女優の月見栞さんが急病になり、先月某所でのイベントが中止になってしまったらしい。彼女と会うのを楽しみにしていたファンはさぞ残念だったろう。栞さんは幸い快復したが、女優も棋士も、体が資本。体調管理にはくれぐれも万全を期してほしい。
ところで3日発売の雑誌といえば「将棋世界」だが、今月は「週刊プレイボーイ」もそうだ。月見栞さんが「全裸で暑中お見舞い」のタイトルでグラビアに登場している。もちろん私は購入した。これから鑑賞するのが楽しみである。
7月24日のLPSA金曜サロン、この日は翌日に第3期マイナビ女子オープン・予選一斉対局を控えていたので、昼の部は現役を引退された大庭美夏女流1級、夕方の部は、本戦シードの中井広恵天河が担当した。
この日は小学生低学年と思しき女の子がいた。植山悦行手合い係が、私との対局を付けてくれる。
「六枚落ちでお願いします」
「これは…私が負け(てあげ)るんでしょうか」
「当然です」
私はこういう将棋が苦手である。どうしてもうまく緩めることができない。
困惑しながら、対局開始。女の子は六枚落ちの定跡は知っているようだったが、△8四歩と変化したら、たちまち女の子の指し手がおかしくなってしまった。
遅ればせながら私も緩手を指すのだが、うまく咎めてくれない。最後は力づくで負けたが、つくづく将棋は負けにくいものだと思った。
あとで分かったのだが、このものすごく可愛い女の子は、大庭美夏女流初段のお嬢様だった。いやいや、いまからこれだけ指せれば大したものである。ちなみに藤田麻衣子女流1級の息子さんも、よく将棋の駒に触れているようだ。おふたりの成長が楽しみである。
さて、お母さんの大庭美夏女流1級との指導対局である。念のため記しておくが、名前は「美夏」である。「美香」だと、同じ姉妹でも叶姉妹になってしまう。
大庭女流1級に教えていただくのは3月に続いて2回目だが、大庭女流1級は、指導相手の力を存分に引き出す指し方をされる。ケレン味のない、まっすぐな将棋である。お顔も柔和だし、とくに初心者向けの講師に最適だと思う。
ちなみに私の「どうぶつしょうぎ」初対局が大庭女流1級だった。もちろん勝つ気満々で対局に臨んだが、こちらが捨て駒をしたのが大悪手で、以下木端微塵に吹き飛ばされた。
本局は終始難しい将棋が続いたが、大庭女流1級に「勝負」の意識はなく、なんとか拾わせていただいた。
その後、お嬢さんが「平手で指したい」と所望するので、また相手をさせていただく。
その平手戦は、お嬢さんが1手損角換わり?に出て、棒銀対右玉という、格調高い将棋となった。
お嬢さんは駒落ちの定跡よりも、平手の定跡のほうが頭に入っているようだ。こちらは成り駒を何枚も作るが、相手の駒を取るわけにいけない。なんということだ。
けっきょく最後は、△3六金打▲3八玉△3七香(竜の横利きがあるので、▲4八の銀で取ることはできない)で、見事に詰まされた。
繰り返すが、この歳でこれだけの将棋を指せれば、将来が大いに楽しみである。私もやがて、お嬢さんに駒を落とされる日が来るのだろうか。
ところで3日発売の雑誌といえば「将棋世界」だが、今月は「週刊プレイボーイ」もそうだ。月見栞さんが「全裸で暑中お見舞い」のタイトルでグラビアに登場している。もちろん私は購入した。これから鑑賞するのが楽しみである。
7月24日のLPSA金曜サロン、この日は翌日に第3期マイナビ女子オープン・予選一斉対局を控えていたので、昼の部は現役を引退された大庭美夏女流1級、夕方の部は、本戦シードの中井広恵天河が担当した。
この日は小学生低学年と思しき女の子がいた。植山悦行手合い係が、私との対局を付けてくれる。
「六枚落ちでお願いします」
「これは…私が負け(てあげ)るんでしょうか」
「当然です」
私はこういう将棋が苦手である。どうしてもうまく緩めることができない。
困惑しながら、対局開始。女の子は六枚落ちの定跡は知っているようだったが、△8四歩と変化したら、たちまち女の子の指し手がおかしくなってしまった。
遅ればせながら私も緩手を指すのだが、うまく咎めてくれない。最後は力づくで負けたが、つくづく将棋は負けにくいものだと思った。
あとで分かったのだが、このものすごく可愛い女の子は、大庭美夏女流初段のお嬢様だった。いやいや、いまからこれだけ指せれば大したものである。ちなみに藤田麻衣子女流1級の息子さんも、よく将棋の駒に触れているようだ。おふたりの成長が楽しみである。
さて、お母さんの大庭美夏女流1級との指導対局である。念のため記しておくが、名前は「美夏」である。「美香」だと、同じ姉妹でも叶姉妹になってしまう。
大庭女流1級に教えていただくのは3月に続いて2回目だが、大庭女流1級は、指導相手の力を存分に引き出す指し方をされる。ケレン味のない、まっすぐな将棋である。お顔も柔和だし、とくに初心者向けの講師に最適だと思う。
ちなみに私の「どうぶつしょうぎ」初対局が大庭女流1級だった。もちろん勝つ気満々で対局に臨んだが、こちらが捨て駒をしたのが大悪手で、以下木端微塵に吹き飛ばされた。
本局は終始難しい将棋が続いたが、大庭女流1級に「勝負」の意識はなく、なんとか拾わせていただいた。
その後、お嬢さんが「平手で指したい」と所望するので、また相手をさせていただく。
その平手戦は、お嬢さんが1手損角換わり?に出て、棒銀対右玉という、格調高い将棋となった。
お嬢さんは駒落ちの定跡よりも、平手の定跡のほうが頭に入っているようだ。こちらは成り駒を何枚も作るが、相手の駒を取るわけにいけない。なんということだ。
けっきょく最後は、△3六金打▲3八玉△3七香(竜の横利きがあるので、▲4八の銀で取ることはできない)で、見事に詰まされた。
繰り返すが、この歳でこれだけの将棋を指せれば、将来が大いに楽しみである。私もやがて、お嬢さんに駒を落とされる日が来るのだろうか。