一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

お客様はいつも正しい。

2009-08-15 00:02:10 | 旅行記・沖縄編
今日は、きのう14日のとっておきの出来事を書こうと思ったのだが、別の機会に記す。どうしてもここにぶちまけたくなったことがあるので、というか、ついに我慢の限界になったので、書いてしまう。どうせ私のブログだから、誰に気兼ねすることもないんだもんね。

今回の八重山旅行では、石垣島をおもな根城にしている。その宿を仮にYとしておこう。ここは市内でも有名な「おばぁ」がオーナーなのだが、高齢なのでヘルパーさん(女性ひとり)が仕事を一手に引き受けている。ヘルパーさんは、女子大生のときもあれば、家事手伝いの女性のときもあり、宿泊していた女性がヘルパーさんに変身ときもあるなど、さまざまだ。ただハッキリしていることは、数週間単位で、ヘルパーさんが替わる、ということだ。私が石垣島を訪れれば宿泊候補の上位にする宿である。
今回私が宿泊したのは9、10、12、14日の4日間。9日朝に石垣島に来て、さっそく携帯電話で連絡を取ったが繋がらず、午前中にもかかわらず直接宿に向かった。もし台風の影響で満室なら、別の宿を探さなければならない。しかしそれは杞憂だった。宿のドアを開けるとヘルパーさんがいて、ちゃんと泊まることができた。
連絡不能は、結局私の携帯電話がおかしい、ということになった。それはそれでよい。しかしこのとき、ほんの少しだが、ヘルパーさんのツッケンドンな感じが気になった。
この日の宿はやたらと八重山諸島に詳しい一人旅の男性3人(まるで3人旅のように仲がよかった)と、もうひとり男性がいた。ほかに夫婦と娘の家族が夜の9時に来るということだったが、時間が過ぎても来ない。
そこで私は、「約束の時間を違えるということは、来ないと思いますよ。そういう例はよくあります」とヘルパーさんに言った。しかしその家族はきた(夫婦と娘)。飛行機到着の時間が遅れたからで、無断キャンセルではなかったらしい。
このあと私は、聞かれもしないのに、この日石垣島であった将棋のイベントのことなどをペラペラと話した。しかしみんなの関心はまったく惹かなかった。
そして私は、ブログを書くべく、夜11時すぎに宿を出た。この宿はホワイトボードに自分の名前と帰宅時間を書けば、遅い時間での外出も大丈夫なのだ。
いま思えば、この「オレはみんなとは違うんだ」という言動が、ヘルパーさんの反感?を買ったのかもしれない。
その後も私のこの宿の宿泊は続いたが、それからヘルパーさんは、こちらのやることに、いちいち物言い??をつけるようになった。いやこれは気のせいなのかもしれない。よく分からない。しかしここらあたりから、ふたりの間に溝ができたと思った。少なくとも、私が過去に泊まったときのヘルパーさんには抱かなかった感情だ。
14日、私は黒島から朝一番の高速船で石垣に戻り、港から近いこの宿に荷物を置きに行く。時刻は午前9時半ごろである。すると私がいた大部屋に、前述した家族の娘が、まだ寝ているという。この家族は、この日までここに宿泊し、この日の午前中に出発予定だったのだ。
それならと私が玄関のあがりかまちで、外出用に荷物を小分けにする。すると、
「荷物は玄関に置かないでください。邪魔になりますから」
ちょっ…そんなことは言われなくても分かっている。本日自分が使うべき部屋がまだ空いていないからここで仕分けしたまでで、荷物を分ければ、こんな汚い旅行カバンは、目立たないところに置く。
こちらもムッとしたまま宿を出る。そしてきのうの夜9時、宿に戻った。
玄関のすぐ前が食堂兼談話室になっていて、ヘルパーさんが女性の宿泊客と話していたが、ヘルパーさんはこちらをチラッと見ただけで、何も言わない。
その後私は10時半すぎに、このブログを書くべく宿を出たのだが、談話室にいたヘルパーさんは、女性客と話をしたままで、またも何も言わなかった。
これ、宿泊客(私)にとる態度といえるだろうか。「行ってらっしゃい」の一言ぐらい、あるべきではないのか。いいか、そのヘルパーさんに言っておく。仮にこちらの態度に問題があったとしよう。しかしそのヘルパーさんは大事なことを忘れている。それは、「私(一公)がお客様」だということだ。
昔、テレビドラマ「HOTEL」で、東堂克生役の松方弘樹が、「Guest is always right. お客様はいつも正しい」と言った。まさにそのとおりであろう。
これ、同じことが将棋の世界にも言える。男性棋士でも女流棋士でもいいが、指導対局や教室などで、「私は偉いんだ」などという態度で将棋ファンに接したら、間違いなくその棋士の評判は落ちる。しかし将棋ファンは表立って文句を言わず、黙って去っていくから、本人は、なぜファンが減ったのか分からない。
ちなみに、私が泊まっているこの宿のクチコミは凄まじい。悪い評判が立てば、すぐに宿泊の数は落ちる。たとえば14日は、私のほかに男性1名、女性2名である。まだお盆休みの最中だというのに、この数字はいかにも少ない。これ、私のほかにも同じ感情を抱いた人が、ほかの宿でも言いふらしているということはあるまいか。
問題は今日15日の朝である。ヘルパーさんが私に対してこれまでと同じ態度だったら、連泊はしない。ヘルパーさんが柔和になり、「ヘルパーさんの言動はオレの勘違いだった」と思えば、八重山諸島最後の夜を、この宿で迎えることにしよう。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする