「恐れ入りますが・・・」 「申し訳ありませんが・・・」 「悪いけど・・・」
など、何か依頼する前に使う枕詞のようなクッション言葉。
これらには特段謝罪の意味を含んでいないので良いですが、
このような本来謝罪で使うべき言葉を使ってしまうと、
脳の中では「謝っている」と勘違いして、
その後も無意識に謝ってしまう場合があります。
例えば・・・社内で別部署の人に業務を依頼する場合
Aさん「悪いけど〇〇の書類が揃ったら、こちらまで持ってきてもらえるかな?」
Bさん「了解しました。揃ったらお持ちします。」
このあとには何と言えば良いでしょう?
1番「 〇〇〇・・・・ 」
そして届けてもらったときには何と言えば良いでしょう?
2番「 〇〇〇・・・ 」
「悪いけど・・・」と言い始めた場合、ついつ依頼した後の1番も
Aさん「悪いね。申し訳ない!」と言ってしまったり、
届けてもらったときの2番の場面でも
「悪いね。申し訳なかったね。」なんて言ってしまう可能性があります。
ですが、このように二度も三度も「悪いね」と言われると
言われている方は、クッション言葉を逸脱して謝られている気分になります。
すると、悪いことをしてもいないのに「謝られている」となると、
何だか自分が相手に対して謝罪を要求してしまっているのか?
という心理状態になりかねません。
それはときとして相手を “謝罪要求している「ワル者」”に
してしまう可能性があるので要注意です。
なので、依頼したあとの1番の場面では
「宜しくお願いします。」とか「頼みます」と言えば良いし、
届けてもらった2番の場面では
「ありがとう」と言えば良いのです。
「感謝」 と 「謝罪」 の言葉の使い間違いは
相手の “不快” を引き出す可能性がありますので
充分気を付けて使いたいですね♪(*^-^*)