一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

第69期順位戦・昇降級者予想

2010-05-14 00:22:21 | 勝敗予想
きのう(13日)の明け方、ついに船戸陽子女流二段が夢に出てきた。いままでにも見た記憶はあるのだが、今回はハッキリ覚えている。だが残念ながら、その内容を書けない…。書いたら確実に、このブログが消滅するからだ。いやしかし、今回の船戸女流二段の「出演料」は、いくらになるのだろう。相当な額であろう。

きょうは第69期順位戦の昇降級者予想をしてみる。「週刊将棋」が値上げしてから購読を控えているので、順位戦のリーグ戦表は、12日に日本将棋連盟のホームページで見たのが初めてだった。
ちなみに前期(第68期)は、井上慶太八段(A級)と堀口一史座七段(B級1組)の降級と、豊島将之五段の昇級(C級1組へ)を当てたのみだった。今期は少しでも的中率を上げたいものである。では予想を書く。

A級:名人挑戦・森内俊之九段 降級・藤井猛九段、谷川浩司九段
名人戦七番勝負は、もう羽生善治名人の防衛でキマリであろう。それを元に名人挑戦者の予想を立てたが、まるでダメだった。前期(第68期)の三浦弘行八段を見ても分かるように、誰が挑戦者になってもおかしくないメンバーだからだ。しかしそうも言っていられないので、強引に予想をしてみる。消去法で、森内九段とした。昨年の竜王戦七番勝負では図らずももろさを露呈したが、安定感はピカ一。やはり森内九段は外せないところである。
降級は藤井九段と谷川九段とした。谷川九段は棋士会会長の重責が足を引っ張ると思う。谷川九段のようなタイプは、将棋以外の仕事をさせたらダメなのだ。政治面はほかの棋士に任せて、ひたすら将棋だけを頑張るべきである。
藤井九段は強いのか弱いのか分からない。「藤井システム」が衰退したいま、藤井九段は何を得意戦法にしているのだろう。そこが見えない。ファンではあるけれども、希望と予想は違うのだ。

B級1組:昇級・佐藤康光九段、深浦康市王位 降級・畠山鎮七段、豊川孝弘七段
昇級は佐藤九段と深浦王位が固い。このふたり以外に推す棋士が見当たらない。
降級は、まずオジサン棋士の豊川七段を挙げた。個人的には応援したいが、やはり希望と予想は違う。
いまひとりが分からないが、畠山七段とした。これは何の根拠もない。強いて言えば、先日放映されたNHK杯将棋トーナメント戦で、窪田義行六段相手に、優勢の将棋を負けたのを観てしまったからだろうか。

B級2組:昇級・阿久津主税七段、戸辺誠六段
前期は頭ハネだった阿久津七段、今期の昇級は確実だろう。
あとひとりは戸辺六段とした。先ごろ入籍を果たした戸辺六段、公私ともども充実しているようだ。今期もその勢いを買う。

C級1組:昇級・広瀬章人五段、豊島将之五段
俊英ぞろいのC級1組だが、広瀬五段の実力はひとつ抜きん出ていると思う。今期こそ昇級であろう。
もうひとりは豊島五段とした。前期は10連勝のぶっちぎり昇級だったが、さすがに今期はそうは行くまい。しかし悪い将棋を拾って、何とか昇級しそうな気がする。

C級2組:昇級・糸谷哲郎五段、佐藤和俊五段、稲葉陽四段
糸谷五段は前期も推したが、もう一度期待する。やはりNHK杯や「将棋世界」勝ち抜き戦の豪快な勝ちっぷりが脳裡から離れないのだ。あのふてぶてしい面魂もいい。
佐藤五段は朝日オープンでの活躍が浮かぶ。将棋もしっかりしているという話だ。
もうひとりは、「棋聖戦男」の稲葉四段とした。しかしリーグ表をよく見ると、稲葉四段と佐藤五段は最終局で当たっている。これでは両者とも昇級する可能性は少ないが、もう決めちゃったから、今期はこの予想で行く。

というわけで、名人挑戦者からC級1組への昇級者まで、計14名を挙げさせていただいた。当たるも八卦、当たらぬも八卦。順位戦に参加することは棋士冥利に尽きると思う。6月からの10ヶ月間、皆さま悔いのない将棋を指してください。
コメント (10)
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