらっしゃるときは、私と指すことになりそうだ。そのときはお手柔らかにお願いします。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする