一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

謝罪文

2009-08-25 00:38:04 | 将棋雑記
それは6月12日(金)のことだった。私は東京・将棋会館の女流棋士スーパーサロンで、藤田綾女流初段に指導対局を受けていた。そのとき藤田女流初段はピンクのお召しもので、それがあまりにもかわいらしかったから、私はブログ上でそれを絶賛した。ところが、ついでという感じで「LPSAに、この(ピンクの)衣装が似合う棋士がいないのがつらい」と書いたのが、事の発端となった。
翌週19日のLPSA金曜サロン。この日は藤田麻衣子女流1級と船戸陽子女流二段の担当だった。
藤田女流1級は紺の半袖ブレザーだったが、その下は色鮮やかなショッキングピンクのワンピース。いつもの藤田1級とのイメージとは違うが、よく似合ってはいる。しかしあまり見慣れない色なので、私は怪訝に思った。
いっぽう夕方に現れた船戸女流二段は、パジャマ(ネグリジェ)風の、これまたピンクのワンピース。え? こ、これは…。私の中に、妙な緊張感が宿る。
5時30分になり、大盤解説の時間となったが、ピンクの洋服のふたりが並ぶのを見て、私はいやな汗が背中を伝うのを感じたのだった。
これは、私の先日の、「LPSAにはピンクの服が似合う棋士がいない」との記述に対する無言の反撃ではあるまいか。それを誰かが放課後に質すと、ふたりともニコニコと笑ってはいたが、否定はしなかった。私もつられて笑ったが、その顔は完全にひきつっていた。
例の書き込みは長文の中でチョロッと触れただけなのに、ふつうの歩の突き捨てを、指し過ぎとしてすかさず咎められた形だった。
ところが話はまだ続く。後日R氏のブログを見ると、6月15日のLPSAマンデーレッスンでも、藤森奈津子女流三段が、ブラウスの上にピンクのセーターらしきものを、かわいらしく着こなしていた。
うっ…まさかこれも…私がR氏のブログを見ると見越しての、藤森女流三段の無言のメッセージだったのだろうか。
しかしそのブログをさらに詳しく見ると、船戸女流二段は「会員の言葉で、私の着る洋服が左右されるわけがありません」と述べていたので、あのピンク攻撃はタマタマだ、と思うことにした。
ところが、7月26日の社団戦のときである。私はLPSA星組として、ピンクのゼッケンを着用していたのだが、休憩中にLPSAブースに遊びに行くと、藤森女流三段が「そのピンクのゼッケン、よく似合いますねー」と、にこやかに言うではないか。
私はこのとき、社団戦初参加で極度の緊張状態にあり、返事も上の空だったのだが、これが「ピンク発言」に対する強烈な嫌味だと気付いたのは、その夜の打ち上げの席で、棋友に確認したときだった。
「一公さん、(あの嫌味に)全然気付いてなかったの?」
と笑われた。
やっぱり、LPSAの女流棋士は、あの6月14日の書き込みに青筋を立てていたのか…。
そしてその極め付けが、21日の金曜サロンであった。船戸女流二段のピンクダイナマイトチャイナ風ドレス・スリット入りの艶やかないでたちは、私たちの度肝を抜いた。
まったく、ホレボレするくらいに見事な着こなしだったが、あの色は偶然だろう、「ピンク発言」に反応してのものではないだろう、とは思っていた。
ところがである。閉席後の食事会では、「いや、あれはピンク発言への抗議だ」「あれは一公さんのために着てきたものだ」との意見が飛んだ。まあ、前回だって本人が否定していたんだから、あの色の選択は偶然だとは思うが、藤田女流1級や藤森女流三段を含め、あれだけ鮮やかなピンク攻撃をされては、「LPSAにはピンクの服装が似合う棋士がいない」という発言は撤回せざるを得ない。
ここでLPSAの皆さまには、6月14日の書き込みを深くお詫びするとともに、以下の言葉をあらためて贈らせていただく。

「LPSAは、ピンクの服も着こなせる棋士ばかりである」
コメント (6)
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