きょう15日は、島井咲緒里先生のお誕生日。おめでとうございます。
LPSA唯一のアイドル系女流棋士として、島井先生の存在は貴重です。癒し系のプニスマイルで、これからも対局と普及に努めてください。応援しております。
３月19日のLPSA金曜サロン、昼は島井咲緒里女流初段、夜は藤森奈津子女流三段（当時）の担当だった。今回は新旧アイドル女流棋士コンビである。きょうは島井女流初段との一戦を振り返る。
先日、私が女流棋界一の美人と勝手に認定した島井女流初段は、この日はブルー系の服に四角いメガネをかけていた。島井女流初段はブルーの服がよく似合う。昨年は体調不良で納得のいかない１年だったと思うが、現在はすっかり快復したようだ。先日発行された「Minervaファンクラブ会報」でも、船戸陽子女流二段のピンチヒッターとして編集作業を務め、読み応えのある会報を完成させた。
指導対局開始。島井女流初段との平手戦は８局めになるが、全局島井女流初段の振り飛車。そのうち６局が四間飛車だ。
「前回棒銀でしたよね。オオサワさん強いけど、穴熊指すのは大人気ないしなあ…」
島井女流初段に前回指導対局を受けたのは約1ヶ月前。その間、何局も将棋を指しているはずなのに、私の採った作戦を覚えているとは、あらためて（女流）棋士の記憶力に舌を巻いてしまう。しかしそのあとの一言はどうか。
島井女流初段は平手で２局、香落ちでも２局、私相手に穴熊を指している。本当に島井女流初段は記憶力がいいのか、混乱してしまった。
島井女流初段は10手めに☖７二銀と美濃囲いを明示。私は☗３六歩と急戦を目指したが、最強の布陣で待たれ、仕掛けを断念。５筋位取りを目指した。
31手め☗６五歩に、島井女流初段は☖６二飛。以下、６筋の歩を相手方に取らせるべく、お互い指し手を進める。ここで中盤の一局面を記してみよう。
上手・島井女流初段：１二香、１三歩、２三歩、３四歩、４三銀、４五桂、６一金、６二金、６三銀、６四歩、７二銀、７四歩、８二王、８四歩、９一香、９四歩 持駒：角、銀、歩
下手・一公：１七歩、１九香、２五歩、２八飛、２九桂、３六歩、４七歩、５六金、６五桂、６八金、７六歩、７八玉、８六桂、８七歩、９六歩、９九香 持駒：飛、角、歩３
☗８六桂☖６三銀打を利かしてから、☗５六金と歩を払った局面。ここで島井女流初段が☖５四銀左と形を整えたのがどうだったか。ここはふつうに☖６五歩と桂を払われて、こちらが苦しいと思っていた。もっとも☖６五歩には☗６四歩の叩き（☖同銀は☗７四桂）はある。
私は☗９四桂と跳ねる。これを島井女流初段が☖同香と取ったのが疑問手だった。すかさず☗９五歩と突いて、攻めがつながってしまった。
島井女流初段は☗７四桂ばかり気にして、端に跳ねられる手をまったく読んでいなかったそうだ。☗９四桂には、コワイようでも☖８一王と引くのが正着、というのが局後の結論。☗８二飛には☖７一王で耐えている。こう指されていたら、私が負けていたと思う。
本譜は☗９五歩以下の端攻めが存外厳しく、以下私の勝ちとなった。これで嬉しいサイン扇子のコンプリートとなった。〆が島井女流初段とはめでたい。
次の対局を楽しみにしています。
LPSA唯一のアイドル系女流棋士として、島井先生の存在は貴重です。癒し系のプニスマイルで、これからも対局と普及に努めてください。応援しております。
３月19日のLPSA金曜サロン、昼は島井咲緒里女流初段、夜は藤森奈津子女流三段（当時）の担当だった。今回は新旧アイドル女流棋士コンビである。きょうは島井女流初段との一戦を振り返る。
先日、私が女流棋界一の美人と勝手に認定した島井女流初段は、この日はブルー系の服に四角いメガネをかけていた。島井女流初段はブルーの服がよく似合う。昨年は体調不良で納得のいかない１年だったと思うが、現在はすっかり快復したようだ。先日発行された「Minervaファンクラブ会報」でも、船戸陽子女流二段のピンチヒッターとして編集作業を務め、読み応えのある会報を完成させた。
指導対局開始。島井女流初段との平手戦は８局めになるが、全局島井女流初段の振り飛車。そのうち６局が四間飛車だ。
「前回棒銀でしたよね。オオサワさん強いけど、穴熊指すのは大人気ないしなあ…」
島井女流初段に前回指導対局を受けたのは約1ヶ月前。その間、何局も将棋を指しているはずなのに、私の採った作戦を覚えているとは、あらためて（女流）棋士の記憶力に舌を巻いてしまう。しかしそのあとの一言はどうか。
島井女流初段は平手で２局、香落ちでも２局、私相手に穴熊を指している。本当に島井女流初段は記憶力がいいのか、混乱してしまった。
島井女流初段は10手めに☖７二銀と美濃囲いを明示。私は☗３六歩と急戦を目指したが、最強の布陣で待たれ、仕掛けを断念。５筋位取りを目指した。
31手め☗６五歩に、島井女流初段は☖６二飛。以下、６筋の歩を相手方に取らせるべく、お互い指し手を進める。ここで中盤の一局面を記してみよう。
上手・島井女流初段：１二香、１三歩、２三歩、３四歩、４三銀、４五桂、６一金、６二金、６三銀、６四歩、７二銀、７四歩、８二王、８四歩、９一香、９四歩 持駒：角、銀、歩
下手・一公：１七歩、１九香、２五歩、２八飛、２九桂、３六歩、４七歩、５六金、６五桂、６八金、７六歩、７八玉、８六桂、８七歩、９六歩、９九香 持駒：飛、角、歩３
☗８六桂☖６三銀打を利かしてから、☗５六金と歩を払った局面。ここで島井女流初段が☖５四銀左と形を整えたのがどうだったか。ここはふつうに☖６五歩と桂を払われて、こちらが苦しいと思っていた。もっとも☖６五歩には☗６四歩の叩き（☖同銀は☗７四桂）はある。
私は☗９四桂と跳ねる。これを島井女流初段が☖同香と取ったのが疑問手だった。すかさず☗９五歩と突いて、攻めがつながってしまった。
島井女流初段は☗７四桂ばかり気にして、端に跳ねられる手をまったく読んでいなかったそうだ。☗９四桂には、コワイようでも☖８一王と引くのが正着、というのが局後の結論。☗８二飛には☖７一王で耐えている。こう指されていたら、私が負けていたと思う。
本譜は☗９五歩以下の端攻めが存外厳しく、以下私の勝ちとなった。これで嬉しいサイン扇子のコンプリートとなった。〆が島井女流初段とはめでたい。
次の対局を楽しみにしています。
